育児やら何やらバタバタしがちな日常 in イギリス -3ページ目

育児やら何やらバタバタしがちな日常 in イギリス

イギリスでの生活、子供たちのことなど。

* これ、今週の月曜日に書き始めて、ポチポチ1週間近くにわたって書いたので、既にして若干話題が古い部分がありますが、許して欲しい。

 

 

さて、のっけからローカルなんですけど、私、Happy Valley(BBCの連続ドラマ)が終わっちゃって、どうしたらいいのか分かりません。

 

未だかつて、こんなに周りの誰も彼もが見ていたドラマがあっただろうか、いやない(反語)。

 

と、いうくらいに、本当に誰もが見ていたドラマなんです。

 

最終回の直前の、ママ友たちのFBグループやWhatsApp(日本でいうLINE)での盛り上がりったらなかったですよ。

 

これこれ。BBC サイト

 

 

 

あのハリー王子(日本だとヘンリー王子?)のインタビューまでも、そっちのけにして(視聴率的に)、英国民が見ていたあのドラマですよ、奥さん。

 

ていうか、私普段はほんっとうに全くテレビを見ないんですよね。

 

ガチで時間がない(これも息子のテニス待ってる間に書いてる)のと、テレビがついてると子供がCbeebies (= BBCの子供チャンネル)見たがるので。

 

でもこのHappy Valleyだけは、あんまりにも周りが見てるんで、料理しながらうっかりちょっとだけ見たら鬼のように止まんなくなって、毎日の料理中とか子供が寝静まった後に、睡眠時間を削ってせっせと見てたんよ!

 

終わってしまった今、喪失感がパないっす(死語)

 

 

 

あと、テレビで思い出したんですけど。

 

先週末なんですけど、息子がサッカーの試合中に頭をぶつけて帰って来たんですよね。

 

息子がドリブルしてるところに、相手のチームの子がタックルしようとして頭がぶつかったようなんです。


その場にいた夫が言うには、格別アグレッシブなタックルには見えなかったと言うので、間が悪かったんだと思います。

 

ただ当たりどころも悪かったみたいで、息子ったらギャング映画に出てくる人みたいに、目の周りにあざができて腫れるし、私まさに

 

😱

こういう感じ。

 

ていうか、息子ってば本当に怪我が絶えなくて、もうやってられないぜ。

 

 

怪我が多い。

 

 

しかも、今年に入ってから、息子、今まで一度もやったことがないのに、そして体格が良いわけでもないのに、足が速いってだけで学校のラグビーチームにスカウトされたんですよ。


(本人調子こいてるけど、学年が上がって子どもたちの体格にガンガン差が出てきて、ガタイが良くて脚が速い子とか出てきたら、彼の天下は速攻終わるであろう、との夫と私の見通し。夫も子供の頃ラグビーの学校のチームに入っていたけど、夫も痩せぎすなので10歳過ぎた頃から活躍できなくなってやめた、という歴史あり)。

 

で、他の学校との対抗戦になると授業が休めるので、本人喜んで参加したもんだから、今回ほど大事じゃないにしても、もう足のアザとか膝から血が出てるとかは、文字通り日常茶飯事なんですよね。

 

まあ、それはともかく。


それで今回の怪我は、一応その場にいたファーストエイド(first aid, 応急処置をする訓練を受けた人)が見てくれて、冷やしてたりしてくれたんですけどね。


当然ながら、その日は安静にしているように言われて、まあ週末は珍しく家にいてテレビのサッカーの試合見てたんですよ。

 

そうしたらさー、私ってばサッカー全然詳しくないんで、驚くほど知らなかったんですけど。

 

今イギリス(イングランド+スコットランド)って、結構日本の選手いるのね。詳しい人からしたら、今更だよ!って感じなんでしょうけど。

 

特にブライトンの三笘選手。


今の時点で、7試合出場で5得点ですかね*

むっちゃ、評価高し!

 

* これ書いてた時点ではそうだったんだけど、今日(土曜)の試合で得点無かったから、8試合出場で6得点になりましたん。


先週のゴールもそうですけど、特に先々週末の対リバプール戦での活躍は

 

Technical brilliance (最高の技術)

 

とか

 

三笘のここぞという時に見せる決断力は素晴らしい。それは冷静さというか、落ち着きといった以上のものだ。時に信じ難いほどのプレッシャーの中で見せる、三笘のまさに意表をついたアプローチは本当にスペシャルなものだ。

 

とか、軒並み解説者がベタ褒めで日本人として鼻が高かったですよ!(最近までブライトンにいることも知らなかったくせに)

 

頑張って益々活躍してほしい!三笘選手。




そうそう、またまたオバさん丸出しで、話題がコロコロ変わりますけど。

 


サッカーと言えば!

 


ちょっと聞いて欲しい。

 

あのですね。息子の友達にT君という子がいるんですよね。

 

息子とT君は保育園でずっと仲良しだったんです。

で、T君には妹ちゃんがいて、その子もうちの娘と同じ歳で現在同じ保育園に通っている上に、私と奥さんが仲良い関係で、息子同士も小学校は別になっても、未だにそれなりに仲がいいんですけど。

 

そのT君のお父さんって、もう無茶苦茶、T君のサッカーに力入れてるんですよね。

 

なんか自分も昔サッカーやってて、どっかのプロチームのジュニアキャンプのメンバに選ばれたこともあるとかないとか。


まあ、要するに自分の若き日にサッカーにかけた情熱を、子供に投影して熱くなってるおっさんなんですけど。

 

ちょっとA君のパパと同じ種類のタイプ。

この暑苦しい熱血なパパな。

 

 

そんな父親と、小さい時から毎日ずっとボールを蹴ってたT君(本当にもう、3歳になる前からサッカーボール蹴ってた)、サッカーがすごい上手いんですよ。

 

なんかボールの扱いとか、足捌きって言うんですかね、コントロールが、その辺の子と全然違うの。


まさにボールは友達だ!って感じ。

 

で、うちの息子もサッカー好きだし、学校の放課後のサッカークラブも楽しんでるしなので、T君に誘われて去年の春までうちの息子もT君と同じサッカー教室(football coaching)に通ってたんですよね、毎週土曜日。


(去年の春でサッカー教室は卒業して、今は別々の地元のチームに所属してプレイしてます。)

 

そうしたらさー、そのサッカー教室で一緒だった時、T君のパパが激ウザかったんですよね。

 

誰も頼んでいないのに、そしてコーチでもなんでもないのに、無駄に息子のプレイについて何度もアドバイスしてきたり。


何度も言うけど、コーチでもなんでもないのに、試合中も大声で指示飛ばしたりするし(なので他の親やコーチのウケは悪かった)。

 

なんかあっちこっちの地元のチームの関係者に知り合いがいて色んな情報が入ってくるのがすごい自慢らしくて、英語でName droppingっていうんですけど、会話の最中に無意味にどこどこのチームの誰々がとか、固有名詞を挟んでくるのさ。

 

こっちは会話の途中に、突然あったことのない人の名前を聞いてもわからんから、え?みたいな顔するとドヤ顔で、

 

「知らないだろうけど、俺あのチームのマネージャーと知り合いで」、とか、だから何じゃ。


所詮は子供のサッカーだしな。

しかも6-7歳の。


ただ、イギリスにおけるサッカーの典型的なプロへの道というのは、


いわゆるGrassroot clubs (地元のクラブ)で活躍

スカウトされて地元のプロチームのアカデミーに参加


もしくは、


地元のプロチームのアカデミーのトライアルに参加


って感じなので、T君のパパ的には、まあ、プロまでは行かないでも、T君が地元のクラブでブイブイ言わせて(驚くほど死語)スカウトされてアカデミー、くらいは普通に狙ってたんじゃないでしょうか。


まあ実際、T君上手かったしな。


 

で、そんなこんなしているうちに、こういうことには鈍感な夫が流石にムカッとしたことがあったんです。


 

息子がサッカー教室に通い出してから数ヶ月してからのことです。



ある朝、娘を保育園に送りに行った夫が、ばったりT君のパパに会ったんですよね(娘同士同じ保育園に行ってるから)。で、

 

「息子君、最近サッカー教室どう?」

 

ってうちの息子のこと聞かれたんで、夫がバカ正直に

 

「本人は楽しんでるよ。

でも、あのサッカー教室、最近コーチの数が足りてないし、コーチングの質が落ちてきた気がする。」

 

って答えたんですよ。

 

夫は、痩せぎす眼鏡で線が細いインテリ面なので、運動苦手に思われがちなんですけど、意外や意外、高校時代はサッカーの学校選抜選手だったので、何も知らない人が知ったかぶって言ってるわけでもなかったわけなんですけど。

 

したらですよ、もともとT君に誘われて入ったサッカー教室について、ヒョロヒョロメガネがなんか言ったのにカチンときたんでしょうけど。


バイバイした直後に、T君パパから夫に来たテキスト。



やあ、[夫の名前]。

そうだね、最近コーチングの質はそれほど良くないね。

コーチがもっと歩き回って、子供達を指導するべきだし、子供の数に対するコーチの数の割合も最適じゃないし。


でも、もし自分の子供に平均以上のレベルになって欲しいなら、サッカー教室だけじゃなくて、親が子供と週に1、2時間は一緒に練習しなきゃだめだよ。


[T君]は、土曜日(のサッカー教室)に加えて、学校の友達に(T君と)同じくらいのレベルの子がいるからその子と自主練習してるよ。


多分、[R君(サッカー始めたばかりの新入りの子)]とか、息子君と一緒に練習するかもよ。コーン(サッカーの練習用に地面に置く赤いとんがりコーンな)とか持っていくといいよ。


もしくは、他にもサッカー始めたばかりの子で、息子君と一緒に練習したい子がいるんじゃない?


微妙に失礼なヤツ。


T君パパ、何回も繰り返しますが、サッカー教室のコーチでもなければ、関係者でもない一父兄でございます。


なのに、こっちがアドバイス求めてるわけでもないのに、何故か上から目線の(つまらない)アドバイス。


夫がサッカー教室ちょっとコーチのレベルが落ちたよね、って一言世間話で言っただけで。


しかもT君は自分のレベルに近い(=レベルが高い)子と練習してるけど、うちの息子はまるっきりサッカー初心者のR君と練習しなよ、って何故か全く関係ない子まで名指しで練習相手まで指定。


なんか、単にうちの息子とT君とではレベルが違う、息子は初心者レベル、って言いたいがだけに送ってきたような、上から目線のメッセージ(いわゆるマウント)に、私も思わずムカつきを通り越して、苦笑。


ただ、息子のサッカーについては夫の方がはるかに思い入れが強いので、夫はかなり憮然としていました。既読スルーしたそうです。


ちなみにこのT君パパからのメッセージ。

長いんで途中で切りましたが、その後にも、


俺がサッカー教室のコーチにもっと歩き回って指導するように言ってやるから安心しなよ!


みたいな、何サマ?なテキストが続くんですよ。



で、このT君ですが、結局その後しばらくして、シーズン終了を待たずに、うちの子よりも先にサッカー教室やめちゃったんですよね。

なんかT君パパもなんだかんだ言って、サッカー教室に色々と不満を持つようになったらしくて、T君がもっと伸びるように、車で40分くらいかかる別のもっと大きな街のサッカー教室に連れて行くことにしたらしいんです。




で、それが去年の話。

今年は前述の通り、T君もうちの息子も別々の地元のサッカーのチームに入っているわけなんですが。

なんと、息子。そのT君に先々週末、サッカーの試合で再会したんですよね(頭をぶつけた試合は先週ですので、別の試合です)。

そうしたらさ、うちの息子、T君のチーム相手に

ハットトリック決めたのさ。


現在のチームに所属してから初のハットトリックが、T君パパの目の前よ。

私、サッカーは滅多に見に行かないんですが(娘がいるし)、この時は天気が良くてホームゲームだったのでたまたま珍しく見てたんです。

三点目が入った時には、私も夫も穏やかな表情を変えないまま、ニコニコしていましたが。

内心は、

ハッハーッ!
ざまあ、見やがれ!!!


 って、思ってたよね。(性格の悪さよ。)


じゃあ、息子の方がサッカー上手くなったのかって言ったら、多分今でもT君の方が上手いです。


ドリブルとか技術がやっぱり光ってる。


なので今回息子のチームが勝ったのは、運もあるかな、とは思うんですが。


でも正直、意地悪でなく、T君、思ったほどには上手くなってなかった。


今回両者のスキルに差が縮まったのは、息子が上手くなったってよりは、まあそれもちょこっとはあるんですけど、むしろT君があんまり伸びてない感じ。


マジで、うちの息子の学校にもあれくらい上手い子いるよな、って思ったもん。


そうは言っても私、サッカーのこと何も知らないし、気のせいかな?って思って夫に聞いたら、夫も同じこと言ってたんですけど。


夫的には


「T君パパ、怒鳴りすぎだよね。T君、パパの顔色ばっかり見てたよ。」


て言ってて、


まあ、それは私もそう思った。

なんか父親の期待を背負って緊張感漂わせてたよね。


というわけで、イギリスの子供サッカーあるある。


親が張り切りすぎて、子供にプレッシャーかけすぎ!ロクなことにならないよね。


という話でございます。



いっちょ前に円陣組んでてカワユス。



息子がサッカーしてる間、家でせっせと色々並べて遊んでいる娘。