9月議会が閉会しました。

 今回、5本の議案・議員提出議案の討論に臨みました。

 

 力を特に入れたのは、びん沼自然公園の契約議案の討論。

 9億5000万円という莫大な費用をかける上に、「びん沼自然公園にパークゴルフ場」という話があまり市民に広がっていない現状からもしっかり今後の取り組みを各部署ごとに11項目要望しました。市民への周知不足の指摘、なにより葦原の自然の維持・周知について指摘しての賛成としました。

 我ながら長い討論になりました。「委員長報告より長いよ」と言われました、笑。

 最後に「やるからにはしっかり全庁的に取り組んでいただきたい」と申し上げました。

 

 決算討論の中では議会費についても指摘。

 昨年台風19号で市内も床上浸水など「甚大な被害」(執行部の答弁より)がでた翌日に、市外で開かれた祝賀パーティーへの議長交際費二万円の支出について、 市も災害対策本部を設置して対応し、議会災害対策会議も設置中の中の、議会公務としていかがなものか、との声を市民からいだいていることを指摘しました。

 

 PCR検査の拡充を求める意見書案については、文中のうち「すべての妊婦さんにPCR検査を」という点や全数検査を求める内容があることから反対しました。(当初の文案には世田谷モデルを推奨する記載があり、それが根幹にあります)

 妊婦さんのPCR検査への補助は埼玉県でも国の補正予算を財源にスタートしましたが、妊婦さんのPCR検査の必要性に医学的根拠はありません。偽陽性のリスク、また陽性となった場合、帝王切開(これは妊婦さんや赤ちゃんのための措置ではなく、病院側のための措置)の可能性や母子分離になることなどを受け、安易に受けるのではなくしっかりと偽陽性など「デメリット」を理解したうえで受けていただく必要性が地方議会でも指摘されています。検査を希望しない妊婦さんが検査を強制されるケースもあり、このケースこそ政治が何とかすべきと考えます。

 「世田谷モデル」についても、その問題点を維新の会の議員が議場で指摘しています。こうした理由より本意見書には反対をさせていただきました。