2月のイベントと言えば
「バレンタインデー」
ホームプラスでは「チョコワッフル」を販売しておりますが、
厨房裏ではもう一つのバレンタインイベントが繰り広げられました。
毎年、不出来ながらも手作りチョコにチャレンジする娘。
今年は何故か
「マカロン」
と言い出してきました。
私もあまりマカロンには詳しくありませんので自身の勉強も兼ねて
製作開始。
すると、スタッフのアズサちゃんも今年のバレンタインはマカロンらしく
ナイスタイミング!ってことでいつの間にかタッグを組んで
娘たちのマカロン作りが始まりました。
何だか楽しそうな感じです。
マカロンはメレンゲ作りが大事です。
キッチンエイドの出番です。
卵白は砂糖を入れると潰れる性質があるのでメレンゲの状態を
見極めながら数回に分けて入れます。
逆さまにしても落ちないほどの堅いメレンゲを目指します。
アーモンドパウダー、粉糖を加えてからあえてメレンゲの気泡を
潰していきます。(練っていく感じ)
これを「マカロナージュ」っていうのですが程良い硬さがマカロン作りの
最大のポイントです。
あとはこんな感じで絞ります。
絞りを持つ手が様になっています。
上着を脱いでパジャマ姿で絞ります。
普段見たことのない凄い真剣な表情です。
絞った生地は表面が乾くまで寝かせます。(20分くらい)
表面を乾かすことで中の圧力を高め、その結果、水分の逃げ道に
なる底辺がマカロン独特の「ピエ」(脚の意)になると考えます。
頑張った結果・・・
ちょっと温度が合わずに微妙な仕上がり・・・
おまけにクマやキノコ、クローバーも本のようにはなりませんでした。
マカロンは2枚の生地の間にジャム等を挟むお菓子なので
上下が同型、同サイズでないといけません。
ということで、
翌日やり直し。
お客様ご来店の1時間前。
チャンスは1度きり。
3人で役割分担します。
量は昨日の倍の90個!
急げ!急げ!
さすがに二日連続は仕事も早くなります。
今度は140度、9分30秒で焼きます。
(コンベクションオーブンの場合)
今度こそ!
この娘たちは「持ってる」んです。
二日にわたるマカロン製作。
アズサちゃんも、娘も、ちょっとコツを掴みました。
ジャムやチョコ、クリーム等を間に挟んで完成です。
なかなかの出来栄えです。
結構やるなぁ。
この完成品を見ながら来月の新デザートのイメージをふくらましている
シェフでした。