彫刻石工せいしろーうくんのブログ


先日、図書館で借りてきた本なんですが


この本には私の知らない明治、大正、昭和の


石工の名品やその時代の石工名まで出てきます。


以前に狛犬研究会で知った井亀泉→野村保泉は


この本では詳細に書かれていて


明治から昭和にかけて石工の最高技術集団と


しての地位を保ちそこで仕事をすることが


石工としての最高の腕を持つと認められる事だと


言われていた。


それぐらい、いろいろな石造品の名品を生み出した


工房だったのだろう。


この本はおもに碑の字の彫り方についての研究を


された事が載っていて今までに知らなかった事が


たくさん出てきてとても興味深いものです。


当時の石工話しも紹介されていてその拘りに


共感できる自分が嬉しかったりします。


森 章二氏は東京大学大学院に在籍中に


碑刻の魅力にみせられ日本中の碑を調べ


自分で彫る技術修得までされているようです。


特に仏足石製作をライフワークとしていたようで


その作品にもとても興味をそそられます。



現在73歳ということで機会があれば


是非、お会いして話をしてみたいものです。