天使:「ニュージーランドトロフィーは中心にしたエコロブルームの1着だけが正解。思い切って1番人気のボンドガールを外したら2着。逆に推した2番人気のキャプテンシーは、どんじり16着敗退。3頭選んだアナ馬は全滅。もう、最悪の結果やったな。桜花賞は本命サイドの決着で、そう有頂天にはなられへんけど1着ステレンボッシュ、2着アスコリピチェーノは当然として、3番人気のクイーンズウォークを外してでも候補に入れた7番人気のライトバックが3着。馬単1,240円、3連複3,260円、3連単11,470円ゲットや。ま、馬単はトリガミやったけどな。年間トータルは、馬単-50,890円、3連複-34,420円、3連単-37,940円」

 

悪魔:「ニュージーランドトロフィーはやや重馬場。最初の3ハロン36秒0で行って、上がり3ハロンが35秒5やから、先行馬ペース。逃げたユキノロイヤルが4分の3馬身・アタマ差の3着。勝ったエコロブルーム、2着のボンドガールが4コーナー4番手で並ぶ位置からやから、まぁ、後ろにいた馬は勝負にならへんかったね。上位が馬番で7,3,4,1,2,8番。外の馬も出番なかった」

 

 僕:「NHKマイルカップとはコース(中山→東京)も馬場状態も同じでないし、ちょっと参考にならないだろうが、勝ったエコロブルームは、ホント、スタートすぐに好位につけられレース運びの上手い馬なんだな!というとこに感心する。未勝利戦の東京では33秒2の上がりで勝っており、良馬場の『切れ味』勝負になっても大丈夫か。2着ボンドガールは久々と折り合いに難点のある気性を懸念して外したんだけど、やや重で気を使って走る面があったのが、かえって良かったのかも。潜在能力は相当なものがありそうだ。不安は気性難だけ。ユキノロイヤルは馬場状態も味方したか?競らずに逃げられたのが一番。ゴール前まで脚色は衰えなかった。人気どころでは2番人気16着のキャプテンシー、4番人気11着のルージュスエルテが不可解。キャプテンシーはスタート5番手からすぐに2番手に上がり、好位置から直線、全く伸びず。鞍上・M.デムーロは『ダメでしたね。馬場かな・・・』と言葉少なに。ルージュスエルテも『馬場ですね。勝ち馬たちのうしろにいたが、3,4コーナーでは付いて行けず』と鞍上・横山和生。2頭とも、次走でスンナリ復活は疑問かも」

 

天使:「桜花賞や。混戦ムードもあったけど、ちょっと上位人気と下位人気には実力差があったような・・・・・・。ここは本線重視か。2歳戦からぶっつけで桜花賞も、最近では普通のローテーションになってるしな。2歳牝馬G1の阪神ジュベナイルフィリーズ1,2着のアスコリピチェーノ、ステレンボッシュは強い、か」

 

悪魔:「その阪神ジュベナイルフィリーズを使われへんかったけど、出走していたなら・・・・・・と期待されたんがアルテミスSを勝ったチェルヴィニア。阪神ジュベナイルフィリーズを使われへんかった分、休養は長いけど実力は互角ちゃうか?て言われてたね。クイーンカップを勝ったクイーンズウォークも、厩舎は『オークス向き』や言うてるけどスケール大きい馬で、桜花賞でも十分やれるて言われてた」

 

 僕:「京王杯2歳Sを勝って、阪神ジュベナイルフィリーズ3着、トライアルのフィリーズレビュー2着と、桜花賞への通過点では文句無しの実績を残して来たコラソンビート。トライアルでは桜花賞に一番結びついている同距離・同コースのチューリップ賞を勝ったスウィープフィート。大体、基本を有力馬6頭選びとしているここの予想。この外しがたい6頭で予想は終わってしまうんだよね。でも、もう1頭、推したい馬が6枠11番・ライトバック7番人気。直線は馬場の内が伸びない、いまの阪神競馬場。伸びるのは馬場の真ん中から外。エルフィンSでは2着スウィープフィートに、33秒9の上がりで差し切り勝ちのライトバック。ホント、ライトバックを入れるために何かを切らねば。もう、『直線は内が伸びない』ここを信じ切るしかなかった。1枠2番、3番人気のクイーンズウォークを思い切って切ることにした。マイル、18頭立て多頭数の内枠。スタートして思いっきり下げない限り、馬場の外、真ん中ぐらいにも出せないと判断した。レースはショウナンマヌエラが先頭、2番手にエトヴプレ。キャットファイト、コラソンビート、セキトバイーストが続く展開。内からクイーンズウォークも最初は4頭横並び、前行く馬を行かせ好位に、馬の行くに任せ下がり中団のイン。その後ろ、外側にいるのがアスコリピチェーノで、その後ろにステレンボッシュ。大外チェルヴィニアはダッシュ利かせてコラソンビートらの一列後ろ好位。馬群後方2頭目にいるのがライトバック、最後方がスウィープフィートだ。3ハロン34秒5、平均ペース。直線、早くに先頭に立ったのは2番手追走のエトヴプレ。人気馬でより前を追走していたチェルヴィニア。長い休養、ぶっつけがダメだったか早くも後退。外から上がって来たのは、4コーナーでアスコリピチェーノの内から進路を削り取るように伸びたステレンボッシュ。阪神ジュベナイルフィリーズで直線、先を越されたアスコリピチェーノを最後まで抜けなかったステレンボッシュ。今度は弾き飛ばしてでも前に出た。懸命にステレンボッシュを追うアスコリピチェーノ。最内からはクイーンズウォークが馬群を抜け出して来た。ゴール前、あと100m。抜け出したステレンボッシュ、叩きあうアスコリピチェーノ。まだ粘るエトヴプレ。最内、クイーンズウォークの脚が止まった。やはり、伸びない、力のいる内の馬場を走って来た疲れが出た、か。大外から凄まじい圧力で馬群を追い抜いて来るのはライトバック、そして、スウィープフィートだ。直線、伸びるのは真ん中か、その外。見事なまでのステレンボッシュの勝利。半馬身差、2着にはアスコリピチェーノ。クビ差、3着はライトバック。半馬身差、4着スウィープフィート。5着に先行粘ったエトヴプレ、6着は差したワイドラトゥール、7着・先行セキトバイースト、8着に内で馬場に挑んだクイーンズウォーク。1着・6枠12番ステレンボッシュ・上がり33秒4、2着・5枠9番アスコリピチェーノ・33秒5、3着・6枠11番ライトバック・32秒8。桜花賞、真ん中から外を伸びる『切れ味』を持った馬と、それを生かせる枠の馬に注目。まさに、その通りの結果だった」

 

天使:「ほんまやなぁ。4着のスウィープフィートも4枠7番で上がり33秒0。ホンマにちょっと条件に足らんだけの4着。クイーンズウォークも2番枠やなかったら、勝ち負けに参戦してたかもな。まぁ、興味深い戦いやった。今週は、皐月賞や。がんばって、獲りに行きたいもんや。ほな、これぐらいで。ではでは」

 

天使:「ほんまやな。