1。相変わらずの家庭学習
家庭学習が始まるなり、毎度毎度、家庭学習の愚痴を言ってなんですが。
今日のさ、国語の時間。
40分に渡る環境をテーマにしたビデオを見て、それについて作文を書かなきゃいけなくて、尚且つその作文の中で「if(もし)」「When(〜する時)」「and (そして)」「 because(なぜなら)」「then(それから)」の接続詞を全部一個は使わなくちゃいけなくて、
これって5−6歳の子どもがどれくらいの時間で終わらす想定なわけ? 怒 (怒って書いた後に、ご丁寧に怒りの顔文字を入れるほどには怒っている)
いや、環境問題を授業で取り上げるのは大賛成だし、各家庭で折に触れて自分たちの生活を見直すのも大賛成なんですよ。
でも普通に課題として考えたら、そもそも子供が40分も集中してビデオ見れないよ!(ジブリ映画でもないのに)って感じだし、それについて作文書こうとしたら、一回見ただけじゃ済まなくて、また遡ってビデオの部分部分を見直したりしたがるし、悠に1時間半はかかったけど!(いや、もっとかかったかも。)
尚且つ、最近なんでなんで、なになにの時期が復活した息子、ちょっとビデオを見ると微妙に関係ないけど無視しにくい「なんでなんで」「なになに」を連発。
例えば、
人の目に見えないくらい小さなプランクトンを、魚はどうやって捕まえてるの?
魚の目には見えてるの?
とか、
クラゲは何食べるの?
とか、
人間の体に入ったマイクロプラスチックはどこに行くの?
とかさ!
微妙に作文に関係ないけど、無視しにくい!
でも私も今日は忙しかったので、
ごめん、Siri(アップルの音声アシスタント)に聞いて!
ってSiriに丸投げしちゃったよ。(一応、同じ部屋でSiriの答えが妥当かは聞いております)。
便利な世の中になりましたよね。
時々、やらかしてくれますけどね、Siri。
やらかしてくれたSiri
この課題が終わった時点で、親子共にやる気消失。
まだ算数やら地理やらスペリングやら残ってるのに!
しかも毎朝にオンラインでライブ授業というかミーティングをしてから、課題に取り組むから下手するとこの時点でお昼の時間になって午後が押せ押せになるし。
あと2週間の辛抱とはいえ、あと2週間と思うと余計億劫になるこの不思議。
2。不妊治療&凍結胚の件
さて、この間の凍結胚の件ですが、週末話し合って(遅い!)取り敢えず最後にもう一年だけ凍結保存を更新することにしました。
この件な。
今回で最後って決めておけば、次に更新のお知らせが来た時揉めないしさ。
保管料に年間200ポンド(3万くらい?)かかるんだけどな。
ちなみに、別にこの先不妊治療について書くこともないかと思いますので、チコっとここで触れておくと。(不妊治療に興味ない人はスルーしてください)
私の場合の体外受精にいたった原因は、
a. 重度のPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)で排卵障害があったのに、気がつくのが遅れて時間を無駄にした。
なんせ、息子を妊娠したときは、即効妊娠したんですよね。避妊をやめるなり、その周期に妊娠したんです。なので、不妊治療どころか、自分は妊娠しやすい体質なんだと、今思うと失笑ものの勘違いをしていました。(ハーッハッハ)
今思うと息子を妊娠した頃って、ZUMBA(って懐かしくない??)に無茶苦茶ハマってた時期で、ジムに週3で通ってたんですよね。
なので、代謝は良いし、ストレスは溜まってないし(運動ってストレスをかなり軽減しますよね。仕事で嫌なことがあっても、帰りにジムに寄って運動すると忘れるし。)、多分体重もかなりコントロールできてて、身体的にすごいいいコンディションだったんだと思います。
息子を出産後、体重が増えたり、ワンオペの子育てに追われてジムに行かなくなり、PCOSが悪化していたのに気が付かず、当然排卵もしていなかったのに、もっと早くに気がついていれば良かった、とかなりの後悔でした。
b. 私の高年齢だけでなく、夫の精子の質も実はそれほど良くなかった(これも体外受精するまで分からなかった)
夫に関して言えば、痩せ型ですし、タバコも吸わず、運動もテニスとかスカッシュをするし、健康そのものっぽいし、ほぼノーマークだったんですね。
精子の数や運動率を分析する精液分析でも、数も運動率も形態正常率も、むしろすごく優秀だと褒められたりしていたんですけど、精液分析は静液を観察するベーシックな検査なので、結局は精子の質までは分からないそうです。
一回めの体外受精の後、ICSI(顕微受精)にしては受精率が若干低かったのと、3日目まではかなりの数の卵子がすくすく育っていたにも関わらず(この時点で培養士さんも結構な胚盤胞が見込めるんじゃないか、って口に出すほど良い感じで育ってた)、最終的に5日目に胚盤胞になった数の極端な少なさを、コンサルの先生がすごい気にして発覚しました。
受精率と4−5日目に卵から胚盤胞に成長する率は、精子の状態に負うことが大きいそうです。
DNA断片化、もしくは精子内のタンパク質の不足(だったと思う、ごめんなさい、うろ覚え)が疑われて、生活を見直し運動をもっと定期的にし、及びantioxidant(抗酸化剤)を次回の体外受精の3ヶ月前から服用するように指導され、その次の採卵時には目に見えて胚盤胞の数が改善しました。(だからと言って男性不妊というわけではなく、私の年齢からいっても私の卵の質も良くなかったのは確かだと思われ。)
* ちなみに女性ばかりが注目されがちな不妊治療ですが、NICE(国立医療技術評価機構)の調べによると、不妊の原因の3割は女性、3割は男性、残りの4割は男性も女性共になんらかの要因があるそうです。
特に夫婦のどちらもが40代の場合、どちらにも要因があることがほとんどだそうですので、男性も精液分析の結果が良かったとしても、肥満には気をつけて、深酒やタバコなんてもっての外、運動もした方がいいそうです。
まあ、それらは後になって分かったことなので、当時はとにかく手探りで進んでいく状態でした。
一つ、そんな中でも運が良かったな、と思ったのは、私の勤務する会社って1年半前に移転してるんですけど(うちに近くなった)、その前の場所にいたときに、すぐ近くにかなり有名な病院があって、PCOSの専門のコンサルがいたんですよね。
で最初に体外受精をしたドクターのお弟子さんだった方で(最初の体外受精からまだ43年しか経っていないんですよね。そう考えるとすごくない?)、ダメな子ほど何とやらというか、すぐグスグス泣く私に飽きれたのか、私の担当のコンサルになってくれて(そのクリニックは普通だったら、その都度手が空いてる人が対応するので、会うたびに別のコンサルになったりするのに、その先生は最後の方完全に私の担当コンサルでしたん)
アナタ、イギリス人だったらその体重でも誰も何も言わないけど、日本人としては太り過ぎ!(直撃)
イギリス人とは体質も違うんだから、痩せなさい。
と非常に言いにくいことを、歯に絹着せず、ビシッと言ってくれたりして。
それで発奮して産後太りを落として、8キロ痩せたさ。
ちなみにイギリスでプライベートで体外受精を考えている人は(例えば、私たち夫婦のように既に子供がいる場合の治療は、もれなくプライベート=有料になります)、HFEAのサーチを使ってクリニックのレーティングを確認することをお勧めします。
HFEAは生殖医療と生殖医学研究管理運営機関で、クリニックが法律に乗っとって、倫理的に運営されているか、など管理する機関です。
個々クリニックのサイトだと時々成功率を高くするために、「成功」の基準を出産ではなく、妊娠検査薬の陽性としていますが、HFEAは各クリニックについて画一な条件、基準のもと、評価レートを公表しています(各クリニックは行った治療のデータをHFEAに報告することが義務付けられていますので)。