2016年5月16日
いま名古屋場所9日目だ。
私が相撲に興味を持ち始めたのは小学校のとき、東富士、羽黒山、名寄岩から始まり、特に応援したのは栃錦だった。
しかし曙時代ころから興味を失い、再び見だしたのは二年前に病気で入院したときの退屈しのぎ、逸ノ城、照の富士が台頭してきた時だった。それから毎場所見るようになったが、今場所はあまり見ていない。照ノ富士が不調のこともある。
なぜ、足を痛めた時にすぐに彼を休場させなかったのか、同門の安美錦の失敗もあるのになぜ親方はそれを判断できなかったかという不満、それと琴奨菊のばかげた綱取り喜劇などで相撲が面白くなくなったからだ。
それでも見ていると、白鵬の行儀の悪さが目立つ。
今日は“勢”相手に立ち合い、左顔面を張った、そして右からのかち上げ、これで”勢”は脳震盪を起こして倒れた。
白鵬の勝負で気になったのは四日目“正代”にたいして強烈な張り手をかまして脳震盪もどきを起こさせている。
やっと結びの一番の取り組までに上がってきた新人だ。これに横綱がやるべき取り口ではない。それにしても今日の相撲を見ているとこれは横綱の相撲ではない。皆が真似だしたらどういうことになるのだろう。
解説者が言った、“変なことをおぼえましたね”。いいえて妙だ。
げんこつで殴るわけではないからルール違反ではないが、平手打ちしてあごにアッパーらしきものを喰わせれば、まあ、結構なダメージをあたえることになる、大横綱白鵬は“変なことを”おぼえたものだ。
野見宿禰が当麻蹴速を蹴り殺した原始的な相撲でいいのなら、間違いなく白鵬よりずっと強いものが出るだろう。
私はもともと白鵬は好きじゃないが、ある程度は理解してきた。しかしこれじゃ嫌いにならざるをえない。そして世論の圧力でこの方法を封印されたら彼の相撲寿命は長くないだろう。
それはそうと、“ホー”を封印された琴勇輝が、連敗して文句も言わず、“勘をとりもどすまで”と頑張って盛り返してきたのはえらい。

