新編・伊勢物語 第三百六十九段 敦賀市駅前の像 星原二郎第三百六十九段 敦賀市駅前の像 昔、男ありけり。今も男ありけり。その男、敦賀へ立ち寄りけり。駅前に立ち寄りて、歌を 敦賀市の 駅前にたつ 武人像 都怒我阿羅斯等 かなしげに見ゆ 駅前の 都怒我阿羅斯等の 像見れば 角の飾りの 兜かぶれり 旅と来て 角(つぬ)鹿(が)の地図を 飽かなくも 眺めて吾は 地酒酌みつつ 気比神宮 境内にして 祭神と 都怒我阿羅斯等を まつるみ社 観光の ひとさはに詣づる 境内に 静まりいます 角鹿神社は と、詠み 静謐なる気の流るる中、参りけり。