天使:「何とも実績を参考にしにくい4歳馬ゲルチュタール、コーチェラバレーが人気。どうなんやろか。信頼できる人気馬かな? 菊花賞4着のゲルチェタール、菊花賞7着のコーチェラバレー。菊花賞は芝3000mの長距離G1、その実績を素直に芝2400m戦に置き換えるわけにもいけへんしな。ゲルチェタールは菊花賞だけやなく、青葉賞・芝2400mでも0.1秒差3着。勝ったエネルジコからクビ・ハナ差。8戦4.1.1.2。叔父にホープフルS勝ちのキラーアビリティー。血統的背景からも今後が期待されて当然かもね。コーチェラバレーは京都新聞杯7着、菊花賞7着。7戦3.0.1.3。前走で2勝クラスを勝ったばかり。ちょっとまだ重賞では心もとないかな」

 

悪魔:「そやね。他の人気馬も重賞出走の無いシャイニングソード5歳、重賞3着以内は牝馬重賞のみというライラック7歳、セントライト記念2着はあるけど菊花賞16着のヤマニンブークリエ4歳。ホントに信頼できる?ていう馬たち。シャイニングソードは社台のイギリスの牧場で生まれた馬。父フランケルで、母スタセリタは仏オークスなどG1・6勝。日本生まれの全姉ソウルスターリングは阪神ジュベナイルフィリーズ・オークスでG1・2勝。血統的には姪にあたるスターズオンアースは桜花賞・オークス2冠馬。とんでもない『良血』やん。シャイニングソード自身は5歳で、まだ9戦4.3.2.0。重賞経験はなくともレースにおける安定感は『良血』のそれかも。このメンバーなら初重賞も通過点、かな。

 

 僕:「そうだね。確かにシャイニングソードは血統からも、ここでは注目の1頭。重賞初出走でも外せないね。 ライラック7歳は新馬戦以降は23戦連続重賞出走。前走がエリザベス女王杯3着だから大したものだ。過去10年、このレースで複勝圏内に来たのは4歳、5歳、6歳まで。7歳のライラックにとって、いいデータではないけど、年齢を感じさせないライラックの走りっぷりなら、懸念を突破するかもね。あと、ヤマニンブークリエはG1を含めて重賞4戦出走したが、14,8,2,16着。好走実績はセントライト記念2着だけなんだよね。ちょっと推しづらいかな。 天使の天さん推しのゲルチュタール、悪魔のあっちゃん推しのシャイニングソード、僕推しのライラック、人気馬からはこの3頭かな。 あとは重賞好実績のあるサブマリーナ、オールナット、前走1番人気で着外だったリベンジのファミリータイム。 サブマリーナは、今回と同じく武豊騎乗で新潟大賞典2着の実績があり(前走・京都大賞典16着は鞍上・横山和生)、京都競馬場6戦1,3,1,1,4,16着と好成績。 オールナットは前々走のチャレンジカップを後方から一気差しの1着。京都は4戦3勝。ここ2走は後方差しだが、それ以前は好位差し。逃げ馬いなくてスローぎみなら好位から差すかも。 ファミリータイムは前走の中日新聞杯、1番人気に支持されたが好位から伸びずに7着。着差は勝ったシェイクユアハートから0.5秒差。決して落ち込むほどの負けではない。2走・3走前は2番手からの勝利。行く馬がいなければ先行も可能な馬。展開を味方に付ければ、前走1番人気の実力発揮も十分ある。いま現在、単勝20.2倍・10番人気はぜひとも『買い』か」

 

天使:「なるほどな。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、④⑥⑦⑩⑪⑫、30点×100円。

3連複ボックス、④⑥⑦⑩⑪⑫、20点×100円。

3連単、ゲルチュタール・シャイニングソード2頭軸マルチ⑥⑪-④⑦⑩⑫、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ。ほな、それでいこか。ではでは」

天使:「出走数が少ない3歳重賞。選ぶ材料が乏しいから、どうしても血統から考えられる素質の高さに頼ることになるねんけどな。結果、3連単がフェアリーSは87万円強、シンザン記念が14万円強。波乱の連続となったわけやけど、やっぱり実戦の少ない馬たちのレースは難しいわ。素質馬いうことで、当然、社台・ノーザンファームの馬に注目したワケやけど、フェアリーSは唯一、重賞で2着4着と2走好実績のあるブラックチャリスが1着、2着にも唯一オープン勝ちのあるビッグカレンルーフ(日高・浦河町)と実績馬が活躍。3着に日高・浦河町のレオアジャイルが入って、結局、社台・ノーザンファームからは1着のブラックチャリスだけやったけどな。予想に入れてたんはブラックチャリスだけで、あとは完全外れ。シンザン記念も素質馬と思える馬からいったんや。1着サンダーストラック(ノーザンファーム)、2着サウンドムーブ(日高・日高町)、3着アルトラムス(社台ファーム)。1着のサンダーストラックはノーザンファーム産で前走までがルメール騎乗。選ぶべきやってんけどな。このレースは、前走ルメール騎乗馬が3頭も出走。今回もルメール騎乗のモノポリオ、武豊騎乗のディアダイヤモンドの2頭を選んだ。まぁ、選び間違えやけど、しゃーないわな。前走が、モノポリオはリステッド競走3着、ディアダイヤモンドは未勝利戦やけど2着に7馬身差、サンダーストラックは1勝クラス5着やもんな。ま、とにかく年明けから予想は惨敗続き。ちょっと気合を入れ直さな、な。年間トータルは、馬単-9,000円、3連複-6,000円、3連単-7,200円」

 

悪魔:「フェアリーSは、外15番枠やったけどブラックチャリスが強かったよね。さすがに外からは行けずに、ジワーッと3番手に並び、大外からのマカレイが行くと、やや下げて内の5番手。絶妙に外から内に入れたね。直線は、やや外に持ち出しながら、ゴール前で逃げたアジャイルを差し、内から突っ込んだビッグカレンルーフに伸び勝った。クビ差、2着ビッグカレンルーフ、ハナ差、3着アジャイル。大接戦やったけど、ホンマ、安定した強さを発揮した感じ。新馬戦1着、函館2歳S2着、ファンタジーS4着(クビ、ハナ、クビ差)。うちらの持論やけど『新馬戦から3走好走の馬は信頼できる』に、まさにハマったレース。でも、2,3着には驚きやったね。2着のビッグカレンルーフはオープンのすずらん賞を勝ってるとはいうても、ホッカイドウ競馬から転入して来たばっかりの馬。こんだけ社台・ノーザンファームの素質馬がおる中に入って……と、様子見にするのが妥当。3着のレオアジャイルも、ビッグカレンルーフと同じ日高・浦河町産で、新馬勝ったあと1勝クラス5着で特筆するもんはないしね。ま、とにかく素質馬といわれた馬が散々やったね」

 

 僕:「逃げたレオアジャイルが3ハロン34秒1で行って、そこそこの速いペースと思ったが、クビ、ハナ差の3着に残って、1,2,4着馬が先行・好位。5,6着も好位5,6番手を走っていた馬となったら、これは完全な先行ペース。中団以降、後方から進めた人気馬が惨敗したのは、位置取りの差があったかも。素質が輝かなかったのも事実だが」

 

天使:「シンザン記念は重賞活躍馬なし。オープンのレースでは、リステッド競走・アイビーS3着のモノポリオが目立つ程度。2勝馬も1勝クラスを勝ったクールデイトナだけ。ホンマに、今年羽ばたく馬の登竜門みたいなレースやな」

 

悪魔:「ここはファニーバニーが逃げて3ハロン34秒5。シンザン記念の過去と比較してみると、速いペース。1着サンデーストラックが5番手から。2着サウンドムーブが9番手、3着アルトラムスが12番手。4着バルセシートが15番手、5着モノポリオが5番手、6着エイズルブルームが最後方16番手から。これは差し馬の競馬やったね。それにしても、ルメールが乗ってた3頭のうち、完全に外したサンダーストラックが1着やて。この馬はキャロットファームで募集総額が8,000万円の馬。良血馬であることは間違いないんやわ。素質馬は、ひとつのレースで、ホンマ、突然開花すんねんね」

 

 僕:「新馬戦から連続ルメールが乗る馬。それだけでも買い材料だった、ということ。鞍上・T.ハマーハンセンは短期免許でドイツから来日。24年、25年と連続ドイツリーディング。当然、騎乗技術は一流なわけだ。ルメールが乗らないからと嫌ったが、むしろ、9番人気なら買い時だったのかも。人気になりながら敗れたモノポリオや、バルセシート、3着に突っ込んだアルトラムスなども、まだまだ素質開花が期待される逸材たち。春の成長に期待したいね。もちろん、勝ったサンダーストラックも。クビ差2着した日高・日高町のサウンドムーブも。テレビドラマの『ザ・ロイヤルファミリー』で注目され出した観のある『日高の馬』だが……。日高の馬とは日高町、平取(びらとり)町、新冠(にいかっぷ)町、新ひだか町、浦河町、様似町、えりも町で生産されるサラブレッドのことを言う。日高で生産される馬は全国のサラブレッド生産の80%を占めるんだよね。中小の生産牧場が寄り集まった大馬産地。だが、いまやほとんどのG1を制覇するのが社台・ノーザンファーム生産馬。有能種牡馬・繁殖牝馬の導入、施設の近代化、有能人員の登用などによって、素質馬の生産・育成に成功。一大生産牧場として揺るぎない地位を作り上げてしまった。かつての名馬、シンザン、タニノムーティエ、タニノチカラ、シンボリルドルフ、トウカイテイオー、オグリキャップ……。社台・ノーザンファームが今日まで巨大化しないころは、『日高の星』は明るく、光り輝いていた。オグリキャップでさえ、もう古い話なんだね。話はそれてしまったが……レース名がシンザン記念だからね。シンザンって、何?て言う人もいるかもね」

 

天使:「『3冠馬シンザン』は知ってるやろ。と、言うとくわな。ほな、このへんで。ではでは」

 

 

天使:「過去10年、新馬勝ち即出走した馬が4勝、2着2回。未勝利勝ち即が1勝、2着2回、3着3回。まさに3歳若駒の登竜門みたいなレースやな。それだけに選択条件に悩むわ。重賞実績がどうのこうの……という明確な実力の判断材料がないからな。日曜日の牝馬重賞、フェアリーSでは血統重視で社台・ノーザンファーム産に行って大惨敗したけど、ここも実績の少ない馬が多いし、やっぱり、選択材料はそうなるわな」

 

悪魔:「血統で素質馬を見極めるんやったら、やっぱり社台・ノーザンファーム産の馬やろね。その中で気になるのはルメールの騎乗馬。前走、ルメールが乗ったサンダーストラック、ディアダイヤモンド、モノポリオの3頭の内、今回の騎乗がモノポリオ。これはモノポリオ『一推し』やろね。騎手で見ると、ルメールから武豊に乗り替わったディアダイヤモンドも、ルメールほどではないけど期待値は高いんんちゃう。ま、ルメール騎乗の馬は期待値が高いんが当たり前な感じやけど」

 

 僕:「いまの日本でナンバーワン・ジョッキーであるC.ルメール。確かに重賞ではルメールの騎乗する馬に期待値は高いだろうね。 モノポリオはミスエルテ(ファンタジーS1着)、ミアネーロ(フラワーカップ1着)、ショウナンザナドゥ(フィリーズレビュー1着)、半姉に重賞勝ち馬がいる血統。モノポリオ自身は新馬戦1着、リステッド競走・アイビーS3着。ほぼ4カ月ぶりのアイビーSは馬体重+20㌔。『少し馬体が重かったです。……まだ伸び代があります。……同じくらいの距離で、上のレベルで勝てる力はあると思います』とレース後語った鞍上・ルメール。今回は『重賞獲り』に出るか。 武豊に乗り替わったディアダイヤモンド。母スカイダイヤモンズはアメリカからの輸入繁殖牝馬。競走成績はG2・G3など3勝を含む10勝。ディアダイヤモンド自身は新馬戦3着、未勝利戦1着。未勝利勝ちはスローペースで逃げたとはいえ、芝1600mで上がり最速32秒9。2着馬に7馬身差。素質馬の片鱗を見せたか。 社台ファーム産の『注目すべき血統馬』はアルトラムス。これは私個人の感覚なんだが。この馬は、父系の3代前にサンデーサイレンス、母系の4代前にサンデーサイレンス……なら3×4、18.75%の『奇跡の血量』になるわけなんだが、母系の4代前にサンデーサイレンスの名が2つある。3×4×4、サンデーサイレンスの25.00%になるわけだ。ちょっと見方を変えれば、サンデーサイレンスの3×4『奇跡の血量』が2つともいえるのでは。今後、ぜひ注目したい血統。アルトラムスの注目すべき走りの最初が新馬戦・芝1600mで、17頭立て8番手から4コーナー6番手、直線、逃げたルメール騎乗馬を差し切り、3馬身の差をつけて完勝。1枠1番、最内枠が1戦1勝馬には試練か。スタートダッシュで遅れれば包み込まれる不安はある。 新馬戦1着の後、1番人気で臨んだ京都2歳S・芝2000mは0.8秒差7着だったバルセシート。レース後、鞍上・C.デムーロは『ゲートが開いたら驚いたようで、後ろからの競馬になりました』と語る。最後方からの競馬で伸びずに7着。新馬戦はマイル戦で1分33秒6、15頭立ての7番手から2着馬に3馬身半差の勝利。距離も関係あるか、それとも出負けが痛かったのか。強さを見せつけたマイルで『重賞獲り』に出る。ノーザンファーム産、キャロットファームの募集総額1億円の馬で、半姉は阪神ジュベナイルフィリーズ1着、桜花賞などG1・2着5回のレシステンシア。そのスピードを生かせば……。 まだいるノーザンファーム産。その中でもう1頭上げればフォルナックスか。母フォースタークルックはアメリカからの輸入繁殖牝馬。現役時、G1・1勝を含め重賞4勝、全12勝。フォルナックス自身は3戦8,3,1着。3戦目の未勝利戦で2着馬に3馬身半差の勝利。最終追い切りの評価は高く、素質開花の片鱗を見せて来ているのかも。 あと、アナ馬として日高の馬、平取町で生まれたクールデイトナ。血統的には、特筆される馬ではない。4戦4,1,6,1着。出走馬16頭、唯一の2勝馬だ。この馬も最終追い切りの評価は高い」

 

天使:「おうかぁ。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、①④⑪⑫⑬⑮、30点×100円。

3連複ボックス、①④⑪⑫⑬⑮、20点×100円。

3連単、バルセシート・モノポリオ2頭軸マルチ⑪⑬-①④⑫⑮、24点×100円」

 

天使:「よっしゃ。ほな、それでいこか。ではでは」