天使:「雨予報がほぼ雨なしに変更なって、馬場は良馬場のようやな。雨が降れば内馬場がより悪なって、内枠に入った有力馬が多いだけに、波乱の要素はたっぷりやった。ま、それでも中・外より内の芝が傷んで来ているのは事実。内枠に入った有力馬も、道中、ちょっとでも外に出したいのは事実やろ。1枠2番ブレイディヴェーグ、2枠4番ナミュール、3枠5番ジュンブロッサム、いずれも差し馬いうんがね。『切れ味』自慢だけに、直線は馬場のええとこを差して来たいはず」
悪魔:「そうやねんな。ただ、外枠にはソウルラッシュがいてるし、3歳時にこのレースを勝ったセリフォスもいてる。内の有力馬が直線、外から差そうにも上手くええ位置を取れるか?問題やね。上手く内から外に出しそびれたら、6番枠には差し鋭いオオバンブルマイがいてるから、抜け出すスペースもなくなるかもしれん。直線も内で包まれ込んだら最悪や」
僕:「タイムの遅い欧州からやって来たチャリンもも、中団あたりから差し勝負に出たら、かなり厳しい『差し合戦』に取り込まれそう。ここ、先行・好位馬は数頭いるが、典型的な逃げ馬がいない。逃げるのは、内の2枠3番バルサムノートか。あとは、フィアスプライド、マテンロウスカイ、ウインマーベル、エルトンバローズあたり、どれが行くか?わからないが、有力馬が差し馬ぞろいだけに、アナ馬はそれらの前で先に動く先行・好位馬だろう。 差し馬の中で中心はソウルラッシュ、ナミュールか。 ソウルラッシュは7枠13番、枠なりに走れば差し場は開けるはず。去年、マイルチャンピオンシップ、ナミュールのクビ差2着。6歳となった今年はマイラーズカップ1着、安田記念3着、富士S2着。マイルで圧倒的堅実性を見せており、とにかく残されているのはG1制覇。 ナミュールは牝馬ながら去年のマイルチャンピsekiyakinennオンシップを制覇。今年は安田記念を2着(3着ソウルラッシュとはハナ差)と、僅かながらも対ソウルラッシュでは先着。今回、内の悪い馬場の影響がなければ。 2頭の相手となるのは、ジュンブロッサム、セリフォス。 ジュンブロッサムは下級クラスの時からつねに人気のあった馬。2走前、久々重賞出走。関屋記念で1番人気3着。前走、富士Sで上がり最速3ハロン・33秒1で、ソウルラッシュをも差し切り初重賞制覇。この脚を再現すれば、G1制覇も夢ではない。 セリフォスは3歳時にマイルチャンピオンシップを勝ったが、その後、安田記念2着・5着、マイルチャンピオンシップ8着。年々、勝ちから遠ざかっているが、まだ5歳、衰えたわけではないはず。大負けもしていないので、レースにハマれば十分、上位争いも。 人気馬の中で、ブレイディヴェーグは確かに強い馬だが、牝馬の中だけの強さ。牡馬混合のG1で強さを発揮できるか?疑問。 欧州のベストマイラーといわれるチャリン。タイムのかかる馬場の凱旋門賞で日本馬が惨敗を繰り返すのと逆に、欧州馬にとって日本のタイムの速い馬場はどうなのか?芝1600mのG1で勝ちタイム1分45秒98なんて、想像もできない。 ということで、アナ馬として、ウインマーベルと、エルトンバローズを推したい。 ウインマーベルは重賞4勝、スプリンターズS2着の実績はあるが、芝1600mは今回初めて。最近、芝1400mで実績を伸ばし、芝1400m重賞では阪神カップ、阪急杯、京王杯スプリングカップと3連勝。芝1200mから芝1400mへと距離延長で活路を開き、さらに200m延ばして強さを発揮できれば・・・・・・夢は現実に。 エルトンバローズは成長著しい4歳馬。3歳時に、3連勝でラジオNIKKEI賞、4連勝目が毎日王冠。勢いに乗って臨んだマイルチャンピオンシップは0.2秒差4着。今年は2走目、態勢が整わないままに安田記念0.6秒差8着。その後、中京記念0.1秒差3着、毎日王冠0.2秒差3着。ようやく、去年のマイルチャンピオンシップ出走時の状態を取り戻した、か」
天使:「なるほどな。ほな、買い目いこか」
僕:「馬単ボックス、④⑤⑬⑭⑮⑰、30点×100円。
3連複ボックス、④⑤⑬⑭⑮⑰、20点×100円。
3連単、ナミュール・ソウルラッシュ2頭軸マルチ④⑬-⑤⑭⑮⑰、24点×100円」
天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」