今回の都構想否決でとん挫することになる「大阪消防庁」構想。

消防を大阪市から大阪府に移管し、「大阪消防庁」とし、将来的には府内消防を統合するものです。広域化に伴い、職員配置の効率化、対応の迅速化、ハイパーレスキュー隊の強化などの効果が期待できました。

 

「西日本の防災の要」としても、これをこのままうもらせるのは、もったいないと思います。

 

現在の消防組織法では、知事が消防を担えるのは特別区のみとなっています。

(都内の市町村が都知事へ消防を委託する形で、「東京消防庁」はできています)

だから、大阪消防庁実現には大阪市を特別区にする都構想が必要だったのです。

 

埼玉県でも上田清司前知事が「埼玉消防庁」構想を言っていた時期がありました。

消防の広域化については、埼玉県が作った計画がありますが、なかなかそれ通りに動いていません。

 

消防の広域化は日本全体の課題。

大阪消防庁を実現するためには、「広域連合」「一部事務組合」という組織を立ち上げる方法もありますが、私は市町村が希望すれば、消防を都以外の知事も担えるよう、消防組織法の改正を、と思います。一部事務組合形式は迅速性で課題もあります。これには政権も協力する義務があるはずです。

 

大阪消防庁は全国で停滞している消防の広域化の起爆剤になるはずでした。

この構想は絶対に実現させてほしいし、、維新の会の役割はまだまだあると思います。

 

埼玉の消防の広域化実現に向け、頑張ります。