東京都知事選挙をきっかけに「ポスター掲示板」のあり方も議論になっていますね。

 

 よく「デジタルサイネージにしたら」といった意見が若手からありますが、

 都道府県議と市町村の選挙は、公選法の書き方では、 「証紙を貼ったポスターを、自分で掲示先を開拓する」のが本来の姿。

  ただし、公営掲示場がある場合はそちらを使う、という書き方です。

 

 ポスター掲示板を無くそうと思ったら都道府県議と市町村の選挙は「条例」(富士見市なら「富士見市選挙ポスター掲示場条例」)を廃止すれば、できます。

 

  「初日のポスター貼りが大変だ」という声もあります。なのでデジタルサイネージという案がでてくるのでしょうが、歴史的には公営掲示場のおかげで、若手や女性、組織がない候補でも勝ち上がれるようになった面があります。

 

 「掲示先は全部自分で開拓する」のは公営掲示板へのポスター貼り以上に大変です。

 

 今回問題になったようなポスターも自力で掲示先を開拓となるとそもそも貼れないでしょう。自分の家の壁に貼れっていいとはさすがに、というものが出てきます。

 

 公職選挙法のあり方の議論。秋の国会でどれだけ進むか。

 東京15区の騒動後の議論もどこかへ行ってしまいました。都知事選後の議論はどうなるか。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」になるのか。しっかりと注視してまいります。