ロックダウンver. 3? | 育児やら何やらバタバタしがちな日常 in イギリス

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イギリスでの生活、子供たちのことなど。

さて、これ、12月11日のブログに載せた12月10日時点(ロックダウン解除1週間後)でのイングランドのコロナの感染マップでございます。

 

 

政府の新型コロナウィルスダッシュボード出典(パブリックドメインです)。

 

黄緑が感染率が一番低い地域(住民10万人に対して、0ー10人の感染者)で、その後に緑、濃緑、青、濃青と続き、紫が一番感染率が高い地域です(住民10万人に対して、400人以上の感染者)。

 

で、これが今日の感染マップ。

Contains MSOA names © Open Parliament copyright and database right 2020

Contains Ordnance Survey data © Crown copyright and database right 2020

Contains Public Health England data © Crown copyright and database right 2020

Office for National Statistics licensed under the Open Government Licence v.3.0

 

この10日でマップの色が全然変わってしまった..(黄緑無くなった)。

 

しかも、本日のマップでは赤紫の地域の更に上、住人10万人に対して800人以上の感染者が出ている地域が濃紫として加わって、上限が増えております。

 

イギリスの南東で急増中の、新型コロナの変異ウィルスの影響で、世界40カ国以上の国々がイギリスからの渡航を禁止、ドーヴァー海峡のポートも閉鎖、ロイヤルメールはヨーロッパ、カナダ、及びトルコへの郵便物の配達を停止。

 

まさに孤島のイギリス。

 

月曜日だけで、12000台の貨物トラックが英仏海峡を渡る予定だったのが、皆足止めとのことですから、最終的には一体どれだけの人たちが足止めされるのでしょう。あんだけガタガタ言ってた、大型トラック用の駐車施設だって全然できてないしな!

 

しかも、これ、EU離脱を前にして既にさまざまな会社や機関が在庫を確保しようとして英仏海峡が混み混みだった上のダブルパンチですからね。

 

しかも、EU離脱に伴うEUとの貿易協定が、結論が出ないまま二度目の締切を逃してしまったので、仮に何らかの同意に達したとしても、1月1日までに欧州議会の承認を得られないであろうので、1月1日からは完全なカオスが見込まれておりますの。

 

ちなみに、EU離脱に関しては、私は大変シニカルな気持ちでございます。

しつこいようですが、EU離脱についてはもう語り尽くされて、皆がわかりきったことしか言わない状態になっているので(これはアメリカ大統領選の時も起きた現象。)まあ、長々書きませんけど。

 

でも、2016年のレファレンダムについては本当に色んなことが言えますが(EU残留サイドの政府のキャンペーンの稚拙さ、情報提供の甘さ、離脱派の選挙違反、非合法なキャンペーンなどなど)、だってさ、最終的には君たち、UKの輸入量の53%、輸出量の43%を占める最大市場から離脱する、ということの意味もわからないまま(ドミニク・ラーブ見てみろよ!)、しかも2016年の時点で何の具体的なプランも提示しなかった離脱派に票を投じたんだからさ、もうこうなるのは分かってたよね。て、感じ!

 

で、この場に及んでもUKのGVA 0.03%しか占めない漁業を巡る政治的パフォーマンスで、もうずーーーーーっと貿易協定を結ぶチャンスを逃してきたんだしさ。しかもその間に実際のUKの経済を担ってる金融サービスとか自動車産業の警告はまるっと無視してきたんじゃん。

 

農家の人たちだって、EUからの補助金無くなるのわかってて、離脱に投票したわけじゃん。その後、UKの政府が提示した補助金じゃあ、やっていけないとか言ってもさ、自分たちで決めたんじゃん?

 

移民が移民がって言うけどさ、政府系のシンクタンクですら移民による英国への雇用の影響は無きに等しい、また移民数もおそらく過大にカウントされているって認めてるのに、そして統計的にはEUからの移民は福祉サービスもNHSも遥かに使用していないのに、云々、わかりきったことを書いてて面倒くさくなってきたので、ここで終わりにしますが、いかんせんヴァーカ!ヴァカヴァカヴァカヴァーカ!

 

と、三度目のイングランド全域ロックダウンがひしひしと近づいている中、私はわかりやすく暗澹とした気持ちでおります。

 

ちなみに、スーパーマーケット業界はパニック買いを抑えようと、自分たちは十分なストックがあるからパニックしないでね、と呼びかけている一方で、以下の製品が真っ先に足りなくなる可能性が高いそうですよ。

 

出典ガーディアン紙

 

レタス、きゅうり、ピーマン、トマト、ブロッコリー、ほうれん草、ズッキーニ、いちご、ラズベリー、柑橘類、いんげん、さや豆、トロピカルフルーツ、花

 

そんなこんなで、さようなら、サラダ、さようならEMS(日本からの救援物資)。

 

そんな中、義母からクリスマスが台無しになった件(と言っても、彼女は私たちの保護バブルにはいっているんですけど)についてなんかメッセージが来ましたが、全く関心が持てません。

 

 

ちなみに、コロナの予防接種って妊娠中、及び授乳中の人は接種しないように、ということなんですけど(予防接種が害になるから、ではなく、害にならないという十分な検証がされていないので)。

 

それまでに娘を断乳しなきゃいけないのかな、

 

って夫に言ったら、

 

僕らまで予防接種っがまわってくるのはまだまだ先だよ、

 

って言われたんですけど、まあ、そらそうか。

 

 

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