先日、新潟水俣病講演会におじゃましました。
水俣病、新潟水俣病のフォーラムなどに関わらせていただき
約5年が経ちました。
毎回、深く考えさせられ、学びをいただき、勇気もわきます。
水俣病、新潟水俣病の問題は「被害者はかわいそう」と
他人事のように思っているうちは解決しない、
今現在まで継続している大変な問題です。
熊本で患者さんたちと様々なことに挑戦していらっしゃる
スーパーウーマン ほっとはうす代表の加藤タケ子さんの講演。
タケ子さんの存在はどれほどの人々の生き方に影響を与え
患者さんやご家族の支えになってきたことでしょう。
熊本出身でもなく、家族に水俣病患者がいたわけでもないのに
人生をかけてこの問題に果敢に立ち向かっているタケ子さん。
「タケ子さんは人の心の痛みが人よりも感じられる女性」 と、
一人の小学生が表現したそうですが、まさにその通りだと思いました。
全国ではがん教育が始まります。
それはがんがとても身近な国民病となったから。
せめて熊本と新潟ではこの身近な人々が今なお苦しんでいる水俣病の問題を子供たちの授業で取り上げてほしいなと思います。
もちろん県内でも積極的に教育に取り入れている学校があります。
その中の新潟市立鳥屋野小学校、新潟市立新津第二小学校、
阿賀野市立水原小学校の5年生が実際に熊本に研修に行ったことを報告しました。とても立派でした。
また新潟医療福祉大学、新潟市立南浜中学校、阿賀野市立水原小学校、新潟県医療ソーシャルワーカー協会の代表の先生方も
水俣病、新潟水俣病の教育現場のことを発表されました。
私はまだまだ不勉強で、皆様のお話から沢山の初めてのことを学ばせていただき、自分の人生についても考えさせられました。
加藤タケ子さんからいただいた一冊のきれいな本。
若槻菊枝さんという新潟出身で、新宿でノアノアというバーを経営される豪快な女性の記録。
熊本日日新聞社から発売されました。
店先に募金箱を置いて、
水俣病患者さんの活動を大きく支えた存在だそうです。
ゆっくり読み進めています。
ほんと・・・豪快な女性です。面白いです。
加藤タケ子さんや若槻菊枝さん・・・
他にも、憧れるのはやはり強い女性・・・。
強いと言っても共通しているのは一貫して弱いものを守りたいという強い気持ちがある方々。
素敵な女性にお目にかかる機会をいただける
このお仕事、ありがたい限りです。