本日午後は板橋区の文化会館へ。「子供の貧困」問題を扱うシンポジウムへ行ってきました。

 パネリストの一人は星野光弘富士見市長。

 もともとは板橋区内の駅を利用した際、掲示板に張ってあるポスターを発見。本市の市長が登壇するとあったので、これはと思い聞きに行きました。

 首都大学東京の木村教授の憲法についての講演(私としては、いろいろと思いながら聞いていました。)の後、板橋区の部長、議会から子どもの貧困対策特別委員長、首都大の特任研究員、そして富士見市長の4名によるシンポジウムでした。

 コーディネーターの方は実際、先月オープンした富士見市の子ども未来応援センターにも訪問いただき、また本市が貧困の実態調査を実施した点、また窓口を一本化したワンストップの相談窓口である子ども未来応援センターについて高い評価をしていただきました。

 区の部長さんから区の施策について説明があった後、議会の特別委員長さんからは

「子供の貧困問題はどこまでがそのための施策か、範囲を広げようと思ったら際限がない。外国への中学生派遣事業も子どもの貧困対策にカウントされており、果たしてどうなのか。」という議会人の立場からの指摘もあり、勉強になりました。

 特別委員会では、23区の中での先進地である足立区に視察に行かれ、具体的な指標を定めている事例を紹介されていました。

 「子供の虫歯と貧困の因果関係」といった取り組みをされている事例が取り上げられていましたが、「乳歯の虫歯は放置していい」といった親の子供への関心のなさ、感覚の問題が子供の貧困につながっていることが一つの指標として表れているというものです。

 富士見市長も地域の目・子供へのしっかりとした見守りの輪づくりがしっかり大事という趣旨の発言をしていましたが、改めてそう思いました。

 子供の貧困問題の一番の課題は「見えにくいこと」

 改めてそのことについて考えさせられました。

 

 懇親会では、大東文化大学の学生さんともお話をさせていただきました。板橋区の選管と連携してつくられた若者向けの投票啓発のリーフレット こちら を作られたゼミ生さんでした。

 注目していた取り組みだっただけにお会いできて私もうれしかったです。収穫の多い一日でした。