内宮のすぐ近くの穴場神社&おかげ横丁ブラブラ | 出雲 幸せ巡り- 松尾たいこのイラストエッセイ『出雲 幸せ巡り』公式ブログ

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松尾たいこのイラストエッセイ第2弾
『出雲 幸せ巡り』の公式ブログです。
取材エピソードを写真と共に紹介します。

伊勢2泊3日の旅の最終日。

まずは伊勢神宮内宮を参拝して、おかげ横丁へ行く前に、

すぐ近くにある穴場的神社へ向かいます。

内宮の目の前の駐車場の裏っかわ。

内宮の鳥居前から駐車場をつっきったところにあります。


こちらは饗土橋姫(あえどはしひめ)神社

伊勢神宮125社のうちのひとつです。

宇治橋の守り神で、もともとは宇治橋の手前にあったそうです。

式年遷宮のとき、125社のうち、一番最初に社殿を建て直すことになっていて、

内宮、外宮の両宮の遷宮が終わっていないのに、

もうピッカピカの新しい社殿になっていました。

ここ、松尾さんのお気に入りです。

そして、この神社の両隣にも神社があります。

大水神社津長神社です。

こちらももちろん伊勢神宮125社のうちのひとつ。


大水神社には川相神社と熊淵神社が、津長神社には新川神社と石井神社が入っています。

なので、この2社だけで6社分の参拝をしたことになります。

つまり、このエリアだけで7社分の参拝です。

大水神社はこの大木が特徴。

石垣を飲み込むド迫力

近くに立つとその大きさに圧倒されますよ。

なんか、アンコールワットを思い出しました。


このあたり、内宮から歩いてすぐなんですが、

ほとんど人は訪れません。

125社めぐりをするのは大変ですけど、

こういう小さな摂社や末社をお参りすると、125社めぐりの気分が味わえます。

伊勢神宮のもう一つの顔をのぞいてみるのも面白いですよ。

125社めぐりに興味のある方はこちらをどうぞ。

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というわけで、内宮とそのすぐ近くの摂社・末社で
合計20社分の神社を参拝。(*^▽^*)

ちなみに外宮には全部で10社ありますので、

内宮・外宮・内宮のそばの神社と、
これだけで125社のうち30社分を参拝できます。ヾ(@°▽°@)ノ

内宮と外宮の周りだけでもいろんな摂社・末社があるので、

ご興味のある方はぜひ参拝してみてください。


さて、こうして内宮およびその周辺の神社参拝を終えて、

おかげ横丁へ。

おかげ横丁とおはらい町通りと、ごちゃごちゃになってる人がいると思うんですが、

おかげ横丁というのは、おはらい町通りの中ほどにある一画のことです。

赤福さんが140億かけて平成5年に完成させた人工の街。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

宇治橋前からまっすぐ伸びている通りは、おはらい町通りといいます。

このあたりには昔、御師(昔のツアコンみたいな人)の家があり、

自分が連れてきた旅人をお祓いするなどしてもてなしたそうです。

なので、おはらい町通りになったとか。


ここでは食べ歩き、飲み歩きが最高です。

で、まずはお昼ご飯から。



伊勢名物のてこね寿司です。

カツオの漬け丼。

おはらい町通りにある「すし久」さんです。


ここ好き。

が、僕は二日酔いで食が進まず、質素に梅ごはんのみ。

シンプルで美味しかった。

二日酔いの体をほぐしてくれる味でした。

ほかにもひつまぶしや、エビフライなんかもあります。



五十鈴川を眺めながら、大広間でゆったり気分で快適な時間を過ごせますよ。

食事の後はすぐ近くのカフェでコーヒータイム。


五十鈴川カフェ」さんです。

ここはシュークリームとロールケーキが評判です。

僕は二日酔いだったんで、サイダーのみいただきました。


そして、さらにブラブラ。

この通りには造り酒屋さんもあり、

店先で日本酒を飲ませてくれるんですが、

さすがにこの日は飲むことができず・・・。無念。

おかげ横丁でお土産屋を物色です。

犬!

これは飴を入れる箱です。


醤油ソフトクリーム!!!


他にも漬物買ったり、サブレ買ったり、練り物買ったり、

ひとしきり回って、楽しんで、おかげ横丁を満喫。

時間は12時をまわっています。!(´Д`;)

最終日のこの日、あと2か所まわる予定です。

急いで車に戻って、次に向かったのは、内宮からすぐ近くの猿田彦神社

サルタヒコというのは天孫降臨の際に、途中の道で待っていて、

道案内した神様です。

前にも紹介しましたよね。

道案内を終えて、地元の伊勢に戻ってきて、アメノウズメと一緒に暮らしたとか。

この神社はもともとサルタヒコの御子孫が自分の屋敷で祀っていたんだそうです。

今の宮司さんもサルタヒコの御子孫です。(@ ̄Д ̄@;)


で、松尾さんのお気に入りはこの神社の境内にある摂社。

佐瑠女(さるめ)神社です。

ご祭神はアメノウズメ。

芸能の神様で、芸能人などの参拝も多いそうです。


ちなみに、猿田彦神社の千木、よ~く見てください。

水平になっていますね。

これ内削ぎです。

内削ぎはご祭神が女性のはずなんですが・・・

宮司さんに聞いてみたところ、内宮周辺の神社、ご祭神の性別にかかわらず、

内宮にならって、内削ぎにするんだそうです。

へ~~~。


そうこうしているうちに、時間は13時を回ってしまいました。

次の目的地へは13時に行くと約束をしています。

電話しなきゃと思ってたら先方から電話が・・・。

まずい・・・。Σ(゚д゚;)

ひとしきり無礼を詫びて、急いで向かいます。

次に向かったのはこの旅最後の場所。

伊勢神宮の鬼門を守るとされるお寺、金剛證寺(こんごうしょうじ)です。

車から降りるとみんなを残し、駆け足でご住職の元へ!

が、どこにいらっしゃるのかわからずウロウロ・・・。

結局、みんなのほうが先にご住職に挨拶していたという・・・。

大汗かきました。

このお寺は神宮の奥ノ院ともいわれ、

「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば方参り」

と伊勢音頭にうたわれたほど。

朝熊というのはこのお寺がある朝熊山のことです。

昔の人は伊勢詣での際には神宮だけでなく、ここも訪れていたんですね。

そもそも、明治時代に神と仏が分かれるまでは、

神仏混合といって、神社で神様も仏さまも一緒に祀ってたんですね。

伊勢神宮も仏教とは深いかかわりがあったんです。

おはらい町通りにあるこの建物。

現在は神宮祭主職舎本館といって、伊勢神宮の施設です。

こちら、国の重要文化財になっています。

この建物、なんかお寺っぽくないですか?

じつはこちら、もともとは慶光院という尼寺だったんです。

明治時代の廃仏毀釈の時に廃寺となり、伊勢神宮が買い取ったんだそうです。

伊勢神宮の式年遷宮は20年に一度行われますが、

中世において、中断していた時期が数十年ありました。

神宮は廃れ、見るも無残な状態だったそうです。

それを復興させたのがこの尼寺の尼さんでした。

それくらい、仏教と神宮は縁が深かったんですね。

そして、この金剛證寺も伊勢神宮とはとても縁の深いお寺なんです。



立派な石段と山門ですね~。

境内には宝物館があり、そこには国宝級のお宝がたっくさんあります。

そのひとつでとても興味深いのがこちら。



雨宝童子(うほうどうじ)。

これはアマテラスオオミカミのことです。

お寺にアマテラスの像があるんですね。

しかも、こちらの本堂はご本尊の奥に、アマテラスオオミカミが祀られているんです。

つまり、ご本尊の仏像を拝みながら、アマテラスにも拝んでいるという。



こちらが宝物館です。

普段は公開していません。

団体さんのばあい、事前に申し込めば見せてくれるとのことです。

戦国武将の書簡やら、出土したお経やら、国宝級のお宝がわんさかあります。

なんと、現在特別公開中です。

式年遷宮の翌年に20年に一度、ご本尊の御開帳があり、

それが10月1日から10月21日まで。

この間、10時から15時まで宝物館も特別公開してるんだそうです。

くわしくはこちら

こちらは境内です。



この橋の奥にあるのが雨宝堂。

雨宝童子(空海が感じ取ったアマテラスが16歳の時の姿)が祀られています。


メインとなるのはこの池の周囲で、本堂もこのあたりにあります。

そして本堂の奥ノ院へと続く道があり、

その道沿いは、まるで比叡山のような大きな卒塔婆が立ち並び、

有名人や偉人や武将のお墓がたっくさんあります。


こちらが奥ノ院です。

パワースポットとして人気なんだとか。

ご住職が丁寧にいろいろと説明してくださって、

このお寺の歴史的、文化的意義というのを深く感じることができました。

境内にお休み処があり、

そこでは喉に効くという萬金飴を売っています。

お釣りはこんな形で帰ってきます。

これ、ご住職が考えて作ったそうです。

素敵ですね。


さて、こうして、金剛證寺をたっぷりと堪能して取材終了。

これにて2泊3日の伊勢取材がすべて終わりました。

すっかりお世話になった伊勢志摩観光コンベンション機構のTさんとお別れをし、駅へ。

この満足げな顔。

ビールがうまかったです。


前回の伊勢取材は125社めぐりをストイックに行う旅でしたが、

今回は伊勢神宮以外の見どころもたくさん見ることが出き、

また、新しい伊勢の魅力を知ることができました。

みなさんの旅の参考になれば幸いです。


これまで、ご覧いただきまして、ありがとうございます。

伊勢の旅ブログはこれにて終了。

次回から、九州神社旅が始まります。

そう、今日発売の『古事記ゆる神様100図鑑』のための取材旅です。

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