9月25日の本会議で、安心倍増市政の会として、平成29年度決算の認定と論を行いました。

 

 平成29年度は第5次基本構想・後期基本計画がスタートした年度でもあり、星野市長により編成された予算の決算としては最初の決算となり、積極的に新たな取り組みが行われたことを反映した決算でありました。

 この一年を振り返りますと、市制35周年記念として開催された「ももいろクローバーZ」のコンサートに始まり、総合体育館の復旧、デマンド交通実証運行の実施、中央図書館の改修工事の実施、子ども未来応援センターの開設、埼玉県と連携した健康マイレージ事業のスタート、産業振興基金の創設とその基金を活用した梅恋花の販売、PR大使のトークショーや地域コンサート、びん沼の旧青年の家跡地利用の本格的な検討など様々な取り組みが行われました。これまでになく様々な取り組みが行われたのを積極的に評価するとともに、今後継続していく上での課題も決算審査を通して明らかになりました。その点を踏まえ、今後につなげていくことを求めます。

 いくつか指摘をさせていただきます。

 歳入ですが、雑入の収入未済額の増加が見られます。

 平成24年度決算では2700万円前後だったものが、今や9000万円を超しております。しっかりと収納対策とあわせて必要な整理を求めたいと思います。

 また28年度決算の審議の際に、29年度の決算で反映されるとしていた放置自転車売却益の未収金の件が、結果として、未だに一部未納のままとなっていることがあきらかになりました。今後も毅然とした対応を求めるとともに、こうした事案が発生した場合については、市民の財産を守る観点からしっかりと市民と議会への情報開示を求めたいと思います。

 合わせて、債権管理部門の創設を含めた対応を今後、検討いただきたいと思います。

 平成の元号を冠する予算としては、この9月議会以降編成作業が始まる平成31年度予算が最後となります。平成29年度の成果と検証を踏まえて、新しい時代の幕開けにふさわしい予算編成へとつながることを期待しまして、認定の討論とします。