天使:「小倉で行われる中京記念。距離も芝1600mから1800mに変わって、小回り小倉で普通は先行有利やけど・・・・・・、目に付く先行馬の多さに差し馬展開と読んだ。逃げ・先行馬の総外しと、やや重のマイラーズカップで3着があるだけのニホンピロキーフの外し。前日の段階では1,3番人気やったニホンピロキーフ3番人気、先行馬セオ4番人気外しと、ちょっと大胆な予想やったけど・・・・・・きっちり差し馬で1~4着。1着アルナシーム5番人気、2着エピファニー2番人気、3着エルトンバローズ1番人気、4着ロングラン6番人気。さすがにアナ馬の差し馬ボーデン8番人気6着、タガノパッション10番人気8着と、出番はなかったけど。前行くと外した6頭は、きっちり10着~14着。ここまで結果が明らかに別れたんも珍しいな。馬単3,960円、3連複3,570円、3連単22,670円オールゲット。ま、1,2番人気が絡んでるから高配当とは言えんけどな。年間トータルは、馬単-64,250円、3連複-24,610円、3連単+82,520円」

 

悪魔:「上位は人気が接近してたからね。最初はハンデが重たいエルトンバローズ59㌔、エピファニー58㌔は嫌われる傾向にあったね。ま、レース直前には実力通りの人気に納まったけど。同じ小倉、同じ芝1800mの小倉大賞典で逃げて3着に粘ったセルバーグが逃げる思たけど、1枠1番のテーオーシリウスがハナを譲れへんかったね。鞍上が若手の西塚洸二くん。『とにかく逃げろ』って言われてたんやろね。わずかに先頭やけど、セルバーグと2頭で5馬身ほど離して逃げた。3ハロン34秒3は速い。1,2コーナー回って縦長の展開。どんどん行くテーオーシリウス、1馬身離されずに追いかけるセルバーグ。3番手を行くワールドリバイバルに7,8馬身差をつけた2頭。ソレイユヴィータ、セオが追いかけるけど、ここも速かったんやろうね。差し馬の中で一番前やったんがエルトンバローズ。59㌔のハンデを意識してか?前につけた。先行馬では一番抑えてたアナゴサンが付け、内から上がって行くのがアルナシーム。エピファニー、タガノパッションが中団後ろから行き、ボーデン、カテドラル。最後方から行くのが8枠2頭で、ニホンピロキーフとロングランやね。ロングランは『切れ味』勝負やからわかるけど、ニホンピロキーフは思たより後ろ。外の8枠のせいかな?好時計勝ちの無い馬やし、思た通りスピードに問題アリかな?」

 

 僕:「テーオーシリウスは4コーナー手前から下がり始めるし、一旦、先頭に立ったセルバーグも4コーナーでセオに交わされるし、勢いよく2番手に上がって来たのはエルトンバローズ。もう、これは完全に差しペースに見えた。直線は、いち早く先頭に躍り出たエルトンバローズ。ただ、エルトンバローズの先頭もちょっと早かったかもしれない。すぐ外から差して来たのがアルナシーム。57㌔と59㌔のハンデ差もあったか、アルナシームが交わして先頭、懸命に追うエルトンバローズの内から伸びて来たのはエピファニー。結果は1着アルナシーム、クビ差、2着エピファニー、半馬身差、エルトンバローズ。そして、大外から2頭競り合って差して来たのが8枠2頭。13番ニホンピロキーフとロングランだ。時すでに遅し。4分の3馬身差、届かず4着だったのがロングラン。半馬身遅れて5着がニホンピロキーフだった。やはり、小回り小倉。ハイペースではあっても、差し馬の競馬、追い込み馬には差し込めなかった・・・・・・ということか。ハンデ58㌔、59㌔、克服して実力を見せたエピファニー、エルトンバローズではあったが、『勝利の極み』ではハンデが響いた、か。アルナシーム57㌔。5走前・小倉大賞典、1番人気・0.3秒差4着、勝てる実力を評価されながらも果たせなかった。5走遅れの目的達成、諦めることない『気力の賜』か」

 

天使:「なるほどな。アルナシーム、いつでも勝てる力は秘めてたんや。ほな、今回はこのへんで。ではでは」