天使:「土曜日の夜からの雨。絶対、重馬場の予想がズバリやったな。えらい信頼されてたドウデュース、ジャスティンパレスの1,2番人気やったけど、優れた『切れ味』は馬場に殺されると見て『外し』が大正解。ま、G1で1,2番人気外しは無謀とも思えるんやけど、今回は『重馬場』という確定要素があったからな。現実に重馬場実績がある、G1で上位実績のある馬、6頭選ぶんは比較的に簡単やった。1着ブローザホーン(烏丸S・不良馬場・2着に5馬身差1着、天皇賞春2着馬)、2着ソールオリエンス(皐月賞・重馬場・後方2番手から1着、皐月賞馬・ダービー2着馬)、3着ベラジオオペラ(スプリングS・重馬場1着、大阪杯制覇)。馬単9,380円、3連複16,020円、3連単91,680円、買い目予想オールゲット。年間トータルは、馬単-58,420円、3連複-27,840円、3連単+30,280円」

 

悪魔:「3連単は、やっぱ大きいね。3連単の予想収支がずっとマイナスやったけど、一発でプラスになった。今回は、ホンマ、重馬場のお陰やね。2番枠ジャスティンパレス、4番枠ドウデュース、人気2頭には内枠も痛かったんちゃう?ずーと内を通ってた。内の馬場は悪くて、直線なんかは普段見いひんような大外を上位の馬は上がって来てたもん。3番枠のベラジオオペラでも、3番手から4コーナーでは外を通って先行2頭に並んで来てた。実力的にはそう差の無いメンバーで、道悪の対応力の差が出た・・・・・・いうレースやったみたいね。ちなみに選んだ6頭の他の3頭は、4着プラダリア(京都大賞典・重馬場1着、宝塚記念・大阪杯0.4秒差6着もG2・3勝)、5着ローシャムパーク(函館記念・洋芝やや重馬場1着、大阪杯2着馬)、7着ディープボンド(京都大賞典・重馬場3着、天皇賞春2,2,2,3着・有馬記念2着)。そやから、今回予想で選んだ6頭は1,2,3,4,5,7着。ホンマ、凄いんちゃう?かりに、1,2番人気を外せへんかったら・・・・・・この中から2頭外してることになるからね。ソールオリエンスあたりは外してた、かもね」

 

 僕:「ま、ドウデュース、ジャスティンパレスを外すか、どうか?は、ギリギリの判断だったけどね。重馬場なのに圧倒的人気ということで、思い切って切れた。逃げ馬不在のレースで、逃げたのは『切れ味』自慢の牝馬ルージュエヴァイユというのは驚き。1000m通過61秒0は重馬場ならそんなに遅くはないか。2番手に道悪得意のカラテが上がって行ったが、8歳、最近の走りっぷりからはとても・・・・・・と思っていたが、その通り。3番手から2番手というプラダリア、その後ろのベラジオオペラ、この辺りが先行馬では好位置か。その後ろにいたディープボンドはもっと前に行きたかったはず。ジャスティンパレスは中団内、ドウデュースはブローザホーンと並んで後方2頭目。動きの少なかったレースが動いたのは向こう正面からだ。ブローザホーンのすぐ前にいたローシャムパークが外から捲りに出て3コーナーでは3番手あたりへ。ブローザホーンもこれを見て上がり、4コーナーでは中団の位置まで。ドウデュースは外に出せず内から進路を探した。直線に入ると、いち早く先頭を争うプラダリア、ベラジオオペラを、大外から一気に交わすのはメンバーで最も道悪巧者のブローザホーン。先頭に立ってなお、鋭く伸びる。直線、外の馬場は伸びがいいのか、上がり3ハロン34秒0のタイムで1着ゴール。2馬身後ろの2着争い。プラダリアに追いつこうとするベラジオオペラ、2頭を大外から上がり最速同タイムの34秒0で差し切ったのはソールオリエンスだった。クビ、クビ差の大接戦で3着はベラジオオペラ、4着プラダリア。3馬身離れてクビ、クビ、ハナ差の5着ローシャムパーク、6着ドウデュース、7着ディープボンド、8着ルージュエヴァイユ。中団から直線まったく伸びなかったのはジャスティンパレスだった。重馬場だが勝ちタイムは芝2200mで2分12秒0、上がり最速34秒0はかなりの速さ。各馬が直線、大外持ちだし・・・・・・馬場の外、内よりも伸びは相当良かったようだ。上半期のG1最終戦が終わり、興味は秋のG1シリーズへ。まだまだ成長が見られそうな5歳ブローザホーン・プラダリア・ローシャムパーク、4歳ベラジオオペラ・ソールオリエンス。興味深いのは『世代のレベルを下げた』とされるソールオリエンスか。新馬・重賞を勝ち、皐月賞1着、ダービー2着。その強さを『世代の中での強さ』と思われたくないはず。重馬場での宝塚記念2着でなく、秋には実力でG1人気馬に」

 

天使:「ま、秋は秋で興味広がるけど、『夏競馬』も始まるからな。暑いけど熱い競馬を・・・・・・ちゅうことや。ほな、このへんで。ではでは」