天使:「東京・芝1400mの重賞。スプリントでもない、マイルでもない、微妙な距離。ここ2走、マイルチャンピオンシップ(芝1600m)9着、中山記念(芝1800m)15着と惨敗続きやけど、去年の覇者ということもあって人気なんがレッドモンレーヴ。13戦して12戦が芝1600mか1800mで4.3.0.5。芝1400mは去年の京王杯スプリングカップだけで1着やから・・・・・・ま、適距離、なんかな」

 

悪魔:「大外枠に入ったけど、ウインマーベルも2,3走前は芝1400mの阪神カップ、阪急杯を連勝。去年のこのレースをレッドモンレーヴの半馬身差2着やし、ドンピシャのレースかもね。人気馬の中では芝1200mのスプリント戦で重賞3勝を誇るトウシンマカオ。前走のスプリントG1の高松宮記念は0.8秒差6着も、重馬場に『切れ味』を削がれたかもね。芝1400mは、最近ではスワンSで9着があるけど、これはハナ切りがアカンかったんかも。最近では好位の折り合いに新境地を見せており、安定性は増してるハズ。2歳時には芝1400mの京王杯2歳Sで2着があり、決して対応でけへん距離ではないと思うよ」

 

 僕:「得意距離は芝1200mの方かもしれないけど、好位からの『切れ味』で上回りそうなトウシンマカオ。 暮れの芝1400m戦で、強豪ぞろいの阪神カップを1分19秒3の好タイムで制したウインマーベル。 昨年のこのレースの覇者。上がり3ハロン32秒6の『切れ味』を持つレッドモンレーヴ。最終追い切りもグーンと上昇線を見せて、ここへ備えているようだ。 あと1頭、芝1400mを1勝クラス・2勝クラス・3勝クラス3連勝で上り詰めて来たリュミエールノワルが単勝一桁台の人気だが・・・・・・。前走の勝ちタイムが1分19秒9、去年のレッドモンレーヴの勝ちタイム1分20秒3より速いということで評判だそうだが、3勝クラス、1~4着までがタイム差なしの一戦。ならば、この3勝クラス4頭がここに出てくれば人気ということか?もっと言えば、5~8着までが1分20秒1、9着が1分20秒2。大接戦の高速レースの数字だけを参考にしていては、まともな選択はできない。リュミエールノワル、確かに3連勝の上昇曲線は立派だが、1勝クラス脱出に9戦を要した馬。オープンで一頓挫アリと見る方が妥当か。ここは静観。 アナ馬として考えたいのがダディーズビビッド、ソーヴァリアント。 ダディーズビビッドは昨年のこのレースを3番手から粘り込み0.2秒差3着。3番手から上がり33秒5の脚を使い、高速馬場で粘り込み。6歳となった今年、前走・ダービー卿チャレンジトロフィー(芝1600m)はパラレルヴィジョンの0.6秒差5着。芝1400mは9戦2.2.3.2、得意距離、か。 ソーヴァリアントは重賞2勝、2着1回、3着2回。13着1回、12着3回、二桁惨敗も多い。距離も芝2000m中心にがんばってきた。ここへ来て芝1600m、富士S3着、マイルチャンピオンシップ12着、マイラーズカップ5着。距離短縮で何かをつかもうとしているのか。今回、鞍上に初の騎乗、J.モレイラ。短期免許でやってきている『請負人』。馬が、変わるとしたら今回か。 もう1頭、『変わらないといけない』という馬がいる。今年、調教師として『第二の競馬界人生』を走り始めた福永佑一。調教師・福永佑一が『復活』させようと力を入れるダノンスコーピオン5歳だ。3歳時、NHKマイルカップ1着。G1馬となり、楽しみしかなかった馬が、22年マイルチャンピオンシップ11着から、11,13,12,13,13着。まったく勝ち負けから遠ざかる存在となってしまった。5歳となった今年、安田隆行調教師の引退に伴い配属されたのは福永佑一厩舎。3月の開業からずっと手元に置き、調教にも乗って来た福永佑一調教師。『時間をかけて、いい動きができるようになってきた』、阪神カップから4カ月半以上の休養明け。決して有利な条件とはいえない。それでも、何か感じさせてくれる。調教師・福永佑一の『冷めた情熱』?に期待」

 

 僕:「ほぅ、今回はちょっと違う予想の方向性やな。まぁ、ええか。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、①③④⑨⑬⑮、30点×100円。

3連複ボックス、①③④⑨⑬⑮、20点×100円。

3連単、トウシンマカオ・ウインマーベル2頭軸マルチ①⑮-③④⑨⑬、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」