天使:「今年は外国から3頭が参戦や。アイルランドのオーギュストロダン牡4歳、フランスのゴリアットせん馬4歳、ドイツのファンタスティックムーン牡4歳。日本馬のレベルアップと、日本の高速馬場に合わないことから、ジャパンカップに参戦する外国馬が少なくなった。現実に約20年、1~3着に入った外国馬はおれへん状態や。今年は『ちょっとちゃうかも?』いう感じ。期待はアイルランドのオーギュストロダンやな。15戦8.3.0.4で、G1・6勝。アメリカに遠征したBCターフで芝2400m・2分24秒3の勝ち時計は、日本の馬場でも好走可能なタイム。アイルランド生まれやけど、父がディープインパクトやからな。『切れ味』は父譲り。日本の馬場でも実力発揮しそうや」
悪魔:「確かにね。フランスのゴリアットは10戦6.2.0.2、G1・1勝。ドイツのファンタスティックムーンは14戦7.3.1.3、G1・2勝。あと2頭も凄い戦績のG1馬なんだけど、日本のような速い馬場は全く経験がないような勝ちタイム。ちょっと辛いかもね。外国馬で期待できそうなんはオーギュストロダンだけかな。迎え撃つ日本馬は?ここは信頼の2頭がいてるね。ドウデュースと、ジャスティンパレス」
僕:「ドウデュースは今年、ドバイターフ5着、宝塚記念6着で不安アリアリだったけど、年内引退を決めており、友道康夫調教師も万全の仕上げで臨んで来たね。天皇賞秋快勝の2走目は、普通に『信頼』できる。 同年代のジャスティンパレスは天皇賞秋は0.3秒差の4着。後方から差して届かずだったが、休み明け2走目の今回は、さらに『切れ味』に凄みが増すはず。 典型的な逃げ馬がおらず、スローペースにもなりかねない今回のジャパンカップ。中団、もしくは後方から競馬するドウデュース、ジャスティンパレスだが、それはそれで瞬発力、『切れ味』で勝負できるはず。安定した中心といえるだろう。 そして、もう1頭、恐い存在がオーギュストロダン。父ディープインパクト、速いタイムに対応能力はもちろんのこと、鞍上が東京競馬場でも幾度となく馬の能力を遺憾なく発揮してきたR.ムーアとあれば、直線、突き抜けまでも期待できそうだ。 あと、人気の牝馬、チェルヴィニア、スターズオンアースだが・・・・・・。 チェルヴィニアは3歳。古馬と、しかも牡馬と対戦してどうなのか?不安はある。桜花賞こそ13着と惨敗も、オークス、秋華賞を勝ち上がった実績は世代牝馬№1。最近は『牝馬だから・・・・・・』というのは通用しにくくなっている。個人的には信頼できないが、通用しても当然の実績か。外せないか。 スターズオンアースは5歳牝馬。牡馬相手に大阪杯2着、ジャパンカップ3着、有馬記念2着なら、間違いなく通用。ただ、今年3月、ドバイシーマクラシックで8着に敗れ、両前脚に浮腫を発症。休養を余儀なくされて、およそ8ヵ月ぶりの実戦。ここは様子見が妥当だろう。 アナ馬としてはソールオリエンスと、究極のアナ狙いとなるがダノンベルーガ。 ソールオリエンスは皐月賞1着、ダービー2着、菊花賞3着。世代の代表格だったが有馬記念8着、大阪杯7着、現4歳のレベルが疑われる要因となった馬。同じように不振を続けていたタスティエーラが天皇賞秋で2着。ソールオリエンスも宝塚記念で2着、天皇賞秋では0.4秒差7着と差はわずか。4歳世代の復権を狙っている。 ダノンベルーガはドウデュースと同じ5歳馬。3歳時、皐月賞0.3秒差4着、ダービー0.4秒差4着、天皇賞秋0.2秒差3着。G1上位に食い込む実力を評価されていた。その後もG1を走り続け記録は後退ぎみ。人気も下降。ただ、ドバイターフ2023年・2着、2024年・3着(2着ナミュール・5着ドウデュース)。実力は発揮している。前走、天皇賞秋14着は、ドバイターフ3着から7カ月ぶりの実戦。2走目の良化で復活があっても不思議ではない。5歳・・・・・・まだまだ衰える年ではない」
天使:「ほぅ、そうかぁ。ほな、買い目いこか」
僕:「馬単ボックス、③④⑥⑧⑨⑫、30点×100円。
3連複ボックス、③④⑥⑧⑨⑫、20点×100円。
3連単、ドウデュース・ジャスティンパレス2頭軸マルチ③④-⑥⑧⑨⑫、24点×100円」
天使:「おっしゃ。ほな、それでいこか。ではでは」