1987年発表の『ノルウェイの森』は上下430万部を売るベストセラーとなり、これをきっかけにブームが発生。
また、現代アメリカでも大きな影響力をもつ作家の一人と評されており、今ではノーベル賞候補にあげられるほどになりました。そんな小説家、アメリカ文学翻訳家は
村上春樹さんでございます(^-^)
他にも『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』などで知られており、今では世界的に有名な作家の村上さん。
ちなみに、海外の大手サイトgoodreadsの読者が選ぶ「日本の小説ベスト100」をみると
1. ねじまき鳥クロニクル/村上春樹
2. ノルウェイの森/村上春樹
3. 海辺のカフカ/村上春樹
4. バトルロワイヤル/高見広春
5. OUT/桐野夏生
6. 世界の終りとハードボイルドワンダーランド/村上春樹
7. キッチン/吉本ばなな
8. アフターダーク/村上春樹
9. 羊をめぐる冒険/村上春樹
10. スプートニクの恋人/村上春樹
これをみたら、まさに世界でも村上無双といえるでしょう!!!
一方で翻訳も精力的に行い、「キャッチャー・イン・ザ・ライ」をはじめとした多数の作品、それ以外にも随筆・紀行文・ノンフィクション等も出版と、多様なご活躍。
そんな村上さんの生年月日から検証されうる個性とは一体?
作家シリーズ第二夜は、そんな村上春樹さんの個性を分析・検証させていただきました(^-^)
村上春樹さんは1949年1月12日生まれ。
「ひとりのときの性格」「本質の自分」は
「夢とロマンのコアラさん」
「みんなといるときの性格」「表面の自分」は
「たぬきさん」
「生き方・ポリシーのタイプ」は
「マイウェイさん」
とでてきましたが、まずはご経歴をみてみましょう・・・・
京都府京都市伏見区に生まれ、兵庫県西宮市・芦屋市に育った村上さん。
両親ともに生粋の関西人、また国語教師であり、本好きの親の影響を受け読書家に育ったそうですが・・・・・・
両親が日本文学について話すのにうんざりし、欧米翻訳文学に傾倒、親が購読していた河出書房の『世界文学全集』と中央公論社の『世界の文学』を一冊一冊読み上げながら10代を過ごし、また中学時代からは中央公論社の全集『世界の歴史』を繰り返し読んでいたとか(^_^;)
※ちなみに、村上さんは自身が特に影響を受けた作家として、スコット・フィッツジェラルド、トルーマン・カポーティ、リチャード・ブローティガン、カート・ヴォネガット、レイモンド・チャンドラー、このほかにフランツ・カフカ、ドストエフスキーらの作家も加わり、また「これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本」としてフィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』、そしてチャンドラーの『ロング・グッドバイ』の3冊を挙げているそうです(^-^)
高校卒業後は1年の浪人生活ののち、1968年に早稲田大学第一文学部に入学、演劇科へ進んだ村上さん。
在学中は演劇博物館で映画の脚本を読みふけり、映画脚本家を目指してシナリオを執筆などもしていましたが、大学へはほとんど行かず、新宿でレコード屋のアルバイトをしながら歌舞伎町のジャズ喫茶に入り浸る日々。
在学中の1971年には学生結婚、そして1974年、国分寺駅南口にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を開店することに。
そこでは昼間はジャズ喫茶、夜はジャズバーとして、週末は生演奏をしていたとか(^-^)
なお、7年間在学した早稲田大学は1975年に卒業されました(^-^)
そして1979年4月、『群像』に応募した『風の歌を聴け』が第22回群像新人文学賞を受賞。作家デビューを果たした村上さん。
ここからは本格長編小説『羊をめぐる冒険』長編『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』刊行。
また1987年、「100パーセントの恋愛小説」と銘うった『ノルウェイの森』を刊行、上下430万部を売る大ベストセラーとなりましたね(^-^)
さらに2002年9月の『海辺のカフカ』
2009年刊行の合計223万部の発行部数に達した長編小説『1Q84』BOOK 1およびBOOK 2も皆様ご存じのところでありましょう。
一方、翻訳家としてもご活躍の村上さん。
2003年『ライ麦畑でつかまえて』のタイトルで親しまれてきたサリンジャーの長編の新訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を発表。
さらにレイモンド・チャンドラーの『ロング・グッドバイ』(2007年3月)、トルーマン・カポーティの『ティファニーで朝食を』(2008年2月)、チャンドラーの『さよなら、愛しい人』なども有名ですね(^。^)y-.。o○
ところで、本業は小説家でありながら、体力維持のためにトライアスロン・マラソンを趣味としていることでも有名な村上さん。
世界中を回ってもカバンには必ずランニングシューズを入れて走り続けているそうですが(笑)
その習慣は日々の生活にも刻み込まれており、一日の流れはこんな感じで、規則正しいそう・・・
朝:基本的に毎朝4時か5時に起きて,朝仕事を開始
昼前~昼:十枚書くと朝仕事終了。それからほぼ毎日10km程度をジョギング、もしくは週に何度か水泳(1500m)、ときにはスカッシュなども
午後~夜:仕事は少しするが,吸血鬼ではないので,日が暮れると仕事はしない
ビールやウィスキーを飲みながら,本を読むかビデオを見て、10時には就寝・・
この生活が20年以上続いているそうで、村上さんはまさに「習慣の鬼」といえるのかもしれません・・・
そんな村上さんの他の趣味はと言えば、読書以外には中学生の頃からジャズ・レコードの収集をしており、膨大な量のレコードを所有している(1997年当時で3000枚)そうで、音楽はジャズ、クラシック、ロックなどを好んで聴くとのこと。
ただし、現代ロックも聴き、最近ではコールドプレイやゴリラズ、スガシカオさんのファンを公言。常に何か新しいものに向かう精神が大事なのだとも語っているそうです(^-^)
さて、ここからは村上さんの個性・生き方を検証してまいりましょう。
まず「ひとりのときの性格」「本質の自分」は「夢とロマンのコアラさん」という村上さん。このようなところがあるかもしれません。
◆スポーツや趣味など自分を高めることが好き
◆長期的展望に立って考える
◆ペース配分が重要な勝負に強い
といえば、仕事のためにマラソン・トライアスロンをはじめ20数年、規則正しい生活で作品をだし続けているところは、まさにこの「コアラさん気質」がでているといってもいいのでは???
一方、「みんなといるときの性格」「表面の自分」は「たぬきさん」という村上さん。
◆影響されやすい
◆古いものを大事にする・究極の逸品に弱い
などというところがあるかもしれませんが・・・
そういえば確かに、前述のように数々の外国作家に影響され自身の作風を確立、またジャズレコード収集の趣味があるというところは、まさにこの「たぬきさん気質」も発現しているといえるのでは・・・・・(^_^;)
最後に「生き方・ポリシーのタイプ」は「マイウェイさん」という村上さん。このようなところがあるかもしれません。
■マイウェイさん=社交的な頑張り屋さん
■表面は温和だが妥協しない
■闘争心旺盛な負けず嫌い
■人との駆け引きがうまい
■八方美人にみえるが、内面には大変頑固なものを秘めた内弁慶
社交的にみえていても近年はインタビューの依頼があっても、一部の新聞・雑誌を除いて積極的には応じないという村上さんだそうで、その理由として、ジャズ喫茶経営時代に
「毎晩客の相手で一生分の会話をした。今後は、本当に話したい人にしか話さないと誓った」からだそう。
このあたりからみても、実はやっぱり内弁慶と社交性が共存するマイウェイなところがあるのかも・・・・
毎年作品が発表されるとき、そしてノーベル賞発表時に注目される村上春樹さん。これまで知らなかった方も、一度村上さんの本を読んでみるとよいのでは????(^-^)