12月議会。陳情審査から。その2

「富士見市から補助金を受領している行事主催者が、現職富士見市議会議員から公職選挙法で禁止されている違法な寄付金を受領していた事実に鑑み、補助金被交付団体のコンプライアンス(法令順守)徹底等の補助金運用・有り方の見直しを求める陳情」

 今年10月に市内であったお祭りで、お祝いを示す「花かけ」の写真に社民党の根岸操市議の名前があった事に端を発した陳情です。
 もしお祭りに寄附をしていたなら、公職選挙法199条の2違反です。

 そのお祭りが市から補助金50万円を受け取っていたことから、補助金被交付団体への法令順守の徹底を市で行う事を求める陳情でした。

 委員会での関係者の参考人招致が否決されたことから、委員会質疑で執行部に事実関係を質しましたが、事実関係が明らかにされませんでした。委員会では当会派は採決を退席。

 その後の会派議員が行った関係者への取材調査で、「本人は会費と言っている」という一方で、「主催者側から陳情の提出後にお金は返してもらった」などの事実関係が判明。疑義が深まりました。
 この陳情自体は、共産党・ネット・根岸議員が反対したほかは、「法令順守の徹底は必要」と賛成多数で採択となりました。

 全ての議案終了後、根岸操議員に説明を求める決議案が出されましたが、日程追加のところで可否同数、議長裁定で否決となり、議論されませんでした。
(議員が一身上の事案で除斥になるのは、議題となってからで、日程追加の採決は当の議員も採決に加われます。地方自治法のある意味おかしな部分です。)