最近、形式的な男女平等

つまり、男と女を同じように扱う

ということに飽き飽きとしています。

私がいつも考えるのは

実質的な男女平等ってどういうことだろう

ということです。













社会を見ていると

概ね、形式的な男女平等は

整ってきているんじゃないかなと。

妊娠出産は女性にしかできないから

産休は女性のみだけど

育休は男性も女性も

同じように取得できるように

なってきていると思います。















私は、検事時代

妊娠するまでは

妊娠したら、子どもが0歳のうちに

復帰して(保育園の関係)

夫に育休を取ってもらおう

と考えていました。













私の母が、世の中の人のために仕事したい!

という人で、仕事ばかりしていたので

子ども時代は寂しい思いや

晩ご飯にひもじい思いをしました。

だけれども、それが素晴らしいと

私は思っていました。

だから、そうやって家族よりも他人のために

仕事をしている母を支えたい

と思っていたし

とても尊敬していました。

(今でもその気持ちは変わりません)














だけど、自分がいざ妊娠したら…

他人よりも我が子が大事。

という気持ちがむくむく湧いてきました。

だからといって検事の仕事も大好き。

専業主婦になるのはなーと。













そんなときに

たまたま法務省だったか最高検だったか

(おいw)

の方が地検に来られて

お話しする機会がありました。

そのときに私は言いました。














「今は随分と男女共同参画ということで

女性が男性と同じように

働く環境を整えてきてくださっていると

感じます。

しかし、女性の中には

仕事も続けたいけど

家庭も大切にしたいという人もいます。

そういう女性の働き方が

できるような環境。

つまり、2時間の時短勤務

とかいうのではなく

1日4時間勤務、週3勤務

というような勤務時間を半分以下

にするような働き方

(検事ならば事件数を半分以下にする)

ができたらありがたいのですが…」

と言ってみました。

(もちろん、給料も半分以下です)













そしたら、やはり

「そこまではまだまだ…」

ということでした。

やっぱりそうだよね〜

ということで

その後2年くらい悩んだ末ですが

辞めるという決断をしました。














同じく検事の夫は

「ともちゃんが辞職するのは

国家の損失だけど

辞めるというなら俺は尊重する」

と(ほんまに言うてたw)

言っていただいたので

検事の仕事は夫に託して

私は、家庭での仕事を選びました。













本当はあと2,3人子宝に恵まれたら

よかったんだけど

授かりませんでしたので

1人息子を育てながら

今は弁護士をやっております。












そして、まさに!

私が法務省か最高検の(おいw)

方に述べた希望

そのものの働き方をさせていただいています。

と言っても雇用契約ではなくて

個人事業主なので

委任契約だったり業務委託契約

だったりするので

仕事した分だけを報酬として頂いています。












朝7時に起きて

朝ごはんを作って息子を起こし

息子を学校に送り出して

夫を仕事に送り出して

それから掃除洗濯の日もあれば

晩ご飯の仕込みをする日もあれば

二度寝する日もありw

お昼前に出勤しています。

そして、学童のお迎えに行って

晩ご飯を作って食べさせて

息子と一緒に寝る。

(または夜更かしする)












そんな生活だから

執務時間は短い。

なんといっても職場の人が

大好きな人ばかり!

クライアント様も大好きな人ばかり!

だからストレスなく仕事を

させていただいているし

時間に余裕があるから

家事の分担はほとんどないです。












とはいえ

休みの日に洗濯物を干してくれる。

休みの日に食器洗いをしてくれる。

ゴミの日にゴミを出してくれる。

息子の宿題チェックをしてくれる。

私が休日出勤のときに

息子の面倒を見てくれる。

それだけで本当にありがたいです。













だけど、フルタイムで働くママは

余裕ないだろうなーと。

長くなったので続きます。


別に長くなかった(笑)

だけど、続きもお読みくださいね✨