新国アイーダ | 伊関のテューバ担いでる日常

伊関のテューバ担いでる日常

テューバで放浪中(フリーランス)
ブログは徒然なるままに(笑)
演奏とレッスンが中心。

飲み会と貯金という矛盾した趣味を持つ。
人妻に転職しても仕事も趣味も変わらず自由に生きています。

こんばんは!

テューバの伊関です📯



またしても日常なのですが(基本的にSNSはそんな感じですが笑)


新国25周年のアイーダ、聴いてきました!!













言わずと知れた名作ですが、全部通して客席で聴くのは初めてになりました。



演出は大変豪華で、本物の馬🐴も出演です。

でもストーリーのように戦に行ってた顔はしていなく、お目めくりくりでした笑



アイーダは純愛度がめちゃくちゃ高い作品だと感じました。


というか、主要人物の純粋さが運命を狂わせていく感じがしてちょっと新鮮です。


純愛の部分だけでなく、アイーダの父がせっかく軍事機密を聞き出したのに、ラダメスに「私がエチオピア王だ!!」って身分明かしてまでマウント取りにいっちゃう感情的なところもむしろ純粋。

こっそり先手打てばよかったのに笑


他はもう少し、疑いと不信とタイミングの悪さでバッドエンド感が個人的には強いのですが…。



意外に、ドン・カルロの次の作品ということに驚き!


シェイクスピア作品を高みに持っていっていたという時期の作品というにはあまりにも純愛すぎるし、アイーダ⇔ラダメス⇔アムネリスのそれぞれのやり取りが、男女間でよくある喧嘩っぽくて(笑)


アイーダが大人しめの子と思っていたら、「私のこと愛していないのね!アムネリスのところにいけば!」など、結構ラダメスのこと手のひらで転がすところがよかったです。

実際は父(エチオピア王)との約束で軍事機密を聞き出すための演技なのでしょうが、たぶんちょっと本心かなと(笑)



恋敵のアイーダとアムネリスですが、4幕の裁判のシーンの前では1幕のアイーダが恋に苦しむ歌詞と同じ対になる歌が出てきて、この2人はまるで鏡に映りあった表と裏、対のキャラクターであると推測されたので、そんな気づきも面白かったです。




そして冷酷な裁判長はきっと妻屋さんだろうな〜と思ってたら当たるくらいには新国オペラ観に来てるみたいです笑


例えるならちょっと狂った役は藤原竜也ピッタリだよな〜くらい、冷酷なキャラは妻屋さんのイメージが強いです。

他のタイプの役をやられる時もぜひ聴きたい!





来月はリゴレット観に行く予定です💨