天使:「平安Sは1着に中心にしたロードクロンヌ、2着・3着に差し馬狙いやったヴァルツァーシャルと、タイトニット。馬単4,840円、3連複7,770円ゲットやってんけど、不安のあったナルカミを3連単の2頭軸に入れてしもて3連単はアウト。ロードクロンヌ1頭軸にすべきやったな。残念。オークスは、過去10年のオークス前走を重視。忘れな草賞覇者ジュウリョクピエロ1着、フローラS覇者ラフターラインズが3着と、バッチリやってんけど、桜花賞組で選んだスターアニスとアランカールが惨敗(外したドリームコアが2着)。ジュウリョクピエロなんか、血統や鞍上で不安視されてたけど、馬名の由来する『重力ピエロ』から今までとは違う考察をしてもうたけど、大正解やった。ま、今回はそれだけでも良かったかな。ゴール前では、『ジュ、ジュウリョクピエロや!』、大声出してしもた。年間トータルは、馬単-20,290円、3連複+24,760円、3連単-12,120円」
悪魔:「チャンピオンズカップを1番人気で13着と惨敗したナルカミ。以降も東京大賞典6着、ダイオライト記念5着と不安定な戦績で、この平安Sで復活できるか、が焦点やった。最終追い切りも評価も高いし、復活を期待したんやけどね。ナルカミが単騎で逃げて、ロードクロンヌが2番手追走。最初の500mは29秒2、そこそこ速いペースやけど、24年にはミトノオーがそのタイムで逃げ切り勝ち。強力先行馬ナルカミにとって、耐えがたいペースやないはずやねんな。結果はロードクロンヌが強さを発揮して、後方から4コーナー中団に上がって差して来た2着ヴァルツァーシャルに3馬身半差の完勝。3着には最後方から伸びて来たタイトニットが入って、ナルカミは直線失速して8着やった。ま、前行ったなかではロードクロンヌの強さだけが目立ったレースやったけどね。『アナ馬は差し脚』ちゅうのも見事に的中し、言うことないねんけど、ナルカミの『見定め』だけが外れて……なんともね」
僕:「ロードクロンヌは『先行して粘り込む』のが強さのようだったが、ここ最近、『勝ち切る』強さが出てきたようだ。それが重賞2勝につながったか。あとは、G1でこの『強さ』を発揮できるか、だね。ナルカミは3歳同士までの強さかも(ジャパンダートクラシック1着)。精神的にも、肉体的にも、『成長』が期待される。2着ヴァルツァーシャル7歳、3着タイトニット6歳は『差し脚展開』になった時の要注意馬。ただし、年齢が年齢だけに長期的には期待がしずらいか」
天使:「日曜日のオークスや。期待の桜花賞馬スターアニス。真ん中枠の5枠10番、1コーナー手前では4番手あたり、向こう正面では6番手、3,4コーナーでは中団、ずーと馬群の中。距離を持たせようしてんのか、無駄に動かず……それだけを念頭に置いていたかのような騎乗ぶりやった。それが、かえってスターアニスをイラつかせてたんちゃうか?動きがずーと固く見えた。直線では鞍上・松山弘平が脚を伸ばそうとしたけど、まったく伸びず12着。もっとレースに合わせて動かした方が良かったのでは?と思うで」
悪魔:「同じ距離不安のあるドリームコア。『前の方にいましたが、残念ながらペースが遅く少し引っ掛かりました……それでもゴールまで頑張ってくれました』と鞍上・C.ルメール。桜花賞前に勝ったクイーンカップ同様、前で前で勝負させて、多少の引っかかりなどの不安はあったけど、レースの流れに乗せることに取り組んで、最後はクビ差2着まで踏ん張らせた。ドリームコアの実力と頑張りに信頼があったんやろね。もう1頭、レースの流れに乗れた、というより強引に乗ったんがリアライズルミナス。人気はなかったけどフローラS3着馬いうたら、ここでも人気のラフターラインズ、エンネ相手に前で踏ん張った馬。スタートは10番手やったけど、向こう正面から一気に進出。2番手まで上がって、直線、入り乱れる馬群の先頭を死守。ゴール寸前まで守り通して、クビ、クビ、クビ差の4着。とっても凄くて悔しい着順に沈んだ馬。でも、頑張りは凄いよ」
僕:「1着~4着までじゃなく、クビ、クビ、クビ、アタマ、クビ差、5着スウィートハピネス、6着レイククラシックまでタイム差0.2秒の大接戦。ホント、ゴール前は何が勝つか、全く分からなかった。直線、馬場が傷んでいる内を避け、4,5頭分外から抜け出したリアライズルミナス。下がる馬、伸びる馬が交錯する中、内から伸びるレイククラシック、その外にスウィートハピネス、リアライズルミナスの外からはドリームコア、その外、大外から伸びるラフターラインズ。注目のマトは、やはり外。C.ルメール騎乗のドリームコア、D.レーン騎乗のラフターラインズだ。馬群の中を突いて1頭の馬が矢のような伸びを見せているのを、誰も気づいていない。最後、ドリームコアが先頭に立つか!ラフターラインズが迫った!その時、リアライズルミナスとドリームコアの間を割って、先頭に躍り出たのが……テレビ実況中継で初めてアナウンサーがその名を呼んだ、16番ジュウリョクピエロ!今村聖奈ゴールイン!まさに、歴史に残るシーンだね。馬主・近藤健介氏(ソフトバンクの近藤健介と同姓同名)の2頭目の持ち馬。鞍上・今村聖奈、女性騎手初のクラシック騎乗。話題性はあるが、正直、オークスでどう戦えるか?不安の方が大きかった。『女性騎手初のクラシック騎乗ということで、それだけで記録に残ればという気持ちでした』と、近藤健介氏。オークス出走だけで満足のようだった。ただ、忘れな草賞・芝2000m、道中最後方からの競馬で差し切り勝ち、2着馬に2馬身半差。勝ちタイム1分59秒1は、実力あればこそ。父オルフェーヴル、母父ゼンノロブロイからオークスの距離2400mが悪いはずがない。この事実は有力馬のそれ。さらに馬名のジュウリョクピエロの由来は伊坂幸太郎著・重力ピエロ……楽しく生きていれば、地球の重力なんてなくなる。ジュウリョクピエロ・今村聖奈、人馬一体、楽しく走ることが出来れば……確かにマト外れな予想だが、結果は大正解だった。われながら驚き。『初めて乗った時から、この馬は違うと感じた』、今村聖奈とジュウリョクピエロとの好感触は出会いから強い結びつきがあったのかも。ルメール騎乗でマイラー血統ドリームコアがクビ差の2着。4番手外を追走、3番手外を追走、ドリームコアの行く気を削ぐことなく、意のままに躍動さすことによって最後まで距離を我慢させた。2019年から単騎騎手免許制度で来日・197勝をD.レーン騎乗のラフターラインズ。全5戦すべて上がり最速の自慢の『切れ味』発揮も、ジュウリョクピエロに0.2秒及ばず上がり33秒3。1,2,3着同タイムのクビ、クビ差の3着だった。みんな、みんな、頑張ったオークス。大接戦が、それを物語っている」
天使:「そやなぁ。予想は外れたけど、清々しさは残った。そんな、オークスやったな。今週はダービーや。また、忘れられへん一戦を見せてくれるやろか。楽しみいっぱいや。ほな、このへんで。ではでは」