私が過去に行った万博の機運醸成に向けた一般質問をご紹介します。

 令和5年3月13日の一般質問より。

 <<質問>>

 (2)、2025年大阪・関西万博にはセルビア共和国も参加するが、「万博国際交流プログラム」に本市がエントリーする考えはないかと題して伺います。令和7年、2025年に開催される大阪・関西万博にはセルビア共和国も参加することが、昨年の1月、担当大臣から発表されているところでございます。大阪・関西万博を契機として、全国の各地域と万博参加国との交流を促進するため、万博国際交流プログラムを内閣官房において実施すべく検討がされています。こう言うと、関西圏の自治体の話のように思われるかもしれませんが、交流のモデルを開発する調査事業に選ばれた2つの自治体の一つは栃木県の那須塩原市でございます。オーストリアのリンツ市との交流がモデル事業として選ばれたそうでございます。万博のアクションプランによれば、大阪・関西万博に多くの国が参加することを契機に、全国各地域において子ども、若者等の地域住民と万博参加国の関係者が、地方公共団体の事業を通じ継続的に国際交流していく枠組みを設ける。具体的には、万博の理念等への理解を深めるための事前学習を含め、地域の住民等と交流相手国の万博関係者や出身者等とが継続的に交流していくための地方公共団体が交流相手国と行っていく事業に対して支援を行うとのことでございます。

  さて、本市もこのプログラムに参加すべくエントリーしてはと考えますが、市の見解を伺います。 

 そして、(3)、国の万博アクションプラン改定版に修学旅行の誘致促進が盛り込まれたことへの本市の対応はと題して伺います。国の大阪・関西万博のアクションプランに修学旅行や校外学習で万博の活用を促す取組が盛り込まれました。産経新聞の記事によれば、関東では中学校などが念頭になっているとの記事もございました。このアクションプランの改定を受けての本市の対応はどのような形で行われるのか、確認をしたいと思います。 

 

<<答弁>>

 ◎協働推進部長  <略> 

  続きまして、(2)、2025年大阪・関西万博にはセルビア共和国も参加するが、「万博国際交流プログラム」に本市がエントリーする考えはないかについてお答えいたします。議員ご提案の万博国際交流プログラムは、2025年大阪・関西万博アクションプランの中で、万博を契機とした交流人口の拡大のための方策の一つとして示されたものであると認識しております。しかしながら、本年2月時点では、令和6年度からの実施に向け、交流のモデルを開発する調査事業が行われるとの情報は把握しておりますが、万博国際交流プログラムへの参加方法などの詳細についてはまだ示されていないことから、今後国や県などから発出される情報を注視し、内容を精査した上で対応を検討してまいりたいと考えております。

 

 ◎学校統括監  議員ご質問の大きな4点目の(3)、国の万博アクションプラン改定版に修学旅行の誘致促進が盛り込まれたことへの本市の対応はについてお答えいたします。

   議員ご指摘のとおり、2025年大阪・関西万博アクションプランにおいて教育交流の一環で万博を通じた学びの提供として、会期中の修学旅行について誘致を促進していることは認識しております。現在市内中学校におきましては、京都、奈良方面への修学旅行を実施しており、その目的としましては平素とは異なる生活環境の中にあって、文化、歴史、自然、経済、産業、政治、国際理解などについての見聞を広めるとともに、集団生活の決まり、公衆道徳などについての望ましい体験を得ることとしております。また、生徒は事前学習として、社会科や美術科等の教科学習を通して、日本の文化遺産や伝統産業を学んだ上で現地に赴き、それまでに学んだ知識を実際に確認するとともに、新たな発見や体験を行い、学習を一層深めております。さらに修学旅行実施後は、事後学習として自らの見学、訪問、体験等を振り返り、修学旅行を新聞等にまとめることで学習を深め、その後の生活に生かすことで修学旅行の目的が達成されております。

  こうしたことから、2025年大阪・関西万博は修学旅行の候補地となり得るものとは考えておりますが、修学旅行の計画、決定に当たっては学校の教育課程上の実情により、内容、訪問先、時期や行程等を十分に検討した上で各学校が決定していることから、教育委員会といたしましては校長会等を通じて、2025年大阪・関西万博に関する情報の提供をしてまいります。