天使:「高速馬場、普通にスピードのある先行・好位馬は止まらへん。そやけど、土曜日の芝2000mは『外差し』で後方一気の馬が1着。2着は中団、3着は好位差し。悩ましいよな。考えて、高速馬場にあった先行・好位3頭、『外差し』3頭を選ぶ折衷案。結果は勝ちタイムが1分57秒2の高速タイム。1着は1000m通過58秒3のハイペースで逃げ切ったアリスヴェリテ。2着はスタート後方も早め捲り進出のエーデルブルーメ。3着は中団やや後方から差したホールネス。スピードある先行・好位馬にアリスヴェリテ、エーデルブルーメは入れてたんやけどな。3連勝のホールネスはタイム的に懸念があったんやなぁ・・・・・・。馬単3,730円のゲットのみ。年間トータルは、馬単-64,800円、3連複-41,860円、3連単-59,000円」

 

悪魔:「アリスヴェリテは前走と同じようにハイペースでハナを切ったね。内から1枠1番のベリーヴィーナスが出て行ったけど、外、7枠13番のアリスヴェリテがどんどん迫って、1コーナー手前で交わして行った。まったく躊躇なしやったし、交わしてからもどんどん開く一方。3ハロン34秒8で、1000m通過が58秒3。3番手の集団を4,5馬身離してるベリーヴィーナスに、さらに7馬身ほどの差を付けて逃げていた。人気馬では3番手に付けていたミッキーゴージャス、外々を通って位置取りを上げて来たエーデルブルーメが、4コーナーでほぼ並び、その後ろの列にタガノパッションがやって来ていた。絶対的に好位付けやろうと思てたコスタボニータはスタートで出遅れ、ずっと後方のまま。きょうはスタートがすべてやったみたいね。伸びることもなく10着のコスタボニータ。タガノパッションも伸びず15着やったね」

 

 僕:「高速馬場で、逃げたアリスヴェリテは逃げっ切ったけど、2番手のベリーヴィーナスは14着、3番手のミッキーゴージャスは13着、高速馬場を生かせたのはアリスヴェリテのみ。4コーナーで7馬身ほど付けた差のお陰か?エーデルブルーメの追い上げを、2馬身差をつけて鎬切った。最軽量ハンデ50㌔の恩恵もあるが、鞍上・永島まなみの思いっきりの良さもある。好騎乗だったよね。これで、馬・騎手ともに重賞初制覇。縁起のいいレースになったよね。重賞初挑戦で1番人気に支持されたエーデルブルーメ。今年、調教師になった福永佑一と、騎手として切磋琢磨した川田将雅のコラボの勝算が高く支持された、か。外枠15番、スタートは行けず後方も、早めに捲り気味に上がり直線は伸びたが、アリスヴェリテの粘り脚の方が強烈だった。これで重賞でも十分通用する実力は証明した。レース展開により位置取りに幅があるのも魅力か。3着には中団後方から差したホールネス。デビュー遅く3歳4月から2,1,1,1着で挑戦。素質の高さは魅力だが、勝ちタイム的に高速馬場に対応できるか?不安アリアリで外したが。関係なかった。力でもぎ取ったエーデルブルーメにクビ差の3着。惜しかったのは、最後方から上がり最速33秒8で、ホールネスにクビ差の4着だったファユェン。前走も新潟大賞典で33秒6の上がりで最後方から0.6秒差の6着だったけど、やはり後ろから行きすぎは嫌ってしまう。完全な『外差し』馬場だったら届いていたかも。1着50㌔、2着54㌔、3着52㌔、今年も軽ハンデ馬が活躍する重賞であったのは間違いないが、4番人気・1番人気・6番人気、重賞に実績ない馬でも人気する重賞になって来ている不思議さもある。とにかく、何かしら趣のあるレース・・・・・・それが、マーメイドSということか」

 

天使:「なるほどな。レース一つひとつに特徴あるし、面白みもある。さて、今週は春競馬最後のG1、宝塚記念や。もう、どっちかいうと夏やけどな。京都の宝塚記念、特別な何か?が起こるかもな。ほな、このへんで。ではでは」