そうそう、タイトルまんまですが、前回書こうと思って忘れてた話。
この間ですね、ちょこっとした買い物があって近くのスーパーに歩いて行ったんですよね。
そうしたら、夫の同僚の奥さんに会ったんですよ。
そうしたら、アナタ、会うなり家庭学習の話やらし出したんですけど、そのうち自分のご夫君(つまりうちの夫の同僚)への愚痴が出てくるわ出てくるわ。

私が子供の家庭学習全部見て、お昼だって夜だってほぼ毎回料理してるのよ。
私だって仕事あるのに、夫は1日自分の部屋で仕事で私は子供の世話と料理に奮闘してるって、1960年代の夫婦みたい!一体なんなの?
夫は家庭学習がどんだけ大変か、イマイチ分かってないし、夫婦仲だって悪くなる一方よね。
とか、私が口を挟む機会もなく、もう延々言ってて、私、面食らいました。
いや、本当に気持ちはわかるし、共感するんですよ?!
この問題はニュースにもなってたんですけど、夫婦が在宅で仕事してると、どうしても女性に家事及び子育ての負担が大きくなる、って話。
イギリスって、育休から復帰した女性達の多くは、結構重要なポジションの人ですら、ジョブシェアして勤務日数を減らしたり、かなりフレキシブルに働いてるんですよね。
(もちろん会社によるでしょうけど、正社員の待遇を保持したまま、働く時間数だけ変えられるので、私の周りのママ友はほぼ100パー、週に3-4日勤務か、ガッツリ時短って感じ。日本も最近はこういう感じ結構多いんでしょうか)。
これってすごく良いことだと思うんですが、ロックダウンによる在宅勤務 + 学校閉鎖という特殊な状況になると、経済的にも毎日フルで働いているお父さんの仕事がどうしても優先になってしまうので、お母さんは自分の仕事の合間を縫って子育てに家事に奮闘してる、って感じになっちゃうんですよ。
でも、この状態だとお母さんは24時間7日間、せっせっせっせと右往左往してるのに、お父さん達は9時から5時まで働いて土日は休みという不公平感はでますよね。
うちだって、夫は仕事の合間にお茶入れたりYouTubeとか絶対見てるのに(時々印刷するのにやつのデスクトップのMac使うとYouTubeが開いてたりするもん。履歴も色々残ってるし。)、私は子供の相手で1分だって目を離せず、朝ごはんだってロクに食べられない、シャワーだって浴びられないことがあるのにさ。
結構ムカついてはいますよ。
だからこの奥さんの言ってることは、よく分かるんです。
でもさ、いかんせん、私アナタの夫の同僚の妻ですよ。
そんな相手に自分の夫の愚痴を言うアナタ!
しかも、私とこの彼女、そんなに親しくないんですよね。
夫同士が同僚で友達なので、奥さん同士もっと仲良くても良いんですけど、私と彼女って多分お互いに苦手なタイプなんです。
あっちは表情に乏しくて何考えてるかイマイチわからない寡黙タイプだし、こっちはアホみたいに何でもかんでもしゃべり過ぎだしさ。
それでも何回か夫婦でコーヒーに呼ばれたりしてたんですけど、私は彼女の家に行くたびに
素敵なお家ねえ、
とか言って、色々彼女のお家の自慢ポイントを家の中ツアーして見せられるたびに
わーすごい、便利ねえ、とか、お洒落ね!とか褒めてたんですよね(本当にお世辞じゃなく素敵な家なんですけど、そうじゃなくても普通、他人の家に行ったらそれくらい言うよね?)。
ところが、うちが5年前くらいに今の家を買ってあちらのご夫婦を招いたときには、奥さん、ずーーーーーーーっと驚くほど、本当に驚くほど、ブスッとしてて、口を開いたのは一回
この庭、北向きじゃない?
って感じ悪く言った、その一回だけ!!(北向きじゃないよーだ)
お、おう。
おとなしそうな顔をしてるのに、内面尋常じゃなく勝気っていう、私の一番苦手なタイプ!と思って以来、それほど付き合っておりませんの。
私、あんまり人を避けたりしないタイプなんですけど(苦手なタイプでも、避けたりするより、適当に愛想良くその場限り仲良くしちゃった方が楽だから。)、その時は40過ぎた人間が他人の家に招かれて、こんなにブスッとできるものだろうか!(彼女の方が私より年上)と驚いて、結構な衝撃だったんですよね。
なので、今回急に私に心を開いて、バーッと自分の夫の悪口を言ってきたのは、よっぽど追い詰められてたんでしょうけど(あと、この奥さん、すごいいい仕事してるから、余計、鬱屈が溜まっていたんだと思う)、これを機に友情が芽生えちゃったりは、絶対にしないと思う。




今日のお散歩は森の中でした。
毛が生えてる葉っぱを見つけた息子。
レイチェル カーソンという作家のセンスオブワンダーっていう本、ご存知でしょうか。
レイチェルカーソンって農薬に使用されている化学物質の危険性を指摘した「沈黙の春」で有名な生物学者なんですけど、このセンスオブワンダーは甥っ子ロジャーと自然を楽しむ日々を描いたエッセイです。
これ、私、大学生の時に読んで、すっごい感動して将来子供を持ったら、こういう風に育てよう、と思ったことがあります。
今日森を歩いてて、ちょっとこの本を思い出しました。