イメージ 1 西鉄小郡駅からすぐの場所に、第3セクター・甘木鉄道の小郡駅がある。
 
 甘木鉄道は基山~甘木間を結ぶ旧・国鉄甘木線から転換された路線で、現在も概ね1時間あたり2本が運転されている、第3セクターでは比較的運転頻度の高い路線である。
 ところで駅名標を見てみると、甘木方面へ1つ目の駅は漢字で「大板井」と表記する。
 漢字表記なら何とも思わないが、平仮名表記なので知らない人が訪れたら、驚く人もいるのではないだろうか。
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 さてそれはさておき、西鉄との位置関係を確認しよう。
 
 甘木鉄道のホームから西鉄電車を撮影。
 西鉄の駅は右側にあり、少し公道を歩かなければならないが、5分くらいあれば十分に乗り換えは可能である。
 
 ここから甘木方面は2009(平成21)年に乗車済みなので、今回は未乗車の基山方面。
 したがって、いったん福岡県を出て佐賀県へ入ることとなる。
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 やって来た基山ゆきのディーゼルカーは…なんと。
 クリーム色と赤色の、旧・国鉄急行塗装であった。
 
 近頃、各地で「復刻」の動きが見られ、懐かしの塗装をまとった車両が出てきてはいるが、まさか甘木鉄道にもあったとは。
 とはいえ、久々に見た懐かしいカラーに、少し嬉しさを感じて乗り込んだ。
 
 基山までは約7分であったが、少しほっこりした時間を過ごすことが出来た。
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 基山駅からはJR鹿児島線を利用。
 やって来た車両は、JR九州のコーポレートカラー「赤」があまり目立たない、民営化直後に製造された車両。
 
 車内も赤色はほとんど目立たず、シートモケットの色もブルーで落ち着いた感じがある。
 ただ、前面には行先しか表示が無く、これだけでは普通列車なのか快速列車なのかがわからない。
 側面には表示があるからまだ良いが、せめて「快速」表示に出来ないものだろうか。
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 それはさておき、乗り込んだ門司港ゆき快速は福岡市に戻って最初の駅、南福岡駅に到着。
 この駅には車両基地が併設されており、福岡エリアを中心に運用されるJR九州の車両がたくさん留置されている。
 
 駅名の「南福岡」は、福岡市の南に位置付けられることもあるが、そもそもJR九州には福岡駅が無い(JR西日本の富山県に福岡駅があるが、これは高岡市の地名・福岡町に由来する)。
 西鉄が天神に構えるターミナル駅は「福岡」を名乗っており、JR九州の中心駅は「博多」だ。
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 当初、この駅は「雑餉隈」(ざっしょのくま)という駅名だったが、その頃に開設されたのがこの車両基地。
 つばめ型・787系電車をはじめハイパーサルーンや通勤車両等が多数、入線している。
 
 どの地域でも、車両基地のある駅を終着とする列車が運転されていることは多いので、当然小倉駅や博多駅などでも「雑餉隈」ゆきの列車が見られるようになった。
 しかし、「これは何と読むのか?博多まで行くのか、行かないのか?」といった声も多かったらしい。
 結果、現在の駅名「南福岡」に改称されたというわけである。
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 さて、国鉄・JRの駅名としては消えた「雑餉隈」であるが、西鉄には現在も残っている。
 ただし、所在地は大野城市雑餉隈町ではなく、福岡市博多区である(西鉄で博多区にある駅は、実はここだけ)。
 
 普通列車だけが停車する駅であるが、福岡に近いため、昼間でも概ね10分間隔で列車が運転されている。
 
イメージ 8 写真の6000形電車は4扉車であるが、JRや関東・関西の大手私鉄よりは少し車長の短い19m。
 そのため、扉間のロングシートも通常7人掛けのところ、西鉄は6人掛けである。
 
 雑餉隈からは福岡(天神)ゆきに乗り、平尾駅へ。
 
イメージ 9 平尾駅前にある、筑肥新道。
 現在は姪浜駅以東で地下鉄空港線に乗り入れる、JR筑肥線。
 かつてはここを筑肥線が通っていたという。
 筑肥線はもともと博多駅から出ていた非電化路線だったが、市営地下鉄開通に際し、姪浜駅以東を廃止した。
 その時の廃線敷を再利用し、現在は筑肥新道となったわけである。
 
イメージ 10 薬院駅で西鉄電車を降りて、この日の宿泊先・西鉄イン天神へ。
 
 今回泊まった部屋からは、間近に西鉄電車を見ることが出来た。
 部屋のすぐ横を通るので、迫力があるし鉄道好きには見ていて飽きない。
 
 そんなこんなで、2日目の夜は更けていった。
 
(つづく)