天使:「3歳の快速馬ピューロマジック。北九州記念を3ハロン32秒3という、とんでもないハイペースで逃げて、勝利。これがやや重馬場いうから、もっと驚きやけどな。ハナ速い馬というたら、かつてG1を勝ったモズスーパーフレアのように、ハイペースで逃げて快勝する時もあれば惨敗する時もある。ホンマ、わからへん。ここに出てるテイエムスパーダも、22年CBC賞で31秒8で逃げて1分5秒8の日本レコード勝利。とんでもない競走歴がある。それ以降はほとんど惨敗。去年のセントウルSは14番人気で逃げ切り勝ちを演じて見せたけどね。ホンマ、逃げ馬の予想判断は難しい」

 

悪魔:「ピューロマジックは、いまスプリント重賞を逃げて2連勝。斤量も別定で53㌔やし、このレースは3歳の活躍が多く見られる。人気になるのは当然やねんけど、ここは、ホンマ、他にも逃げ馬が多い。グレイトゲイナー、テイエムスパーダ、アサカラキングやろ、2,3番手で控えることもできるけど、どの馬も速いからね。ピューロマジックが13番枠からハナ行くには、ホンマ、ハイペースは必至。モズメイメイ、アネゴハダ、ヨシノイースター、ママコチャも先行・好位タイプ。ホンマ、前は位置争いも激しくなるんちゃう」

 

 僕:「ま、どうあろうとこのメンバーのスプリント戦でスローペース、平均ペースはありえないだろう。ハイペースでピューロマジックがハナを切ると見た。内の芝ががかなり傷んだ馬場でのハイペースの逃げ。どの馬も内を避けて通るだけに、より位置取り争いは過激となるか。ここは差し馬狙い。 8枠17番トウシンマカオ、18番ママコチャ、本来なら外過ぎる不安はあるが、外差し傾向となれば不安は解消。 トウシンマカオはスプリント重賞を連勝したあと高松宮記念6着は、重馬場が堪えたか。前走は芝1400mの京王杯スプリングカップ6着。やや『切れ味』を欠いた走りだが、得意距離は芝1200m。スプリント重賞3勝の実力発揮か。 スプリンターズSを勝ったママコチャ。高松宮記念は重馬場で8着。トウシンマカオと同じで良馬場で強さ発揮か。ただ、好位に控えるならいいが、ピューロマジックの逃げを意識するあまりに早めに追っかけると共倒れの危険も。大外枠が、かえって落ち着けるかも。 差し馬として狙いたいのはサウザンサニー、キミワクイーン。 サウザンサニーは、前走、函館スプリントSを後方から4着。1,2着が3番手からのサトノレーヴ、ウイングレイテストと先行馬の競馬だった中、2着とはタイム差なしのクビ、クビ差。価値ある4着と言えそう。 キミワクイーンは昨年の函館スプリントS勝ち馬。1番人気3着トウシンマカオに0.3秒差の完全勝利。『スプリントの女王』となるべくがんばったが、7,10,11,5,16,7着。『切れ味』は不発続き。前走、UHB賞(オープン)で後方から差して2着。あの『切れ味』を再現できれば・・・・・・。 あと、展開が思いの外だった場合。先週の新潟記念を外差し競馬一本で予想したら、先行馬(シンリョクカ)が残るハメとなり、しかも1着で馬券は総アウト。今回も外差しぎみの差し競馬と読んでいるが、前で残る可能性も予想に入れて置きたいと思って。というより、残る差し馬のダノンスコーピオン、テンハッピーローズよりは、前潰れの可能性も大きいがピューロマジック、ヨシノイースターの前残りの方が・・・・・・。 ピューロマジックはは散々言ってきたが、今回は『ハイペース潰れ』の可能性が。ただし、ハイペースでも逃げ切ってしまう無類の強さを引き出す展開も『ゼロ』とはいえない。こればっかりは、走って見ないと。 ヨシノイースターは北九州短距離S(オープン)を勝ってから、オーシャンS4着、春雷S(リステッド競走)3着、北九州記念2着。いずれも先行・好位で作り上げた。それ以前は『差し』も。6歳にして、いろんなことに瞬時に対応できるようになってきたのかもしれない。だからこその戦績の安定。気がつけば上位に・・・・・・そんな馬なのかも、しれない」

 

天使:「ほぅ、そうかぁ。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、⑤⑦⑧⑬⑰⑱、30点×100円。

3連複ボックス、⑤⑦⑧⑬⑰⑱、20点×100円。

3連単、トウシンマカオ・ママコチャ2頭軸マルチ⑰⑱-⑤⑦⑧⑬、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」