新編・伊勢物語 第三百三十一段 ボブ・デュラン氏のノーベル文学賞の受賞 星原二郎第三百三十一段 ボブ・デュラン氏のノーベル文学賞の受賞 昔、男ありけり。今も男ありけり。 その男、平成二十八年十月十四日の新聞にて ボブ・デュラン氏のノーベル文学賞の受賞の ニュースを知りて歌を 今もなほ ボブ・デュランの 濁声(だみごゑ)の 「朝日のあたる家」 聴き飽かぬかも と、詠み 昭和五十年代の初め 知人の影響により聴きはじめし ボブ・デュラン氏の栄誉を讃へけり。