天使:「鳴尾記念は1番人気に支持されてたロードデルレイがレース直前に発走除外。結果は本線で納まって、1着ヨーホーレイク1番人気、2着ボッケリーニ2番人気、3着エアサージュ5番人気。馬単690円、3連複1,030円ゲットやけどトリガミで、3連単は軸2頭の内ロードデルレイが発走除外で全返還。まぁ、なんとも言えへん結果になったわな。予想の本線が当たるいうことは、精度としては高いことなんやけどな。元々、荒れる要素の少ないレースや思てたけど、点数を絞り切るにはちょっと難しかった。安田記念も同じ。実績の高い香港馬vs日本代表馬・・・・・・いう感じやった。G1・7勝の香港馬ロマンチックウォリアーが勝って、2,3着がいまの日本のマイル界を担うナミュールとソウルラッシュ。こっちも本線決着やったけど、やや重馬場でナミュールがやや嫌われたんと、G1やから他の馬にも興味が行ったんか行ったんか?そこそこの配当になった。馬単4,220円、3連複3,280円、3連単17,740円とオールゲット。年間トータルは、馬単-62,530円、3連複-37,860円、3連単-54,200円」

 

悪魔:「鳴尾記念は14頭立て、4歳2頭に対して6歳6頭、7歳3頭、8歳3頭と高齢馬が多かった。結局、4歳で6戦5勝の僅差で1番人気やったロードデルレイが発走直前に除外になって、2年2カ月に近い休養があって3着、3着の6歳ヨーホーレイク1番人気、8歳になっても重賞でずーと勝ち負けのボッケリーニ2番人気が一騎打ち。ヨーホーレイクはホープフルS3着、皐月賞5着、ダービー7着で、4歳になって日経新春杯を勝って、これから・・・・・・いう時に屈腱炎。2年2カ月も休んで復帰戦の金鯱賞が、驚異の3着入着。続く新潟大賞典も3着。ホンマ、今回の3走目は勝ちたかったやろうね。ボッケリーニは6歳の1月・AJC杯3着からG1・3走を除いて、G2・G3で2,1,2,2,1,2,2,2,5着。前走の日経賞は0.3秒差5着に敗れたけど、僅差。8歳になったけど、『つねに重賞で勝ち負け』という走りは凄い。ホンマ、本命戦やったけど、お互いに『勝ちたいんやッ!』いう意志が伝わる、見応えあるレースやったんちゃう」

 

 僕:「芝2000m、高速馬場で4コーナー5番手だったヨーホーレイクが上がり3ハロン33秒9、6番手だったボッケリーニが33秒7。高齢馬が必死に速い上がりのレースに挑んで、クビ差の勝ち負け。イヤイヤ、ホント、『脱帽』だよね。いいレースを見せてもらった。ヨーホーレイク、ボッケリーニ、ともに『黒、青袖、黄鋸歯形』の勝負服。金子真人氏の馬なんだよね。『馬を大事に、がんばらせる』、ホント、まだまだがんばってほしい2頭。4歳で発走除外のなる前は1番人気だったロードデルレイは、右後肢ハ行による除外。テレビの開設で返し馬のビデオを見て、『素振りがおかしい』と言っていたが、やはり、異変があったようだ。6戦5勝、負けたのは神戸新聞杯の0.1秒差4着だけ、という夢多き逸材。あわてずに、じっくり立て直してから復帰してほしいものだ」

 

天使:「ほんで、安田記念や。朝からの雨で馬場はやや重。洋芝のシャティン競馬場を主にして来た香港馬には、むしろ高速馬場よりも走りやすいか。ま、こればっかりは走ってみんとわからへんけどな」

 

悪魔:「レースは予想通りドーブネとウインカーネリアンの先行争いで始まったね。結局、ドーブネが逃げたけど、3ハロン34秒5、これは、やや重やけど平均ペースか、な。ウインカーネリアンが2番手、フィアスプライドが付けて、ジオグリフ、ステラヴェローチェが並んで、その後ろにロマンチックウォリアー、ヴォイッジバブル。日本馬の有力どころより前に香港馬が付けた。ガイアフォース、パラレルヴィジョンが後ろ、その後ろに付けたんがソウルラッシュ。ナミュールは相変わらず後方で、外枠17番が響いたんか?セリフォスは後方3頭目やった。やや重だけに、もうちょっと前には行っときたかったんちゃう」

 

 僕:「好位に付けたロマンチックウォリアーは、自然な形でレースを運び、ジリッと前へ。直線に入ると外に並んだステラヴェローチェに外出しを塞がれた感じ。前の先行馬が壁になったが、時を待って外へ。追いかけて外から脚を伸ばして来たのはソウルラッシュ。さらに追いかけて外から並びかける勢いがナミュール。内の馬群を縫うように上がって来たのがガイアフォース。大外から遅れながらも『切れ味』を見せるのはセリフォスだ。でも、強かったのは香港馬ロマンチックウォリアー。先頭に立ったあと、並んで追いかけて来るソウルラッシュ、ナミュールの迫りを振り切り、半馬身差を付けてゴール。2着は後方からソウルラッシュをハナ差、とらえたナミュール。モレイラ騎乗で今回こそG1勝利を狙ったソウルラッシュは3着。1枠2番、内を走り切り波乱を狙ったガイアフォースは1馬身差の4着。外17番後方、『切れ味』削がれるやや重馬場、苦境をはねのけようとがんばったが、セリフォスはさらに半馬身差の5着。『強い、強いと評判の香港馬。何する者ゾ』と、思い思いの限りを尽くした日本代表馬たちだったが、本当に強かった『香港の快速』。そんな感じだね」

 

天使:「なるほどな。データ的には買うしかないけど、ホントに強いんか?疑いもあったけど、それは『身びいき』ゆえやったな。世界のええもん見せてもうたわ。ほな、このへんで。ではでは」