今日は新潟水俣病公式確認50年式典の司会でした。



日本の4大公害、新潟水俣病。



公式確認から50年という節目の年を迎えています。







とても大切な式典でした。



新潟水俣病被害者を代表して小武節子さんは


「この50年 一日たりとも心と体が安らかだったことはありません。」


「何の気兼ねもなく水俣病のことを話せる社会を望んでいる。」


「潜在患者を含む全ての被害者が救われる日が来るように・・・」



静まる会場に響く小武さんの高い声に

ことの重さと悲惨さ、悲しさを感じました。





昭和電工株式会社の 高橋会長も登壇し

新潟水俣病被害者の方々に陳謝し


「重く受け止め二度と繰り返さぬよう全身全霊を・・・」 と。






50年も経つのに、未だ全面解決していないこの問題の根深さを

泉田裕彦新潟県知事、篠田昭新潟市長

そして望月義夫環境大臣のお話を聞いて感じました。





当たり前の生活をしていた人々が被害を受けてしまった。


本当は原因がわかっていたのにも関わらずすぐに止められなかった。


死者まで出るほどの大きな被害があったのに責任がどこにあるのか

迅速に認められなかった。



未だに新潟水俣病に対する偏見や差別があり、

正しい知識を県民にさえ届けられていない。




50年という年月が 解決するに足らぬというなら

あとどのくらいかければいいのか。。。



患者さんだって、もうご高齢です。






この公害のことの始まりから今日までの流れ。。。。


私たちはここから学ばなければなりません。


同じことを繰り返しているように感じます。




一番大事なのはお金や名声じゃない。


みんなの「命」「健康」だと。。。思います。









リハーサルの間にいただいたお弁当。 美味しかった。

新潟水俣病の被害者の方だって、こうして当たり前に美味しく

地魚を食べていただけなのにな。。。
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そんなことをごちゃごちゃと 司会をしながら稚拙な頭で考えてた一日でした。