今日は珍しく息子のプレイデートがなかった日で、車でちょっと遠出して今まで行ったことのない隣町の公園に子供2人を連れて行きました。
この公園は、ママ友に教えてもらったんですが、遊具が充実している(特に大きい滑り台が大人気)上に、
これな。
森に囲まれていて(田舎に住んでいる感、丸出し)、ウォーキングコース(息子は自転車)もいくつもあって本当にいい環境なんですが、私のお目当ては公園の奥、森の一角にある妖精の村でございます。
近所のボランティアの方達が設置したそうですが、鬱蒼とした森の小道を辿っていくと、妖精の村という看板が立っていて、あちこちに妖精のドア(誰が決めたか知りませんが、妖精のみが魔法の力で通り抜けることのできるという設定のドア。Amazonでキットが売っています。)やら、妖精のティーポットやら、魔法のランプやらぶら下がっているんです。可愛い。
なんだかんだで2時間以上この公園で遊びましたが、やっぱり娘がむずかりだしたので帰途につきました。
帰り道、車を運転しながらふと気がつくと、見慣れた風景が。
そこは昔(って2年前か)、不妊に効くという針治療のクリニックに通っていたときに、通った道でした。
あの頃は一番精神的にしんどい時期で、本当に毎日毎日ずーっと辛くて、暗くて不妊のことばかり考えていました。何をしていても、心のどこかで常に燻っている感じ。藁にもすがる思いで、高額な針治療にも数ヶ月通いましたが、当時アメリカやらオーストラリアやらで立て続けに発表された研究で、未だかつてないほど多数の症例を扱った、体外受精に針は有効かの実証で、効果が見られなかったこと(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29800212/ とか。針治療自体を否定してるわけではありません。体外受精に直接的な効果があると認められなかっただけで、その治療が自分にあっててリラックスできるならば、間接的にでも有効だと思いますし)、リラックスどころか段々高額な治療にストレスを感じ始めたことにより、途中でやめてしまいました。
その後、プライベートのクリニックで体外受精を行い2回の移植が不成功に終わった後、3度目の正直で娘を妊娠しましたが、今でもあの頃を思い出すと涙が出てきます。不妊治療は感情のアップダウンのジェットコースターだ、とはよく言いますが、本当にあのちょっとの希望と多大な絶望の間を揺れ動く感じ、ちょっと移植で期待が高まった後に、ダメだった時の、もう年齢的に無理なのではないかと思う絶望感。馬鹿みたいですが、あの頃の自分がかわいそうで泣けてきます。お金も沢山使ったし。
突然、後部座席に息子に「ママね、あなたと妹ちゃんが生まれてきてくれて、本当に嬉しいんだ。あなたたちが、人生で一番の宝物だよ」って涙声で言ったら、息子は「え。今まで一緒にユーロビジョンの曲一緒に歌ってたのに、突然何?」みたいな顔して、動揺していました(笑