天使:「今年最終の2歳G1。来年のクラシック戦線のためにも興味深い一戦やったけど、さすがに『一強』の雰囲気のクロワデュノール、強かったな。2着にも予想に入れたジョバンニが差して、ここまでは良かってんけどな。3着が・・・・・・、まさか、まさかの17番人気、単勝303.3倍のファウストラーゼン。これは、選べる材料が皆無やった。馬単1,310円、トリガミでゲットやった。年間トータルは、馬単-66,170円、3連複-44,320円、3連単+14,140円。長年やってきたけど、初めてやなぁ、3連単だけでもプラスになった。来年も、めざすゾォー、年間プラス」
悪魔:「2歳戦では距離が一番長い芝2000mのG1戦。どっちかいうとスタートして位置取りが決まってから、淡々としたペースが続くことが多いねんけどね。今回はいろいろあった。まず、スタートして最初に飛び出して行ったんは、外7枠13番のジュンアサヒソラやった。初逃げ。内からジェットマグナムが2番手、ショウナンマクベス、ピコチャンブラックが行って、クラウディアイ、ジュタ、その後ろの列にクロワデュノールが・・・・・・ま、レースの流れを見る、ええ位置やね。3ハロン36秒0、1000m通過61秒4、ホープフルSとしては平均ペース。2コーナーを回って、まず、マジックサンズが上がって行き、しばらくして上がって行ったのがファウストラーゼンやった。ファウストラーゼンの捲り脚は強烈で、3コーナー過ぎでは先頭のジュンアサヒソラの外に並んだ。そっから2頭で4コーナーのとこでは他を4馬身ほど離してた」
僕:「ちょっと離された3番手グループの先頭にいたのが、クロワデュノールだった。ジェットマグナム7着が内で並び、後ろにジュタ4着、さらに後ろにジョバンニ、クラウディアイ5着。上位に来れたのはここまでで、他で上位に来たのは、10番手から6着にまで来たアスクシュタインだけ。直線、3番手から一気に先頭に立ったクロワデュノールは2着に2馬身差の完勝。これで3戦3勝。安定した位置取りと、安定した差し脚。他の馬では、この牙城を崩すのは大変かな。それほど、現在値では抜けている。ま、これから、『新星』が出現する可能性は十分あるけどね。2着には、差し馬に最内1番枠が懸念されたけど、クロワデュノールと並んで5列目を並走したジョバンニ。4コーナーでクロワデュノールほど軽快に前には詰め寄れなかったけど、直線は五分やや上回る走りで、捲り先頭から粘るファウストラーゼンを抜いて2着でゴールイン。新馬戦1着のあと3連続2着。2歳、3歳でよく見かける『最強の1勝馬』とならないように、早く重賞制覇してもらいたいものだ。また、制覇できる器。3着のファウストラーゼンは、ホント、驚き。新馬戦10着で、未勝利戦1着からの挑戦。芝2000mを4コーナー5番手から36秒0の上がりで差して、勝ちタイム2分1秒7。G1・ホープフルSとして、何一つ注目すべきデータがないなかで、17番人気・単勝303.3倍は当然かも。後方から一気に先頭まで追い付く捲り脚、さらに3着まで粘り込むスタミナ(体力もそうだが精神力も凄い)。いやはや、ビックリ以外にないね。2番人気マジックサンズが16着、3番人気ピコチャンブラックが13着、4番人気マスカレードボールが11着と、クロワデュノール以外の人気馬が惨敗。マジックサンズは最終追い切りに不安あり、ピコチャンブラックは15番、マスカレードボールは18番と言う外枠が懸念と、取りざたされたマイナス材料がモロに直結したのかも。新馬戦1着のみで出走したジュタ。16番枠と外枠ながらゴール前、ファウストラーゼンに1馬身差まで迫る4着。ノーザンファーム産、セリ価格3億5200万円の馬。内蔵された実力は、もっともっと偉大かもしれない。楽しみの一つではあるね」
天使:「そうかぁ。なるほどな。ま、今年も1年が終わり、思うことは毎年おんなじやけど、来年も楽しく競馬を見続けたいもんや。ほんで、出来たら夢みたいな配当をゲットしたい。そのために、みなさん、がんばりましょー。ほな、ではでは」