天使:「いやぁ~、東京競馬場は土曜日からしてもうちょっと外差しがきく馬場かと思とったけど、高速馬場の前が残る馬場やったな。スタートした最初はシルトホルンが速かった。続いてニシノスーベニア、アルナシームが行って、その後ろの集団の2列目あたりにレーベンスティールが行ってた。大外から一気に上がって先頭に出たのがセルバーグ。シルトホルン、アルナシームと続いて、4番手からは一団。ここでペースが上がったと思ってんけど、直線、伸びて来たんは好位にいたレーベンスティール、ニシノスーベニア。折り合いに懸念のあった1番人気レーベンスティールは、好位できっちり折り合って、さすがと思える『切れ味』を発揮したな。2着ニシノスーベニアに2馬身差の完勝。1分44秒7の好タイム勝ち。8枠が結構馬券に絡んでるこのレース、2着に突っ込んで来たのは好位から伸びたニシノスーベニア。セルバーグを行かせ2番手に控えたシルトホルンはニシノスーベニアに2馬身離されながらも、ギリギリ3着に残った。途中から3番手を行ったアルナシームが5着、逃げたセルバーグが7着。まぁ、外差しよりも高速馬場特有の、前が潰れへんレースになったということやな。年間トータルは、馬単-65,530円、3連複-39,860円、3連単-56,600円」

 

悪魔:「中団から差したサイルーン、グランディアは5着アルナシームを挟んで、3着シルトホルンからアタマ、アタマ、ハナ差の4着、6着。いやぁー、惜しいけど力は十分重賞でも通用するんとちゃう」

 

 僕:「ともにセン馬5歳と、妙なところで一致したけど、ともに『良血』というところも同じ。これから重賞で活躍する期待値も高いね。勝ったレーベンスティールは、セントライト記念で皐月賞馬ソールオリエンスを破った馬。香港ヴァーズ8着、新潟大賞典11着で不安視されてたけど、見事に雪辱を果たしたね。とくに前向きさの強いとこから折り合いの難しさが指摘されてたけど、大丈夫だったよう。鞍上・C.ルメールも『完璧なレースで完璧な勝利』と思ってるぐらいの完勝だった。2着ニシノスーベニアはダービー卿チャレンジトロフィーが0.4秒差4着も、いままでが芝1400m・1600mが中心。芝1800mは初めてだったし、直線、脚が止まるかと今回は外したんだけど、芝1800mも十分対応したね。3着シルトホルンともども、高速馬場が味方した。ま、斤量59㌔で、レーベンスティールの強さが一層、目立ったレースだったね」

 

天使:「なるほどな。秋のG1挑戦・・・・・・するやろうけど、楽しみな1頭やな。ほな、今回はこのへんで。ではでは」