ちょっと長くなりますが
お付き合いいただけたら嬉しいですクローバー
 
 
 
新潟で初めての「暮らしの中のどうぶつたちをかんがえる」
勉強会に出席してまいりました。
 

 
 
オーガニックマーケットも同時開催され
農薬を使わずに育てられたお野菜や
 
 
 
安全なあぜ道でとられたつくし!
 
 
クレソンやイタリアンパセリなどのお洒落なお野菜!
 
 
 
平飼いで育てられた卵の、珍しい6種類食べ比べセット!
 
動物や環境に配慮した育て方は共感を呼び、すべて完売!
そりゃそうだ!!
 
 
NDN新潟動物ネットワーク主催のこの勉強会
会場を埋め尽くす聴講者!!
 
興味を持つ方がどんどん増えている分野のようですね。
 
 
キーワードは 「アニマルウェルフェア」。
聞いたことありますか?
 
 
 
動物が意識ある存在であることを理解し、
たとえ短い一生であっても、動物の生態、欲求を妨げることのない環境で、適正に扱うこと。
 
1、飢餓と渇きからの自由
2、苦痛、傷害または疾病からの自由
3、恐怖及び苦悩からの自由
4、不快さからの自由
5、正常な行動ができる自由
6、喜びなどポジティブな体験ができる自由
 
 
これが「アニマルウェルフェア」というものだそうです。
 
 
 
今日はアニマルライツセンター代表の岡田千尋さんが
産業動物や、毛皮、衣料、動物実験などなどの
日本と海外の事例を紹介してくださいました。
 
 
ショックだったことは・・・
 
日本は先進国でありながら、動物福祉の考え方や仕組みが
かなり遅れていて、取り残されているという現実。
 
EU、アメリカ、中国、韓国、台湾の方が
国の理解が進んでいて法律もしっかりしていると。。。
 
 
 
畜産動物たちは、私たちの口に入るために育てられていますが
だからと言って、どうせ殺される動物だからと言って、
生ある時に必要以上の苦痛や恐怖、不快を与えることは
絶対に良くないことだと、思います。
 
というか・・・知らなかった現状。
 
というか・・・知ろうとしてこなかった自分。
 
 
私たちが毎日いただいているお肉が
どんな環境で、どんな道を通ってきたのか
知る必要がありそうです。
 
 
なぜ知らなければならないのか・・・。
 
動物たちがかわいそうだから。 それも大きな理由です。
私たちは「いただきます」というだけで、済ませてはいけない気がしました。
 
 
もう一つの理由。
私たちの体に入る物が本当に安全であるためには
このアニマルウェルフェアで育てることが有効だということ。
 
※興味深いスライドです。大きくして見てみてください。
 
 
動物は怪我や病気を自然の中で
自分で治す力を自然と持っているそうです。
 
あくまでもその動物らしく生きる環境があれば・・・の話。
 
 
今の日本では豚さんも鶏さんも牛さんも
身動きがほぼできないほど狭いケージに入れられて
一生を過ごしているそうです。
 
だからその治癒能力はもてません。
ということで、どうしても抗生物質を投与せざるをえないとか。
 
 
これを何とか出来たら・・・いいなって思いました。
 
 
簡単なことではありません。
島国日本では飛来する渡り鳥からの感染なども懸念されますし
まだまだ仕組みができていません。
 
 
でも!すでに始めている養鶏場や牧場もあります。
平飼い養鶏のひよころ鶏園の川内さんの信念もかっこよかったなぁ!
http://hiyokoro.mt.shopserve.jp/

興味のある方はぜしアップアップアップ

 
 
新潟に動物園を作りたい!という運動をしている方もいらっしゃいますが、私個人としては大反対です。
流行のフクロウカフェも大反対。
 
 
 
今まで、なんとなくわかったつもりでいたような事例を
しっかりと教えていただくことができました。
辛かったです。
でも、知ることができて本当によかった。
自分にできることから始めていこうと改めて思いました。
 
 
必要以上に、過剰に生産されている食肉や
ファストファッション、効率や営利第一主義の背景には
「物」のように残酷に扱われている弱者、動物たちが
たくさんたくさんいることを胸に刻みました。
 
 
 
動物を見世物にすることをやめ、
安易な娯楽を動物に求めない。
 
「楽しさから 正しさへ」
 
子供たちに裏も表も全部見せられる日本の動物事情に
なっていってほしいと強く願います。
 
 
とりとめなくなっちゃいましたが
とてもここには書ききれません。
少しずつでも意識を変えて行動していけたらと思います。
 
 
素晴らしい機会をありがとうございました。
NDN新潟動物ネットワーク様、
岡田千尋様、
川内寛之様、
 
どうぞこれからもよろしくお願いいたしますクローバー