ISAWO BOOKSTORE vol.4

「夜明け前ー吉展ちゃん誘拐事件ー」

作・演出/高橋いさを

●日時/2019年12月3日(火)~8日(日)

●場所
オメガ東京(JR線「荻窪駅」西口より徒歩8分)

●出演
関幸治
蒲公仁(個人企画集団*ガマ発動期)
児島功一
久我真希人
二神光
浅倉いづみ
鯨エマ
山本育子
紀那きりこ
岡林愛

●内容
1963年に起こった「吉展ちゃん誘拐殺人事件」。事件を起こした犯人には何人かの兄弟がいた。世紀の祭典「東京オリンピック」開催前夜、東京下町で起こった誘拐事件を題材に、犯人とその兄弟たちの葛藤と苦悩を描く。加害者家族の彼らはその事態にいかに対処したか?   三億円事件を扱った「好男子の行方」に続き、ISAWO BOOKSTOREが贈る「昭和事件シリーズ」の第二弾!

●日程
12月3日(火)19:00
12月4日(水)15:00/19:00
12月5日(木)19:00
12月6日(金)19:00
12月7日(土)14:00/18:00
12月8日(日)14:00/18:00 

●料金
¥4000(前売り・当日とも)
¥3500(学割・学生証提示)

●問い合わせ
ISAWO BOOKSTORE
ファイナル・バロック

●ご予約

ご予約を上記のカルテット・オンラインで承ります。

●作者コメント
青天の霹靂
世の中に辛いことは数多くあるだろうが、身内が犯罪を犯した際の家族というものは相当に辛いのではないかと思う。犯罪と言ってもいろいろだが、例えば、殺人事件を身内が犯した場合、家族が追い込まれる気持ちを想像するといたたまれなくなる。それはまったく青天の霹靂であり、当人にまったく落ち度がないにもかかわらず、その人は窮地に追い込まれる。社会的に「犯罪者の家族」という烙印を押されてしまうからである。
今から56年前に起こった「吉展ちゃん誘拐事件」にわたしが興味を持ったのは、大罪を犯した男にはたくさんの兄弟がいた点である。加害者家族である彼らは、その事態にいかに対処したのか?    折しも東京オリンピックを来年に控える今、同じように世紀の祭典前夜に起こった誘拐事件をそのような視点で描くのが本作である。

高橋いさを(劇作・演出家)
ISAWO BOOKSTORE主宰。

※「夜明け前」チラシ。