天使:「G2の芝1400m戦ではあるけど、G1に匹敵しそうな豪華メンバーが集まるのが、この阪神カップ。今回もG1馬が5頭、G1・2着馬が3頭、3着馬が1頭出走。そこへG1経験はまだ少ないけど成長が大きく期待される3歳馬が2頭参加。なかなか絞り切れんメンバーやで。しかも、今回は京都競馬場の阪神カップ。直線に坂がないだけに、ペース次第では先行馬の押し切りも十分にあるんちゃうか?」

 

悪魔:「先週の朝日杯フューチュリティSはマイル戦やったけど、先行馬の伸びが凄かったレース。Dコースに変更なって、内の傷んだ芝が解消されたんが要因やね。ペースもスローやったけど。ここもペース次第。緩かったら内の先行馬が止まらへん?前に行きそうなんはウイングレイテスト、アサカラキング。エトヴプレも外枠でもそこそこ行くか。モズメイメイ、マッドクール、ママコチャは先行・好位。アサカラキングが昨年、逃げて芝1400m2連勝した時が3ハロン33秒9,34秒0。前走、信越S・芝1400mが逃げ馬とほぼ並走の2番手で3ハロン33秒4で、結果は8着やった(逃げたカルチャーデイは18着)。アサカラキングは、ハナ争いする馬がいれば、ペースアップして競る傾向にあるようね。ホンデ、共倒れ傾向。ウイングレイテストも去年のこのレースを3ハロン33秒1で逃げて8着に沈んでる。その前のスワンSは34秒1のペースの2番手を進んで勝ってるのにね。ウイングレイテストもアサカラキングも、ホンマ、自分の有利なペースに持ち込まな粘り込まれへん馬。ま、18頭立てやし、こんだけメンバーが揃って、しかも有力馬が先行・好位で勝負するとなったら、スローペースはまず、ないわね」

 

 僕:「多少タイムがかかっているという京都だが、これだけ良馬場が続くとタイムも速くなって来ると思う。先週の最終の芝1400mの3勝クラス戦で、勝ちタイムが1分20秒6。上がり最速が33秒5で、33秒台が5頭出ているから、今週あたり、かなり『切れ味』が生きるかもしれない。やはり、中心はナムラクレアと、ママコチャ。 ナムラクレアは桜花賞3着、スプリングカップ5,3,3着、高松宮記念2,2着。芝1600m、芝1200mでG1馬券圏内。芝1400mが悪かろうはずがない。芝1400mは重賞3戦、オール2着。8枠16番がやや不安材料だが、過去実績は北九州記念8枠16番・3着。 ママコチャは白毛でなく鹿毛だが、『白毛馬』ソダシの全妹。姉に負けじと、スプリンターズSを勝ってG1馬となった。芝1400mは、新馬戦8着以降は1,3,1,1,5着。悪くはない。 3歳時、スプリンターズS2着となったウインマーベル。紆余曲折あって芝1400mに強さを発揮し始めた。昨年の阪神カップ、阪急杯、京王杯スプリングカップ、芝1400m重賞、現在、走る機会3連続勝利。今回、調教・仕上がりに不満アリとのことだが、阪神カップ・5番手から、阪急杯4番手から、京王杯スプリングカップ4番手から、安定感ある走りっぷりで不安を一掃するか。 3歳馬からは、ダノンマッキンリー。ファルコンS、4コーナー14番手から直線一気の差し切り勝ち。スワンS、11番手から豪快な差し切り勝ちで重賞2勝目。その間は、NHKマイルカップ13着、UHB賞6着、キーンランドカップ7着。いまは『強さ』と『脆さ』が同居する馬だ。恵まれた能力、それを発揮する精神の成長が待たれる逸材。 新馬戦・重賞・重賞で3連勝、朝日杯フューチュリティS・1番人気2着。それがセリフォスの出発点、2歳時の現実だ。NHKマイルカップ4着、安田記念4着のあと、3歳時にマイルチャンピオンシップを勝ってG1馬。4歳春には安田記念2着で順風満帆。それ以来、G1はおろか、重賞からも勝ちは遠ざかった。安田記念0.4秒差5着、マイルチャンピオンシップ0.6秒差6着。決して大負けはしない。歯痒いほどの『僅か差』負け。セリフォス・牡5歳、今回はラストラン。想いのすべをここに・・・・・・。 あと1頭はアナ馬で、レッドモンレーヴ。京王杯スプリングカップ・芝1400m、23年・1着、24年2着。富士S・芝1600m、23年2着。上がり3ハロン、京王杯スプリングカップ、23年・32秒6、24年・32秒2、富士S・33秒7。究極の上がり勝負になれば、すべてをぶち抜く豪脚。ここにあり」

 

天使:「なるほどな。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、③⑫⑬⑮⑯⑰、30点×100円。

3連複ボックス、③⑫⑬⑮⑯⑰、20点×100円。

3連単、ママコチャ・ナムラクレア2頭軸マルチ⑮⑯-②⑫⑬⑰、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ。ほな、それでいこか。ではでは」