天使:「中日新聞杯はシェイクユアハートが抜け出して、2,3着争いは内からレッドバリエンテ、ジューンテイク、シンハナーダの3頭が並んで、写真判定。いやぁ~、レッドバリエンテ、シンハナーダが2,3着に来てくれてたら……思たけど、上手くいけへんもんやな。ハナ、ハナ差で2着レッドバリエンテ、3着ジューンテイク、4着シンハナーダや。馬単5,970円のみゲット。阪神ジュベナイルフィリーズはスタート遅い断トツ1番人気のアランカールが後方内で弾かれたか、最後方まで下がった。初めての多頭数を最後方から……これは大変な試練だったが、3コーナーから捲って出たが、4コーナー中団、直線は伸びたが鋭さを欠いて5着が精一杯やった。3連単2頭軸のもう1頭のスターアニスは1着やってんけどな。2着ギャラボーグ、3着タイセイボーグで、馬単3,710円、3連複6,470円はゲット。年間トータルは、馬単-60,600円、3連複-10,180円、3連単-32,980円」

 

悪魔:「中日新聞杯は上位人気割れで難しいレースやったけど、逃げ・先行馬が少なく、ややスロー気味の平均ペースか、と思われたね。ホウオウプロサンゲが逃げて、1000m通過60秒3、速いタイムが出る馬場にしてはスローぎみ。『切れ味』ある馬の差し比べみたいになったレース。勝ちタイムは1分57秒6と速く、上がり3ハロンも1着シェイクユアハート33秒2、2着レッドバリエンテ33秒8、3着ジューンテイク33秒6、4着シンハナーダ33秒2、5着メリオーレム33秒2と、速い上がり脚ある馬が上位。14着のマイネルケレリウスが32秒7、最速の上がりを見せたけど、離れた後方3頭目。位置取りが後ろ過ぎたね。時計の速いレースは直線の脚だけでは届かへん」

 

 僕:「『切れ味』自慢であっても中団ぐらいには位置取りたかったね。4着シンハナーダ2番人気、5着メリオーレム10番人気、6着ピースワンデュック4番人気、7着ファミリータイム1番人気、これからの重賞戦線を賑わしそうな4歳馬たちだけど、経験値が少ない弱ポイントが出たようだね。今回、ファミリータイム、ピースワンデュックの外しは正解だったんだけどね。『いつも通りです』を強調したシェイクユアハート鞍上・吉川吉洋。『中団の位置を折り合って走れた』ということか。上手く脚を溜められた分、直線の伸び脚の鋭さはひと際だった。1年7カ月以上ぶりの長期休養明け2走目のレッドバリエンテは、4番手から伸びて粘っての2着。4着までハナ、ハナ差の大接戦だったが、休養前はオープン勝ちもした経験値が生きたか。3着ジューンテイクは3歳時、京都新聞杯1着、神戸新聞杯2着の実力馬。今年に入って二桁着順続きだったが、今回は復活の兆しか」

 

天使:「日曜日は阪神ジュベナイルフィリーズ。2歳牝馬のG1やねんけど、今年は重賞勝ち馬0。珍しいメンバーによるレースとなったけど、将来を期待する良血馬もいて、決してレベルが低いとも言われへんとこがあった」

 

悪魔:「良血といえばノーザンファーム産の感覚が強いけど、今回は予想の段階で、先ずそこに注目して見たんやね。アランカール、スターアニス、アルバンヌ、タイセイボーグのノーザンファーム産。タイセイボーグとショウナンカリスは、過去10年で8枠は有馬記念も勝ったG1・3勝のリスグラシューしか馬券圏内に来てへんことから、切ったんやけど。重賞2着・3着の実績のタイセイボーグは、どうしても外し切れへんかったね。それが正解。それと、ノーザンファーム産以外からはギャラボーグを選んだんが、正解。なんせ、他からの最終追い切り評価が『最高』やった。血統面では全兄がダノンスコーピオンというのもあったし」(いやぁ~、余談になるけど、追い切りに関しては素人が判断のしようがないんで、たまたまYouTubeで見つけた『夢色グラス』という人のを信頼。とにかく追い切りに関しては大いに参考になります。)

 

 僕:「現実にその5頭が1着スターアニス、2着ギャラボーグ、3着タイセイボーグ、5着アランカール、6着アルバンヌだからね。アナ馬で推奨したミツケネベネラは12着惨敗だけど、ま、アナ馬、今回は出番がなかったということ。レースはヒズマスターピースが逃げてフロムイレブンが2番手、ローズカリスが3番手で、逃げると思われたマーゴットラヴミーが控えて4番手。3ハロン33秒7のハイペース。タイセイボーグが7番手あたりで、その後ろにスターアニス。この辺りに展開は向いたか。ギャラボーグが後方12,3番手、その後ろにアルバンヌ。スタート時、内から後方5,6番手に付けたアランカールは、何かスーッと下がって離れた最後方になったが、鞍上・北村友一のコメントだと『この馬のスタイルを崩さずリズムを取り戻すため、この形をとりました』ということだ。あれは作戦だった……と。3コーナーから4コーナーへかけて外を捲って出たが、ペースが速い中での上がりのため中団までしか行けず、そこでスタミナ・ロスで直線は究極の『切れ味』を発揮できず、ジワジワ伸びた5着止まり。やはり、普通にスタート中団あたりへ付ける脚がないと、展開の綾で苦しい立場に。血統からも能力の高い馬だというのは分かるが。レースに戻して、ペースは流れ、一番流れに乗ったタイセイボーグ、その外からスターアニス。直線に入って外から抜け出そうとする。最内からは、一瞬、マーゴットラヴミーが伸び脚を見せたが、すぐ止まり、内目の馬群を縫うように上がって来たのがギャラボーグだ。これは好調プラス脚捌きの上手さ。ホント、抜け道の線があるかのように、巧みに前の馬を交わして内目から抜け出した。外のタイセイボーグ、その外からスターアニス、内からはギャラボーグ。完全な3頭の競馬。後を追いかけて来たのは大外のアランカールと、その内から伸びて来たスウィートハピネス。ゴール前、完全に先頭に立ったのはスターアニス。1馬身4分の1差、2着ギャラボーグ、クビ差、3着タイセイボーグ、クビ差、4着スウィートハピネス、1馬身4分の1差、5着アランカール。スターアニス、母が小倉2歳S、セントウルS、スプリント重賞2勝のセピセアローム。マイルの距離に不安を持たれていたが、折り合いに難があるワケでもなく、大丈夫なはず。その通りだったね。マイルを超えてはわからないが、桜花賞までは先ず大丈夫だろう。ギャラボーグは距離に関してはどこまでかは未知数だが、2000mぐらいは十分やれる距離だろう。タイセイボーグは父インディチャンプ。やはりマイル最強か。アルバンヌは、何か返し馬から元気に乏しい感じだったとか。基本的に後方過ぎた。次走に注目か」

 

天使:「ま、そんなとこか。今週は朝日杯フューチュリティSや。なんと、競馬界の最強の『運』を持つ男、と思われる金子真人氏がまだ未勝利なんが朝日杯フューチュリティSなんやて。今年、京王杯2歳Sを勝ったダイヤモンドノットで挑戦。福永祐一厩舎いうのも、なんか、『オッ』と思わせるな。ほな、このへんで。ではでは」

 

 

天使:「ほぼ18頭立て、フルゲートになる2歳牝馬のマイルG1。まだ脚質が決まっていない馬が多いけど、スローペースになることなど、先ずないやろ。やっぱり中団あたりで折り合って、『切れ味』で勝負できる馬やな、狙いは。枠的には5,6枠、若干外目で動きの取りやすい枠がええみたい。過去10年の複勝率は5枠、6枠ともに30%やからな。あとは1枠・2枠が20%、さすがに18頭立ての8枠は辛いんか、16年・8枠18番リスグラシューの2着のみで複勝率は3.4%と極端。新潟2歳S2着、アルテミスS3着のタイセイボーグが8枠17番やけど、ちょっと辛いかな」

 

悪魔:「タイセイボーグは狙いたい馬やってんけどね。4戦1,2,2,3着、33秒台の上がりが4戦中3戦。『切れ味』で勝負できる信頼できる馬やったのにね。複勝率のええ5枠・6枠からやと、スターアニスやろね。母エピセアロームは小倉2歳S1着、セントウルS1着、スプリント戦で活躍した馬だけど、スターアニスは中京2歳S・芝1400mでキャンデードにクビ差の2着。3着のマイケルバローズに7馬身差やからね。13頭立て、6番手から差しての2着。1分19秒4のタイムもええし、マイルも大丈夫と思うねんけどね」

 

 僕:「スターアニスはノーザンファームの代表・吉田勝己氏の持ち馬。期待値は当然高いだろうね。外せない馬。 あと、ノーザンファーム産で外せない存在が2枠4番アランカールと、3枠6番アルバンヌ。 8枠にノーザンファーム産はタイセイボーグ、ショウナンカリスもいるけどね。 アランカールは母シンハライトがオークス馬、桜花賞2着。アランカール自身は新馬戦・野路菊S(オープン)2連勝。ともに最速の上がりで、2着馬に4馬身差、3馬身半差の差し切り勝ち。不安といえばスタートダッシュが良くなく、内枠で馬群に包まれる恐れはある。だが、それはもう、レースの綾であって、馬券から外す判断材料にはならない。 アルバンヌは、母系からまだ日本馬は2頭しか出ていないが、アイルランド産の伯父パージアンキングは仏2000ギニーはじめG1・3勝、仏ダービー2着、凱旋門賞3着。アルバンヌ自身は新馬戦2着、未勝利戦1着、サフラン賞(1勝クラス)1着。2戦・3戦目は上がり最速で、3戦目の上がり3ハロンは33秒7。これまた外せない1頭か。 全兄にNHKマイルカップを勝ったダノンスコーピオンがいるギャラボーグ。ダノンスコーピオンはいまでこそG1馬?といぶかる戦績だが、2歳・3歳の活躍は素晴らしいのひと言。ギャラボーグは2戦・新馬戦2着、未勝利戦1着だが、未勝利戦の上がり3ハロン33秒0は相当なもの。他から得た情報なんだが、今回の最終追切りの評価が特筆ものとか。2・3歳に生きる血統と、追い切りの好調ぶりから馬券圏内に期待。 アナ馬としてミツカネベネラ。何といっても、新馬勝ち後の前走・アルテミスSの2着。血統的には大きな期待を持つ部分はないが、新馬戦後即重賞挑戦2着の現実は誰も否定できないもの。ここ出走のタイセイボーグにクビ差、先着していたのだから。 そして、6頭選びのわれらが予想。6頭目は、8枠17番、外枠が不利でもタイセイボーグを押さえておきたいね。8枠18番、ファンタジーS2着のショウナンカリスも気にはなるが、8枠を2頭も押さえられない。4戦1,2,2,3着。新馬勝ち後、ダリア賞(オープン)2着、新潟2歳S2着、アルテミスS3着のタイセイボーグ。16年・8枠18番で2着に来たリスグラシューは新馬戦2着、未勝利戦1着、アルテミスS1着から阪神ジュベナイルフィリーズに挑戦。走って来たレースの格・そこにおける堅実性を考えた場合、むしろ安定感があるのはタイセイボーグのような気がする。この馬なら8枠の不利も克服するのでは……これは願望ではなく、推理だ」

 

天使:「おお、そうかぁ。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、③④⑤⑥⑨⑰、30点×100円。

3連複ボックス、③④⑤⑥⑨⑰、20点×100円。

3連単、アランカール・スターアニス2頭軸マルチ④⑨-③⑤⑥⑰、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ。ほな、それでいこか。ではでは」

 

 

 

 

天使:「内1枠1番のホウオウプロサンゲがハナ切るか。ファミリータイムも先行タイプだが、そんなにスタート速くない。これならピースワンデュックの方が速いか。ま、いずれにしても平均ペースか、ややスローかもしれない。先頭から最後方までひと固まりの馬群になりそう。好位差し、上手く立ち回る馬。もしくは、『切れ味』で勝負できる馬に注目、やなぁ」

 

悪魔:「好位差しやったら4枠8番のシェクユアハートやろか。3走前の小倉記念は出だし中団、4コーナー4番手から2着。前走のリステッド競走・アンドロメダSは6番手から半馬身差2着。まさに上手く立ち回った感じ。隣の枠、4枠7番のレッドバリエンテも前々走、大阪ーハンブルグカップ(オープン)を4番手・好位から差し切った馬。どっちかというと芝2200m以上に実績のある馬やけど、前走のリステッド競走・アンドロメダS(芝2000m)は0.7秒差7着も、1年7カ月以上の休み明けの一戦。2走目の良化を考えたら、芝2000mでも要注意、ちゃうかな」

 

 僕:「3歳馬ヴィンセンシオも皐月賞9着と、前走のダート戦は後方差しだが、新馬戦は2番手から1着、葉牡丹賞は6番手から1着、弥生賞は2番手から2着と、先行・好位で実績を積んで来た馬。ここは7枠15番と外枠なので、好位から攻めるか。弥生賞・クビ差2着の実力から、当然、ここは有力馬扱い。 これまた隣の枠、7枠14番は『切れ味』期待のシンハナーダ。前走、魚沼S(3勝クラス)を後方から上がり3ハロン最速32秒7の脚で差し切り勝ち。叔母にオークス馬シンハライトがいる良血。初重賞挑戦も、現在、単勝1番人気。期待大は仕方なしか。 アナ馬として上げたいのが、オニャンコポンと、マイネルケレリウス。 オニャンコポンは七夕賞0.6秒差3着、チャレンジカップ0.3秒差6着、成尾記念0.9秒差8着。ここ3走、重賞で決して嘆くような戦績ではない。G1を含め重賞12戦、1勝・3着1回。混戦になれば経験値が生きる。 マイネルケレリウスは、ここ3戦リステッド競走で福島民報杯・4コーナー13番手から4着、都大路S・16番手から5着、アンドロメダS・14番手から3着。追い込み脚を生かす戦法。同じ戦法でも展開が少しでも流れれば……、ほんの2,3頭分・前で勝負できれば……、重賞でも馬券圏内に届く計算」

 

天使:「なるほどな。ここはアナ馬勝負できそうやで。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、⑤⑦⑧⑩⑭⑮、30点×100円。

3連複ボックス、⑤⑦⑧⑩⑭⑮、20点×100円。

3連単、シェイクユアハート・ヴィンセンシオ2頭軸マルチ⑧⑮-⑤⑦⑩⑭、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」