天使:「実績から、まず馬券圏内から飛ばんと思われたプログノーシス。去年と同じ、後方から進めたけど・・・・・・去年と違って捲り脚が見せられず、差して来たけど4着止まりやった。『継続期の6歳』、身体的に能力アップが考えられへん6歳になって、いかに能力の維持継続を図るか?レース運びでいかに能力を最大限に発揮するか?工夫がなければ、能力を維持しにくい年齢が6歳から。プログノーシス、シャフリヤール、ステラヴェローチェ、ノースブリッジ、アウスヴァール、チャックネイト、ホウオウアマゾン、目茶苦茶多い6歳馬に、いつか来る『能力低下』の不安を抱きつつの予想やったけど、一番的中してほしないプログノーシスに不安は当たってしもたな。好位馬の位置取り争いもなく、プログノーシスらの捲り脚もなく、完全な先行馬ペース。1着ノースブリッジ(2番手抜け出し)は展開にやられたな。2着ジオグリフ3番手から、3着ステラヴェローチェ6番手からで、プログノーシスの差し脚を封じてもうた。年間トータルは、馬単-64,880円、3連複-27,560円、3連単+72,920円」

 

悪魔:「いやぁ~、個体差はあるけど馬が強くなるんは3歳、4歳、5歳。6歳からは維持→衰えの年齢に入るからね。プログノーシスは去年とおんなじ、後方からやった。ただ、去年は向こう正面から早めに捲ったのにね。今年は4コーナーまで動かず。ずっと乗ってる川田将雅騎手やし、馬に行く気配があったら行ってた思う。心配してた6歳の年齢の『現実』が現れたんかな?」

 

 僕:「予想の時も言ったけど、『継続期6歳』は純粋に身体的能力アップは考えられず、レース経験や調教で競走能力を最大限引き出す工夫を考え出す年代。能力低下の不安は、つねにあるはず。4,5着で完敗したプログノーシスやシャフリヤールは、根本的な『能力低下』なのか?『休み明けの全開対応能力の低下』なのか?わからないけど、6歳という年齢が影響したことは、まず、間違いないと思う。プログノーシスは4カ月弱の休養明け、シャフリヤールは4カ月半の休養明け。ともに休養明けは影響しないような競走成績だったが、やっぱり『いきなり全力』はムリだったのか?『なぜか、弾けなかった』と言うプログノーシス鞍上・川田将雅。原因はつかめていないようだ。2走目で普通に良化を見せてくれればいいんだが・・・・・・。勝ったノースブリッジも同じ6歳馬。前走、海外G1のクイーンエリザベス2世カップで3着(プログノーシス2着)。『前走以降、最高の状態で日々を送り、最良のレースができた』と鞍上・岩田康誠。クイーンエリザベス2世カップ3着で能力のあるのは証明していたが・・・・・・。先行脚質だが、レースにおける精神状態にかなり難点のある馬。アウスヴァールが押して、押して先頭、持ったままで外から2番手に付けたのがノースブリッジだった。2コーナーを回って4馬身ほど離して逃げるアウスヴァール。2番手、単騎逃げの形でノースブリッジ。2馬身離れてジオグリフなど3番手集団。1000m通過60秒5、平均ペース。ドゥラエレーデの後方待機、トップナイフの中団後方、ボッケリーニの発走除外、先行・好位の馬の位置争いがなくなったなか、気性的にもまったくのストレスなしに2番手を追走できたノースブリッジが、鞍上・岩田康誠が言う『いままでで最高の競馬ができた』、ということか。逃げるアウスヴァールに直線入り口で並んだノースブリッジは一気に他馬を突き離し、追いかけて来るのはジオグリフ。ステラヴェローチェも追いかけて来るが、大外を追い上げるプログノーシスは『切れ味』に鋭さがない。1着ノースブリッジ、1馬身4分の3差、2着ジオグリフ、1馬身差、3着ステラヴェローチェ。さらに、クビ差遅れた4着がプログノーシスだ。4歳ジオグリフ、秋はようやくG1で復活ぶりを見せるかもしれない。ただ、勝つにはワンランク上の『切れ味』を必要とするだろうが。ステラヴェローチェは屈腱炎で1年9カ月もの休養をした馬。6歳とはいえ、まだ馬体は若い、か?ノースブリッジ6歳はスムーズな先行、走るべき条件さえ揃えばまだまだ強さを発揮できる馬。プログノーシス、シャフリヤールは、前にも言ったように、今回が年齢による休み明けへの対応不足と願うだけだ。決して、年齢劣化とは思いたくない。秋、冬、7歳に近付くと何とも言えないが」

 

天使:「なるほどな。年齢かぁ、何とも言えんわなぁ。夏競馬も終盤やなぁ。ほな、このへんで。ではでは」