天使:「ここは格が違うのがセリフォス。全12戦中で新馬戦以外がすべて重賞、そのうちG1が8戦。G1以外4戦は4勝。G1は1.2.0.5で、マイルチャンピオンシップ1着、朝日杯フューチュリティS2着、安田記念2着。確かに、昨年は国内外G1を4戦して5,2,8,7着。ちょっと凄みはなかったけど、まだ5歳、G2なら抜けた存在やろ」

 

悪魔:「日曜日は曇りから雨予報。昼から雨気配なんで、開幕週の馬場も雨次第でやや重か、重。セリフォスはどうなんやろ。良馬場以外では走ってないねんな。それでもやや重程度なら十分対応できそう。得意じゃないけど『苦』にはならへんやろ。人気的には対抗格になってるソウルラッシュは重馬場の春興S1着、やや重のマイラーズカップ1着。重馬場は良さそうやね。他に前走、ダービー卿チャレンジトロフィー2着のエエヤン。オルフェーヴル産駒のソーヴァリアント、ルーラーシップ産駒のトランキリテなんかも主はええんちゃうかな。父ハービンジャーで母父にスペシャルウィークのリューベック、半弟で父がルーラーシップに替わったフリームファクシも」

 

 僕:「12戦中11戦が芝1600mとマイルに特化したセリフォスは、いろいろと万全でない点は見られるが、やはり外せない存在。ソウルラッシュも昨秋のマイルチャンピオンシップ2着、香港マイル4着と『マイルのトップクラス』の実績を積み、堂々とセリフォスの対抗馬となる存在。この2頭の中心は仕方ないだろうね。 雨で馬場が悪くなり、前走のように大きく引き離した前で粘り込みを図るのがエエヤン。3歳時、やや重のニュージーランドトロフィーで見せた道悪に対する強みを生かして復活。今回、17番枠と大外に入ったが、途中からでも先頭に出て馬群を引っ張るか。ただ、1番枠にトゥードジボン、13番枠にセッションと、行けるならハナ切りたい馬がおり、すぐ好位にいるはずのセリフォス、後ろにいるソウルラッシュと差し馬の質が違いすぎる。エエヤンの外すぎる17番も問題。ここはエエヤンがムリにハナ切りのために重馬場でもペースは速いと見た。エエヤン、セッション、トゥードジボン、先行3頭とも消したい。 重馬場得意な差し馬から、ソーヴァリアントとトランキリテ。 ソーヴァリアントは重賞2勝、2着1回、3着2回も、ここ2走はマイルチャンピオンシップ12着、中山記念12着。走って見ないとわからないレースに波のある馬。父オルフェーヴル、洋芝の札幌・やや重の札幌記念を3着したように時計のかかる馬場は苦にしない。実力を素直に出せば・・・・・・。 トランキリテは前走、リステッド競走・洛陽Sを後方から差して2着。前々走は重馬場の石清水S(3勝クラス)を6番手から差し切って勝利。いまの勢いなら馬場状態に乗じて・・・・・・。

 アナ馬なら重馬場走る半兄弟、母ライツェントのリューベック5歳、フリームファクシ4歳。祖母ソニングから派生する一族にはロジユニヴァース(ダービー馬)、ソングライン(G1・3勝)などがいる。 父ハービンジャーのリューベックの全姉にはG1・2勝のディアドラ。リューベックはニュージーランドトロフィー3着。重馬場は壇ノ浦S2着(3勝クラス)。 フリームファクシは父ルーラーシップで重馬場は皐月賞9着のみの実績だが、母父スペシャルウィーク、父ルーラーシップからも十分こなすだろう。新馬戦2着、2戦目未勝利勝ちから3連勝できさらぎ賞を勝っており、素質の良さは明らか。 リューベック、フリームファクシ、ともに現況は低迷気味だが、高き素質は持つ馬。復活は、いまか」

 

天使:「そうかぁ。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、③④⑧⑫⑭⑮、30点×100円。

3連複、セリフォス1頭軸③-④⑧⑫⑭⑮、10点×200円。

3連単、セリフォス・ソウルラッシュ2頭軸マルチ③⑭-④⑧⑫⑮、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」