川の反対側へ移動です。
橋を渡って、駐車場に車を停めると目に飛び込んでくるのはまたもや神様像。
今度は天岩戸を投げ飛ばして、アマテラスを引っ張り出した怪力の神様
アメノタヂカラオです。
前日見た夜神楽でも登場しました。
写真撮り忘れましたが、こんな姿だったような。
ちなみに『古事記ゆる神様100図鑑』では、こんな。
マッチョです。
腹筋割れてます。o(〃^▽^〃)o
このときに投げ飛ばした岩戸は長野県まで飛んで行って、
そこが戸隠神社になったそうです。(@ ̄Д ̄@;)
なので、戸隠神社のご祭神はアメノタヂカラオ。
神話が日本中にリンクするんですね。とても面白いです。
戸隠神社は『古事記ゆる神様100図鑑』のおすすめ神社20にも入ってます。
機会があったらぜひご参拝ください。
さて、西本宮です。
こちらはアマテラスが身を隠したという天岩戸(洞窟)がご神体となっていて、
それを拝殿から拝む形になっているんですが、
社務所で申し込みをすると、拝殿の奥の遥拝所まで案内してくださいます。
で、申し込みをしようと思って社務所へ行くと、
ちょうどこれから先に申し込んでいた人たちの遥拝案内が始まるというタイミングで、
申し込みは後でいいから先に行っちゃってみたいな感じになり、
大急ぎでそのそのグループへ。
注意事項などの説明を受けて、お祓いをしてもらい、遥拝所へ。
伊勢神宮の御垣内参拝(正式参拝)もそうなんですが、
普段は入れないところへ入れていただくというのが、ものすごくテンションあがります。
こちら、撮影禁止なので、写真はありません。あしからず。
で、拝殿の奥からご神体の天岩戸を遥拝するんですが、
説明された場所を見ても、木が鬱蒼としていて、見えたような見えないような・・・。
が、そこから二拝二拍手一拝して、お祈りさせていただきました。
神職さんのありがたいお話などもいただき、所要時間は約20分。
当日の申し込みで誰でも案内していただけます。
ドレスコードもなし。無料。(お賽銭はずんでください!)
この天岩戸遥拝だけで、朝からかなりの充実感。
遥拝を終えると、拝殿の隣にかわいらしい神楽殿を発見。
こちら、名前の通り、お神楽の舞台になります。
ステージを彩る紙の飾りがおしゃれですね。
事前に予約をすれば、こちらでお神楽の奉納もできるそうです。
詳しくはこちらを。
さて、こちらの神社、敷地自体はそれほど広くないのですが、
こちらに来て、忘れちゃいけないのが、ここから歩いて数分のところにある、
天安河原です。
天安河原とはアマテラスが天岩戸に隠れたときに困った神々が集まって相談したところ。
アメノウズメがダンスをして盛り上げた場所でもあります。
そんな神話の舞台がここにはあるんですね。
境内から外に出て、一般道をちょっと進んでから、川の方へ下りていきます。
素晴らしい景色が広がります。幻想的ですね~。
で、この先に広~い岩のくぼみがあって、そこが河原になってます。
こちらが天安河原。
西本宮から約500メートルだそうです。
景色が素晴らしいのでそれほど苦になりません。
片道15分くらいかな。
奥に鳥居が見えますね。
これは天安河原宮。
ご祭神はオモイカネと八百万の神。
オモイカネっていうのは、知恵の神様で、
アマテラスが隠れたときにいろいろと作戦を考えた神様です。
松尾さんのだんなさんの佐々木さんがモデルです。
もう、佐々木さんにしか見えない・・・。
とっても爽やかで、気持ちのいい場所なんですが、
ところどころ、石が積み重ねてあって、それがちょっと怖い・・・。
なんだか恐山みたいなことになってました。
願掛けしてるんでしょうか。できればやめてほしい・・・。
新緑と川のマイナスイオンに包まれて、気分爽快で、この地を後にします。
再び西本宮の境内に戻り、あらためて拝殿でご挨拶。
とても美しいですね。
もちろんこちらもアマテラスがご祭神です。
神社のホームページでは「大日霎尊(おおひるめのみこと)」となっています。
これはアマテラスの別名です。
「霎」というのは巫女のことを意味します。
「日」の巫女(みこ)。
つまり「ひみこ」ですね。
このあたりは、『古事記ゆる神様100図鑑』を監修してくださった、
戸矢学さんの得意ジャンルです。
興味のある方は戸矢さんの著書をご覧ください。
ということで、九州縦断神社めぐりの旅の2日目の1社目の参拝終了。
お次は天孫降臨神話の神社へ向かいます。
つづく。
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