天使:「芝2000mから芝1400mに変更されて初年度の愛知杯。結構、難儀やねんな。逃げ・先行馬が多い。マイルよりも芝1200m、スプリント系の方が多いから、ホンマ、展開がわかりずらい。ハイペースは間違いないやろうけど、短距離の場合は、スピードで押し切ってしまうことがあるからな。今回人気のクランフォード、イフェイオン、カピリナにしたって、差しもあるけど先行もある脚質の馬。ハイペースに巻き込まれることも十分にある」

 

悪魔:「芝では1200mしか走ってないカピリナ、1600m以上を走ってきたイフェイオン。他の馬もスプリント中心やった馬と、マイル中心やった馬に分かれるしね。全8戦中、芝1400mが6戦(4.1.0.1)のクランフォードにしても、前走のスワンSでは3番手先行して13着。他のレースでは先行して4勝2着1回やったのにね。ま、重賞でメンバーが強いのもあるけど、ハイペースに巻き込まれたんもあると思うわ。ホント、芝1400mは展開を読むのが難しいレース」

 

 僕:「ここは、芝1200mのスプリント重賞でも逃げるテイエムスパーダが1枠1番枠から逃げるハズ。鞍上・川須栄彦が芝1400mを意識しても、テイエムスパーダのダッシュの速さはそう抑えられない。そのハイペースを人気馬たちがどう対応するか?で流れは決まりそう。速くてもいつも通り前で競馬をするか?いつもより抑え気味に行くか? 問題は18頭立て。少しでもペースを考え抑えると、たちまち馬群の中に押し込まれる。図らずも人気馬はみな4歳馬、何通りもの『勝ちパターン』の経験がない。いつも通りのレースをしようとするハズ。 人気馬の中から好位で勝負できるカピリナ、イフェイオンを推奨したい。カピリナはダートから芝に転向。芝1200m線だけを5戦して1,3,1,1,4着。南総S・3勝クラスでは、5番手から1分7秒1の好タイで勝っており、芝のスピードにも十分対応。前走は初重賞挑戦で、シルクロードSを9番手から0.4秒差4着。差しの展開になっても十分やれる。 イフェイオンは全8戦中7戦が芝1600m。4番手からフェアリーSを勝っており、桜花賞11着、NHKマイルカップ5着。先行策は1回だけで、あとは好位・中団差し。人気馬で一番『差し展開』は合うはず。戦ってきたメンバー・レベルでは群を抜く。 あと好位差しで注目したいのはシングザットソング。芝1400m・1600mを中心に走り続け、前々走・スワンS(芝1400m)0.3秒差5着、前走・ターコイズS(芝1600m)0.4秒差9着。着差的には大負けせず、つねに僅差。3歳時には芝1400m・フィリーズレビューを勝利、桜花賞7着だ。芝1400mならアッと言わすかも。 前走・スワンS13着、逃げるか2,3番手先行とハイペースな展開面で脚質不安も、芝1400m・4.1.0.1という得意距離面で切れない存在が、クランフォード。芝1400m・1分19秒0という断然の勝ちタイムも持ち、時計の速いレースならスピードで圧倒も。不安と期待が半々。 アナ馬としては差し馬を……モリノドリームと、ワイドラトゥール。 モリノドリームは8戦目に芝1200mで未勝利戦を勝ってから、11戦すべて芝1200m戦。差し足を武器にキーンランドS0.3秒差4着などがあるが、チョイ届かないレースが多数。前走のカーバンクルS(オープン)も33秒8の上がりで差したが0.3秒差5着。距離を延ばした初の芝1400mで、『切れ味』が届くかも。 ワイドラトゥールは前々走のターコイズS(芝1600m)10着、前走のリステッド競走・淀短距離S(芝1200m)10着も、3走前の長岡京S(3勝クラス)では芝1400mで1分20秒0のタイムで10番手から差し切り勝ち。3勝クラスだからだけでなく、芝1400mの距離も関連する好時計勝ちかも。桜花賞をステレンボッシュの0.3秒差6着。重賞でもやっていける実力は十分持つ」

 

天使:「そうかぁ。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、⑥⑦⑨⑩⑪⑯、30点×100円。

3連複ボックス、⑥⑦⑨⑩⑪⑯、20点×100円。

3連単、イフェイオン・カピリナ2頭軸マルチ⑦⑨-⑥⑩⑪⑯、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ。ほな、それでいこか。ではでは」