先日の続きです。

 

 

つまりですね。

男性と肩を並べて

男性と同じように社会で活躍したい

という女性のための

「男女平等」

というのは整ってきたんじゃないかな

と私は,思います。

しかし,完璧ではないから

つまり,完全に平等ではないから

不満を持つ女性も

いるのだろう,と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして

「男女平等」

と言っても,人間には

男と女がいますが

全ての女性が,同じことを

求めているわけではないのです。

だって,生き方が違うのだから。

例えば

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・男性と同じように社会で活躍したい人

・結婚すれば仕事を辞めて専業主婦になりたい人

・結婚して出産すれば専業主婦になりたい人

・結婚しても出産しても男性と同じように社会で活躍したい人

・結婚して出産すれば,仕事と家庭(子育て)のバランスを取りたい人

・結婚しない人

・結婚しないと決めたわけではないけど結婚していない人

・生涯独身の人

・結婚しても出産しても男性と同じように社会で活躍したいと思っていたけど,出産したら価値観が変わって専業主婦,ないし,家庭に重点を置きつつ仕事もしたい人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っていう,まさにカオス(笑)

だから,声の大きい人の意見が

全女性を代表している

というわけでは

決してないんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので

「男も女も全員画一的に扱う」

という形式的な平等では

不満はなくならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから,私は

本人が希望するライフスタイル

に合わせて柔軟に対応する。

ということに関して

平等であればいいな,と思うんです。

つまり,多様性を認めて

多様な生き方を認めて

その自由を尊重する。

もちろん,みんなが助け合って

調和を図る。

そんなことが理想だなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから,男も女も同じように扱う

っていうのが「平等」というのは

私としては「古い」と思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は

・結婚しても出産しても男性と同じように社会で活躍したいと思っていたけど,出産したら価値観が変わって専業主婦,ないし,家庭に重点を置きつつ仕事もしたい人

っていう,一番わがままな女性

だと思います。

だけど,だから

男性と肩を並べて男性と同じように

社会で活躍したいという女性の気持ちが

とてもよくわかります。

そのような女性は優秀で責任感があって

ガッツがあって頼もしいです。

男性と同じようにと言っても

女性らしさを発揮しながら

社会で活躍できる女性達です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういう女性が

女性に生まれてきたことを「損」だ

と思うような悲しいことに

ならないようにしてほしい。

そう思うから

私みたいに,出産したら

家庭を大事にしたい

なんて価値観がコロコロ変わる

ような女性がいることで

「だから女性は。。。」

と呆れられて足を引っ張るようなことが

あっては申し訳ないなと思うんです。

だから,生き方や価値観が違う

ということも受け入れてもらいたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また,私は

専業主婦が社会で一人前の立派な大人

として扱われる日本の社会

であってほしい。

日本の専業主婦は宝だと思います。

そして,働く女性も専業主婦も同志です。

敵対してはいけないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息子が公立小学校に通っていますが

PTAの役員さん達が

全て立候補で決まっていました。

専業主婦(もしくはパート働き)の

ママさん達です。

私は,息子が公立幼稚園に通っていた時に

PTAの役員になったことがありました。

当時専業主婦でしたので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん,仕事をされている

ママさん達もいらっしゃいます。

PTA活動を通じて感じたことは

率先してPTA役員を務める

専業主婦の方々が

「働くママさんの負担にならないように」

と思って役員に立候補したり

不公平だという不満が出ないように

配慮したり

そういう姿を見てきました。

つい,そういう姿に感動しちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼稚園では,年中から

仕事に復帰したので

復帰してからは配慮される側

になりました。

とてもありがたかったし

働くママさんのために

PTAの仕事を買って出てくださる

会長さんや役員さん達の心が

とても豊かだと思ったし

ゆとりがあって頼もしいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バザーのときには

会長さんが,子供用布マスクを

100枚くらい手作りして

しかも,布代も持ち出しで

寄付してくださったことがあって

驚いたものです。

なんの見返りも求めていない。

その心が美しいなと思うし

だけど,その方にとっては

何ら特別なことではなく

普通の当たり前のことをされているだけだ

という感じでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで昨日

学童クラブの方からお手紙をいただいたのですが

今年度の父母会の会長就任のお願い,という。。

くじで公平に選出されたとのこと。

一瞬,固まりました。

え?どうして私???

特段の事情がなければ引き受けてください,と。

おそらく,仕事が忙しいとか

理由を言って辞退を希望すれば

認められると思うのです。

だけれども,学童クラブの父母会

ということは,保護者は全員共働きです。

だから,私だけが仕事で忙しい

ということはないわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので,内心正直,面倒だなと思いましたが

「私に会長という大役が務まるのか自信がありませんが

是非,お引き受けさせていただきます」

とお返事しました。

(私,えらい。。。笑)

そうやって社会って回っているのだろう,と。

みんなが嫌だと言ったら

お人好しだけが引き受けることになってしまう。

というか,内心面倒だなと

思ってしまう自分が,本当にまだまだだな

と反省する次第です(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実質的な男女平等とは

画一的に形式的に

同じように取り扱うのではなく

多様性のある本人の生き方に合わせて

本人の能力が最大限発揮できるように

みんなで助け合って

仲良く楽しく生きていく

ということなのかな,なんて思いました。

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私,元検事で弁護士だから

お会いしたことのない方は

仕事ができるだろうと思われるかもしれませんが

検事って,事務作業全くしないんです。

優秀な事務官がついているからです。

単純事務作業(編み物みたいな)は得意だけど

取りまとめ,集金,締め切り,日程調整

みたいなのって

めっちゃ苦手です。

なので,私に務まるのかというのは

本当に自信がありません。。。

が,がんばります!