「土地利用規制法」こと「重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律」が成立しました。

 内閣委員会はネット中継で見ていましたが、本会議は午前3時ごろになるというので、翌日の議会に備えて寝ました。

 

 外国資本による土地の買収が問題となっていたのは十三年前から指摘がありました。安全保障上、重要な土地ほど、資産としては魅力がないため、安価で買収されている、という問題です。

 

 日本維新の会は平成28年から5回にわたり、独自の法案を議員提案してきました。また平成25年にも当時の「日本維新の会」(今の日本維新の会とは異なります)が、法案を提出しています。議員提案で法案が以前から出されてきているテーマです。

 

 「桃栗三年柿八年」は物事が大成するまでには時間がかかるということわざです。

 ちなみにその続きもあり、「柚子は九年で花盛り」「梅は酸い酸い十三年」「林檎にこにこ二十五年」などがあるそうです。

 外資による土地買収の問題が指摘されて十三年と言われています。林檎まではいかなかったが梅並みの時間がかかってしまいました。今国会での成立がしない事は逆に外国に誤ったメッセージになるだけに、不完全とは言え成立したのはホッとしたところです。

 今回の法律には、水源地となる森林が対象となっていない、立ち入り調査権がない、収用についての規定もないなどまだまだ改善すべき点があります。

 

 日本維新の会の高木かおり参議院議員の討論が非常にわかりやすいです。

 今後もしっかりと法整備の必要性を訴えてまいります。