今日息子が、学校からクリスマスの劇(キリストの降誕劇)のお知らせを持って帰ってきました。
息子は大天使だそうです。昨年は、兵士の役だったので、ちょっと出世しました。
ちなみに去年は舞台の上から私と夫を見た途端に、嬉しくなって満面の笑顔でぴょんぴょこぴょんぴょこ飛び跳ねながらセリフを言った上に、「マミー、ダディー!」と手を振りやがって、観客の保護者が笑い出した様子がビデオに残っています(クラスに1人はいるお調子者が自分の息子。いつか大きくなった本人に見せようと思う)。
ちなみに、残念ながら今年は保護者は当然、見に行くことができませんので、ビデオに収めて学校のサイトにアップロードしてくれるそうです。
劇が見にいけないのは本当がっかりですが、正直言って無神論者の私と夫は、コロナの件がなくても基本的にクリスマスの大騒ぎが好きでないので、もう今年のクリスマスはこんな状況だし地味に行こうよ〜、って感じです。
学校に関していうならば、去年のクリスマスの頃は、クリスマス劇に加え、①クラスのクリスマス会用にクリスマス・クラウンを作らされ、
こういうやつ(画像はお借りしました)
学校全体のクリスマス会用に、②手作りのプラスチック不使用のクラッカーを作らされ(これ、すっごい大変だった!包装紙とトイレットロールで作るやつ)、③プレゼント交換用のプレゼント(プラスチック不可)を買いに行き、あ、そうそう、クラスのクリスマス会は④食べ物を自宅から持ち寄りだった。
その上、⑤保護者が参加して子供とクリスマス・クラフトを作るアートデーがあり、⑥クリスマス ジャンパーデー(クリスマスのセーターを着て行く日)のためにクリスマスのセーターを買いに行き、
こういうやつ(画像はEvening Standardの記事よりお借りしました)
ちょっと思い出しただけでも、こんだけ色々ありました。
クリスマスってさあ、もっとプライベートなもんじゃないの?!なんでこんな学校で色々やんなきゃいけないん?って最後は怒りが込み上げてきたものでございましたが、この話を他の学校に子供が行ってる友達に話したら、うちはそうでもなかったよ、と言われたので、うちの息子の学校が張り切りすぎてるのかも。
まあそれはいいんです。
先日のことですが、夫がおもむろに
ねえ、シークレット サンタって、なんのことか知ってる?
と、聞いて来たんですが、私、しばらく夫の顔を見つめてしまいました。
うちの夫は、長く居座った大学を卒業してから、自分の母校でずっと研究者として、象牙の塔の住人で生きて来たので、別に世間に揉まれて生きてきたわけでもない私をもってしても、時々、ユー、いい加減にしろよ、ってイラっとするくらい世間知らずなことがございますの。
まあ、別にシークレットサンタに関していえば、一般常識でもなければ、生きていくのに必須な知識でもないですけど、そうは言っても40過ぎまでシークレットサンタという言葉に出会わないで生きて来たのか、コイツ。
職場で嫌われてるんじゃ。って、いや、彼奴は今年になって職場を変えた(同じ大学内ですが)ので、以前の職場では誰もやらなかったのが、新しい職場ではアドミンの人たちが中心になってシークレットサンタをやるのが習慣らしい、というだけのことなんですけど。
でも、テレビとか雑誌とかで、普通に耳にするであろうくらい一般的なもんだと思うんだけどな。
まあ、それはともかく、シークレットサンタというのは、アメリカで始まってヨーロッパに伝わった匿名のプレゼント交換でございます。
まずは参加者を募って、主催者が参加者全員の名前が書いてあるくじを作成します。
で、各自がそのくじを引いて、そのくじに書いてある名前の人用にクリスマスプレゼントを買ってもってくるんですけど、直接渡すのではなく主催者を通して渡すので、基本的に誰からの贈り物かお互いには分からないようになっています。
で、誰が自分のプレゼントを買ってくれたのか、推測したりして楽しむ、という企画。
私は、現在の職場ではないですけど、以前の職場でやったことがあります。
まあ、同僚なんてよっぽど親しい相手ではない限り、お互い無難なものを買うことになるので、そっこまでなー、楽しいもんでもない気がするけど、それは私がクリスマス文化圏の出身でないからなのでしょうか。
しかし、シークレットサンタなんてまだ甘かった。
子供が生まれてからは、さらに輪をかけて今までは存在することも知らなかった、子供関連のクリスマスの不可思議な行事に出会うことが多くなった私。
今回は、それについて書こうと思います。
ちなみに、ここで言う行事は、クリスマスイブに子供が人参とミンスパイをクリスマスツリーの下に置いておく(サンタとトナカイ用)のを、大人が夜のうちに齧っておいて(ちょこっとだけ残しておくのがポイント)あたかもサンタが夜のうちに来たかのように演出する、というような伝統的な習慣ではなく、ここ数年広まったイミフな流行、でございます。
1。エルフ オン ザ シェルフ(The Elf on the shelf)
2005年にアメリカで出版された同名の絵本からアメリカで広まって、近年イギリスに普及したもの。
クリスマスプレゼントについて、伝統的に大人が子供に対して
「良い子にしてると、サンタがプレゼントを持って来るよ(悪い子には持ってこないよ)」
とよく言いますが(これよく考えると日本でも言いますよね)、じゃあどうやってサンタはどの子が良い子なのかわかるのか、についてのお話なんです。
で、お話の中で、サンタのお手伝いをするエルフが子供たちの家に様子をこっそり見に来て、子供達が良い子にしているか、サンタに報告するんですね。
それを再現した行事なんですけど、まずは11月中に大人がエルフの人形(クリスマス近くになると1ポンドショップとか、どこでも売ってます)を購入しておきます。
こういうやつ(画像はアマゾンからお借りしました)
それで12月に入ったら、毎晩子供が寝てから、親がこの人形を家の中のどこかに置いておくんです。
本棚とか食器棚とか。
で、朝になったら子供が家中を大騒ぎしながら探し回ると。
2020年バージョン 洗面所で手洗い推奨 (画像はお借りしました)
ひどい (画像はお借りしました)
ティッシュを掛け布団にして(画像はお借りしました)。
大抵の親は、エルフの横にちっちゃなプレゼント(チョコレートとか)を置いて、エルフを見つけた子供がちっちゃなご褒美を毎日もらえる仕組み。
アドベントカレンダーみたいな感じですかね。
これを12月24日の朝までやるので、置く場所のアイデアが尽きそうな企画ではありますな(Pintetest見ると色んなアイデアで溢れています)。あと、みんなよく朝からこんなことしてる時間あるよな。
2。クリスマスイブ ボックス
ここ数年くらいで、これをやる人が鬼のように増えましたが、誰が始めたのか由来は不明だそうです。
日本のバレンタインのように、どっかのホットチョコレート会社の策略なんじゃ。
これはあんだけヴァカみたいに沢山クリスマスプレゼントを買うのに、それでもまだ足りないとばかりに親が用意するクリスマス イブ用のボックス(ありえなくない?)
25日のクリスマス本番を待ちながら、24日のイブをしっぽりと家族で過ごすためのグッズを入れるのがポイントで、大抵はスリッパか、パジャマか、ガウンか、ホットチョコレートの粉末とマグが入っています。
で、皆でビッグデーを前にして、ほっこりホットチョコレートを飲みながら、まったりするんですよ。
これもPinterestを見ると、もう箱の中身のアイデアで溢れかえっておりますよ。
近年の流行りは、子供一人一人の名前が入った、特別にパーソナライズされた箱を用意することだそうです。
こういうやつ(画像はEtsyからお借りしました)
クリスマス1日のために、ちょっと手間をかけすぎじゃない?ハードル上げすぎじゃない?
皆、どんだけ暇なの?
3。良いこ、いたずらっ子リスト
これも、先程の「良い子にしてると、クリスマスにサンタがプレゼントを持ってくるよ」という言い回しに関係してるんですけど、毎年この時期になると良い子(nice)と悪戯っ子(naughty)リストが出回るんですけど、これって誰が作っているん?
例えば、これ。
これはもちろん、真面目なリストではなく完全にジョークのリストです。
沢山の名前を網羅したリストで、それぞれの名前にランダムにniceとnaughtyが振り分けられています。
で、12月近くになると皆が自分の名前を探して、自分がniceだったとかnaughtyだったとか言い合うんですけど。
Naughtyだったからと言って、プレゼントが来ないかも、と泣き出すような子供には見せない方が良さそう。
一応、リストの最後に、naughtyのリストに入ってても今からクリスマスまで良い子で過ごせば大丈夫、プレゼントは来るよ。って書いてあるんですけど。
これ、結構子供は自分の名前がある!と、ガチに捉えて興奮するんですよね。今年は息子は良い子リストの方でした。
と、いうわけで思いつくだけで3つ紹介しましたが。
実は我が家は、エルフもクリスマスイブボックスもやったことありません。
今年もやらないと思います。クリスマスプレゼント揃えるだけでも大変なのに、そんなのやってられるかっつうの。

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