天使:「高速馬場傾向にあるいまの東京競馬場。ここ前に行きそうなんは、外枠やけどストレイトトーカー、サクラファレル。そう、競ることはないやろ。高速馬場やと、前行く馬でも平気で33秒台の脚で上がって来そう。スピードある先行・好位の馬が狙いかな。2,3番手に付けそうなサクラファレル、そのすぐ後ろ当たりのカラマティアノス、ジュタ、人気はないけど同じ位置に付けそうなセンツブラッドも注目するべき存在」

 

悪魔:「中団ぐらいからになると思うけど、人気のトロヴァトーレ、サブマリーナも高速馬場でも十分やれるスピードの持ち主。トロヴァトーレは、前走、東京新聞杯で後方からだと32秒台の高速上がりが飛び出した中で、16頭立て10番手から33秒1の上がりで1着。ここは鞍上・C.ルメールが重賞連覇を狙う、か。サブマリーナは鞍上・武豊。新潟大賞典0.3秒差2着、チャレンジカップ0.2秒差4着、重賞制覇にあと一歩のサブマリーナを武豊が上手くリードするか、やね。3走前・京都大賞典16着、2走前・日経新春杯9着は芝2400m、距離が合わなかった。芝1800mは前走のリステッド競走・大阪城S・0.1秒差2着を含めて、4戦2.1.1.0。天使の天さんの推しの4頭と、この2頭を加えたら、もう6頭で、このレースの予想は終わりやねんけどね」

 

 僕:「天さんの推しのサクラファレル、カラマティアノス、ジュタ、センツブラッド。 

 サクラファレル4歳は7戦2,2,1,1,1,5,1着。唯一の着外はセントライト記念で0.6秒差5着。まだ高速馬場での経験はないが、芝1800mは、逃げて2着馬に4馬身差の1分46秒3、逃げて2着馬に5馬身差の1分46秒4、好タイムの2勝がある。 カラマティアノス4歳は現在、中山金杯1着、中山記念2着、好走継続中。3歳時には東京競馬場の共同通信杯・芝1800m2着があり、東京コースに不安はない。 ジュタ4歳はセレクトセール3億5200万円の馬。7戦3.0.1.3。本格化はまだのようだが、いつ素質開花しても不思議でない馬。新馬勝ち即挑戦したホープフルSでクロワデュノールの4着があり、『素質の片鱗』は見せていた馬。1枠1番、内の好位で我慢……直線に差し脚を爆発させれば。 前走・小倉大賞典、14着に敗れたセンツブラッド。『道中で外々を回されて細かい脚を使わされました。不完全燃焼で力を出し切れませんでした』と鞍上・団野大成。今回、横山武史(センツブラッド騎乗1戦1勝)に乗り替わり、好位から好走を狙う。4走前・ラジオNIKKEI賞2着、2走前・鳴尾記念2着。重賞で活躍の可能性は、普通に考えられる馬」

 

天使:「そうかぁ。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、①②④⑩⑪⑭、30点×100円。

3連複ボックス、①②④⑩⑪⑭、20点×100円。

3連単、カラマティアノス・トロヴァトーレ2頭軸マルチ④⑪-①②⑩⑭、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ。ほな、それでいこか。ではでは」

 

 

天使:「予想的にはちょっと、散々な週になってしもたな。京王杯スプリングカップは、1着ワールズエンド3番人気、2着セフィロ14番人気、3着マイネルチケット7番人気。予想で選んだ6頭が6,7,8,9,13,15着。全くもって予想外れ。完敗やな。天皇賞春はクロワデュノール、アドマイヤテラ、やや不安はあるけど昨年の覇者ヘデントールの『3強』勝負。紛れがあるとすれば、現実に長距離実績のある牝馬。そんな感じやってんけどな。後方から、とんでもない馬が飛んで来た。単勝208.4倍・12番人気のヴェルテンベルクや。ヘデントールを、アクアヴァーナルを抜いて、まだ伸びる。アドマイヤテラを抜いて、最後の一完歩でクロワデュノールに完全に並んでしもた。テレビのスロー再生見ても、どっちが勝ったか、ホンマ、わからへん。結果は1着クロワデュノール、2着ヴェルテンベルク、3着アドマイヤテラ。本命戦が見事に覆された。年間トータルは、馬単-7,940円、3連複+27,460円、3連単-1,390円」

 

悪魔:「京王杯スプリングカップは、確たる重賞実績のある馬が少なく、これからの活躍に対する期待度が人気になってた部分が多く、難しいことは難しかったけどね。金曜日の雨で良馬場まで乾いても高速馬場には……思われてたけど、勝ちタイムが1分18秒9、速い馬場になってた。逃げたワールズエンドが3ハロン・33秒4の上がり。2番手を行ってたファンダムが33秒9で8着、並んで追走してたアサカラキングは34秒8の上がりで18着最下位。高速馬場に対応できるかどうか?で完全に明暗を分けたレースやね。14番人気のセフィロ2着も、前走・愛知杯・芝1400mで1分19秒8・3着に来てたのにね。上がりも32秒2,32秒9,32秒9,連発してた。今回は32秒6。4歳の気鋭ファンダム、ダノンセンチュリーが期待されて人気するなら、同じ4歳のマイネルチケット3着も2歳時にサウジアラビアロイヤルカップ3着、京王杯2歳S2着、と東京競馬場には実績あったのにね。ちょっと見過ごされた、ね」

 

 僕:「勝ったワールズエンドの鞍上・津村明秀は、スピードに自信があったようで、外から無理しても強気に前に出るつもりだったようだ。高速馬場への自信が強気にさせ、外から強引に行ったことが、他の先行馬の出バナを挫いたようで……すべてが上手く行った結果か。これからも高速馬場における強気対応は注目しておきたい1頭だ。キープカルム、13番手から上がり32秒6で6着。ヤブサメは15番手から32秒4の上がりで10着。高速馬場に対応できる位置取りではなかった……ということ。ファンダム・2番手から33秒9で8着、ダノンセンチュリー・10番手から33秒0で9着。まだまだ経験不足……ということかな」

 

天使:「天皇賞春。ミステリーウェイが単騎で逃げて、最初の正面スタンド前。ホーエリート、エヒトが続き、マイネルカンパニー、サンライズソレイユが追走する形。クロワデュノールがその後ろ、アクアヴァーナルが完全マーク。その後ろにヘデントール、アドマイヤテラはさらに後方。最後方を走るヴェルテンベルク、おそらく大方の人はその存在に意識はなかったと思うけどな」

 

悪魔:「最初の1000m通過が59秒9やから、天皇賞春としては速いペース。案の定、淡々と進んだね。向こう正面から4番手にいたサンライズソレイユが速めにスパートして、ミステリーウェイのすぐ後ろに迫ったんが、唯一の大きな動きやった。3コーナーからクロワデュノールが進出、4コーナーで3番手。一列後ろから続くのは牝馬アクアヴァーナル。ヘデントール、アドマイヤテラも中団あたりまで進出。直線に入って、クロワデュノール、アクアヴァーナル、アドマイヤテラ、ヘデントールの脚色が良く、まさに『3強』、一角を崩すのはアクアヴァーナル……そういう雰囲気やってんけどな」

 

 僕:「クロワデュノールが先頭、詰めて来るのはアドマイヤテラ。3番手はアクアヴァーナル、『3強』で唯一不安のあったヘデントールが伸びず4着……と思った時に、大外から伸びて来たピンクの帽子。8枠15番ヴェルテンベルクだ。前々走・ステイヤーズS・0.3秒差6着、前走・ダイヤモンドS・0.6秒差4着。長距離重賞で存在感は見せてはいたが、長距離G1、このメンバーでは。よほどの展開利か何かなければ……。ビックリする現実は、クロワデュノールとの1着写真判定。ヴェルテンベルク、結果は2着だったが『2026年天皇賞春MVP』の表彰があるとしたら、絶対、ヴェルテンベルクだろう。『スピード競馬の流れから外れつつある長距離G1・天皇賞春』、大阪杯・芝2000mを勝って登録して来たクロワデュノール。天皇賞春に欠かせない『盛り上がり』の一大要因となった。その走りを皆が注目した。そのクロワデュノールに迫り、たとえハナ差でも、クロワデュノールの勝利をぶち壊そうとしたヴェルテンベルク。『敗者』と呼ぶには、輝きすぎる」

 

天使:「そうやな。確かにな。2026年、天皇賞春のヴェルテンベルクだけは、絶対、記憶に留めておきたい馬やな。今週はNHKマイルカップや。ここでもまた、とんでもないMVPが現れるやろか。楽しみいっぱいやな。ほな、このへんで。ではでは」

 

天使:「ホープフルS1着、皐月賞2着、ダービー1着のクロワデュノール。凱旋門賞挑戦失敗14着、帰国後、ジャパンカップ4着と足踏みがあったけど、今年、大阪杯を勝ってG1・3勝目。自他ともに認める現役ナンバーワン・ホースやろうけど、そのクロワデュノールが天皇賞春で『G1獲り』とは、ちょっと驚きやけどな。昔はダービー勝ち馬やったら菊花賞出走して、古馬になったら天皇賞春挑戦は当たり前やってんけどな。いまは『芝3200mの天皇賞春はステイヤーのためのG1』いうイメージが出来てしもてるからな。クロワデュノールは、父キタサンブラックが天皇賞春を2勝してることからも、ステイヤーの血を十分に引いてるとは思うけどな。現実には走った最長距離は芝2400m。ダービー1着、凱旋門賞14着、ジャパンカップ4着。他の距離が7戦6.1.0.0を考えれば、距離延びて得意とは言い切られへんねんな。ま、実力・実績から中心となる馬であることは事実やろうけどな。『勝ち切る』とは言い難い」

 

悪魔:「ま、これだけの馬。厩舎も自信がなかったら使てきいひん思うけどね。展開を考えても、逃げるんはミステリーウェイか、アクアヴァーナル。ホーエーリート、シンエンペラーも前に行くが、先行・好位に付けたいタイプ。クロワデュノールもスタートは速く、好位からじっくり行くタイプ。長距離ならでは『大逃げ』をどの馬かが打たない限り、長距離特有の淡々とした平均ペースに収まりそう。現在2番人気のアドマイヤテラも、昨年の勝ち馬ヘデントールも好位、中団前あたりに付けそうやし、ホント、レースが動き出すのは2周目の3コーナー過ぎ。なんか、波乱の要素はなさそうやね」

 

 僕:「昔から、ダービー勝ってる馬に天皇賞春の距離が長すぎた……なんてことを感じた現実は記憶にないからね。ダービー馬クロワデュノールに芝3200mは大丈夫だと思うよ。 そして、勝ち負けは逆転するかもしれないステイヤーとして、クロワデュノールの強敵となりそうなのは、アドマイヤテラと、ヘデントール。 アドマイヤテラは菊花賞3着。4歳時はG2・目黒記念勝ちも厩舎自信を持っての成長は見せられず、5歳になった前走・阪神大賞典・芝3000mを3分2秒0のレコード勝ちで、友道康夫調教師は大きな自信を持って、この天皇賞春に挑戦。『長距離におけるスピードと切れ味』を見せつけるか。 昨年、天皇賞春を1番人気で勝利したヘデントール。連覇を期待されるのは当然のことだが、2月、前哨戦の京都記念を8着惨敗。天皇賞春を勝って以来、9カ月半近く空いた久々の実戦だった。2走目の良化なら、いやいやまだ万全では。賛否が飛び交う。半信半疑だが、外し切れない実力馬。これまで、全10戦2,1,1,8,1,1,2,1,1,8着。『負け・2着、勝ち・1着、勝ち・1着、負け・8着』の法則からすると、次は『勝ち』。なんてことに……。 あと、実績ではシンエンペラーなんだが、ここ5走、海外含めてG1出走なのはわかるが、7,6,8,14,4着は実力ダウンを感じさせる。とくにジャパンカップ8着、有馬記念14着は酷い。最終追い切り評価も低く、復調の兆しは見えないだけに、ここは推せる材料がない。 単騎逃げの手に出るか?ミステリーウェイ。初の長距離でも力を発揮するか?大阪杯4着のタガノデュード。希望を持ちたい気もするが、正直、これらも推せないのが実情。 そこで注目したいのが『長距離に実績ある牝馬3頭』、ホーエリート、アクアヴァーナル、ヴェルミセルだ。牝馬にとっては辛すぎるといわれる長距離・芝3200m。1986年以降、出走した牝馬で馬券圏内に絡んだのは、21年の3着・カレンブーケドールしかいない。そんな牝馬にとってつらいとされる天皇賞春。3頭もの牝馬が挑戦して来たことに注目したい。 ホーエリート5歳は、昨年12月、最長距離重賞・ステイヤーズS・芝3600mの覇者。目黒記念・芝2500mではアドマイヤテラのタイム差なしクビ差2着。実力的にも、長距離にも、何も臆するところはないハズだ。 アクアヴァーナル5歳は万葉S(オープン)・芝3000mを勝って臨んだ前走、阪神大賞典・芝3000mでアドマイヤテラの2着。目下、絶好調のステイヤー牝馬だ。 ヴェルミセル6歳は、3歳の時から長い距離に活路を求め、芝2600mを中心に走り続け、5歳2月のダイヤモンドS・芝3400mでヘデントールの3着。後方から差し脚を伸ばす形で中長距離重賞で走り続けて来た。日経賞・0.2秒差6着、目黒記念・0.6秒差6着、京都大賞典は最速の上がりで0.2秒差3着。年末のステイヤーズSは8着も、勝ったホーエリートからタイム差は0.4秒差。今回の天皇賞春、逃げるミステリーウェイ、前行くケイアイサンデラ、アクアヴァーナル、ホーエリート、サンライズソレイユ、クロワデュノール、シンエンペラー、エヒト、マイネルカンパーナ、アドマイヤテラ、ヘデントール、思いの外、先行・好位に付ける馬が多い。長距離だけに競り合うことはないだろうが、どこかの位置で窮屈になり、ぶつかったり、下がったり、上がったり……思わぬ接近度合いが展開をごちゃつかせることも。そうなった場合に、後ろでゆったり待機していた馬に、突然の追い風が吹いて来るかも知れない」

 

天使:「そうかぁ。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単、クロワデュノール軸⑦⇔③⑫、4点×600円。⑦-①④⑭、3点×200円。

3連複、③⑦⑫、1点×100円。⑦-③-①④⑭、3点×200円。⑦-⑫-①④⑭、3点×100円。

3連単、③⑦⑫ボックス、6点×300円。 フォーメーション⑦⇔③⑫-①④⑭、12点×100円」

 

天使:「ナンカ、トリガミなくすことに神経使ったヘンな買い目になってしもたな。当たってもあんまり嬉しくない配当。しゃーないか。ほな、それでいこか。ではでは」