天使:「ちょっと安定感ある中心が見つかれへんメンバー。いやいや、難しいな。18頭フルゲート出走、混戦を物語ってるな。展開的には、前に行くのが内からベリーヴィーナス、マテンロウレオ、デシエルト。ここ2走、芝2500m・3200mで逃げてるマテンロウレオは、本来は好位・中団差し。ハナ切るのはベリーヴィーナスかデシエルトやろうけど、どっちにしても1000m通過は60秒を切るペースで行きそう。やや速めの平均ペースか。前にいる馬にせよ、後ろから差して来る馬にせよ、瞬発力より長くいい脚の使える馬が好走しそうやな」
悪魔:「そういう意味では、G1の天皇賞秋は12着でアカンかったけど、その前の芝2000mの重賞で2,2,3着のキングズパレス。中団から長くええ脚を使って馬券圏内に好走してきた。信頼できるんちゃう。3歳コスモキュランダ。菊花賞こそ14着と惨敗やったけど、弥生賞1着、皐月賞2着、ダービー6着、セントライト記念2着。2000m~2400mの距離で後方から捲り気味に上がり、直線も伸びる。まさに、長くええ脚を使う典型やね。過去10年、中日新聞杯に3歳馬は11頭出走して2.2.0.7、年齢別では圧倒的好成績だけに、信頼度も高いと言えるんちゃう」
僕:「確かにね。キングズパレス、コスモキュランダは瞬発力勝負で勝ち負け、となると辛いかもしれないけど、馬券圏内の好走は期待できるだろうね。もちろん、相手次第で重賞勝ちを狙える馬。 面白いのはデシエルト5歳だ。12戦中で芝は3歳時に3戦したのみ。およそ2年6カ月ぶりの芝レース、リステッド競走・アンドロメダS・芝2000mで1分58秒6の逃げ切り勝ち。3歳時の芝レースがリステッド競走・若葉Sで逃げ切って1着、あと2走は皐月賞16着、ダービー15着と散々。ダート一本で走り続けることとなったワケだが、3歳時も今回も、いきなり走った芝で逃げ切り勝ちというのはなんとも・・・・・・素晴らしい対応力のある馬なのかも。今回のアンドロメダSはタイムも優秀だし、2着ロードデルデイに3馬身半差というのも、机上の計算ではここ圧勝しても不思議でない。 そして、ここ初重賞制覇を狙う4歳馬が、ロードデルデイ。7戦5.1.0.1。唯一の着外は3歳時、神戸新聞杯でサトノグランツの0.1秒差4着。好位・中団からの確実な差し脚は魅力で、前走、アンドロメダSはデシエルtロに逃げ切られてしまったが、1番人気2着、中心馬としての役割は果たした。ここも、ほぼ実力通りの脚は見せるだろう。 あと、アナ馬としてはマテンロウレオ、トーセンリョウ。 マテンロウレオ5歳は重賞実績馬の復活狙い。全19戦中17戦が重賞で、G1出走は6戦。きさらぎ賞1着、中日新聞杯2着、京都記念2着と好走は4歳2月までだが、前々走の日経賞は0.2秒差4着。復活の兆しは十分、見せている。 先行馬少ないレース、1枠2番、内3番手に付けて直線、最内から早めに抜け出せば。 5歳11戦4.3.0.4、初重賞出走で上位を狙うのはトーセンリョウ。セリ価格は2億2000万円。全兄にトーセンカンビーナ、ファルコニアがいる良血。後方差しも好位からも自在に立ち回れる馬。『オープンの壁』も即クリアするかも」
天使:「そうかぁ。ほな、買い目いこか」
僕:「馬単ボックス、②③⑤⑧⑨⑩、30点×100円。
3連複ボックス、②③⑤⑧⑨⑩、20点×100円。
3連単、キングズパレス・コスモキュランダ2頭軸マルチ③⑨-②⑤⑧⑩、24点×100円」
天使:「おっしゃ。ほな、それでいこか。ではでは」