天使:「逃げるんはシカゴスティングか、セキトバイースト。エドヴプレも前走は逃げ切り勝ちやけど、外枠15番やと成り行き任せの好位か。内からキャットファイト、外からショウナンマヌエラあたりも行きそう。人気のチェルヴィニアもスタートダッシュはあるが、さすがに大外からは積極的には行かへんやろうな。あと人気どころではコラソンビートが好位。アスコリピチェーノ、ステレンボッシュは中団あたりから行きそうやな。クイーンズウォーク、スウィープフィートはその後ろあたりか。クイーンズウォークは上手いことせな、内の悪い馬場に閉じ込められそうやな。」

 

悪魔:「土曜日は、直線、真ん中あたりの馬場が伸びてたみたい。同じマイル戦の阪神牝馬Sは、好スタートから内の4番手を進んだマスクトディーヴァが直線、ちょっとずつ外に出して、最後は馬場の真ん中あたりを突っ切って完勝。2着は後方外から差したウンブライル。3着は馬場の真ん中を内のシングザットソングと競ったモリアーナがハナ差、差し切り3着を確保。道中は内でも直線は真ん中から外に出さんと、伸びひんみたいやね。阪神牝馬Sは11頭立て。桜花賞は18頭立てと多頭数やから、内から外にと簡単には出されへんかもしれんから、内枠の馬はよっぽど考えんと、ちょっと手を出しづらいんとちゃう?それと、最初の3ハロン35秒4で上がり33秒5と数字だけやったら先行馬ペースやのに、結果は好位差し・後方差し・後方差し。差し馬が来てることも注目。それも上がり、33秒0、32秒9、32秒9、究極の『切れ味』勝負」

 

 僕:「確かにそれはいえるかもしれないね。桜花賞の頃は、雨が降って上がり良馬場になって、さらに雨が降って上がって・・・・・・これを繰り返しているうちに真ん中伸びの馬場に、外伸びの馬場に、と変わっていく。いまは、その過渡期。中から外寄りの枠番の『切れ味』鋭い馬に注目かな。 6枠12番ステレンボッシュ。新馬戦から1,2,1,2着。阪神ジュベナイルフィリーズは中だんやや後方から33秒5、上がり最速でアスコリピチェーノのクビ差2着。良馬場のマイル・赤松賞でも上がり最速33秒6で1着。ぶっつけ桜花賞出走は、いまでは有力馬のローテーションとして確立した観もある。 5枠9番アスコリピチェーノ。新馬戦・新潟2歳S・阪神ジュベナイルフィリーズと3連勝。阪神ジュベナイルフィリーズでは中団から33秒7の上がりで2着ステレンボッシュにクビ差の勝利。1,2戦はともに上がり33秒3をマーク。 大外8枠18番だが、前記2頭に匹敵するかのような『切れ味』を持つのがチェルヴィニアだ。それも逃げ・先行で。新馬戦2着(逃げ・上がり33秒4)、未勝利戦1着(2番手・33秒0)、アルテミスS1着(3番手・33秒3)。さすがに大外から先行策に出たらオーバーペースの可能性があるが、先行して上がり最速で上がれる馬。基本は差し脚が身に付いていると考えて良いのでは。好位差しで早め先頭、押し切り勝ちも。 4枠7番スウィープフィート。祖母がG1・3勝、2着3回、3着1回の名牝スイープトウショウ。阪神ジュベナイルフィリーズは後方3頭目から追い込んで0.9秒差7着と、『切れ味』も一つの存在だったが、トライアル・チューリップ賞では、後方3頭目から差し切り勝ち。良馬場、『魔の桜花賞』ペースになれば。 『切れ味』という点ではどうしても劣るイメージはあるが、実績から外せないのが4枠8番コラソンビート。新馬戦から3,1,1,1,3,2着。京王杯2歳S1着、阪神ジュベナイルフィリーズ3着、フィリーズレビュー2着。京王杯2歳Sでは33秒2の上がりを見せており、G1・3着、トライアル2着と一線級で活躍し続ける馬を評価しないワケにはいかない、か。 アナ馬としては、6枠11番ライトバック。新馬戦1着、アルテミスS0.6秒差4着、リステッド競走・エルフィンS1着。重賞ではまだまだここで大威張りするほどの実績はないが、新馬戦から上がりは32秒8、33秒7、33秒9。エルフィンSでは、チューリップ賞を勝ったスウィープフィートにクビ差勝ち。混戦になれば抜け出す、か」

 

天使:「そうかぁ。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、⑦⑧⑨⑪⑫⑱、30点×100円。

3連複ボックス、⑦⑧⑨⑪⑫⑱、20点×100円。

3連単、フォーメーション⑨⑫⑱-⑨⑫⑱-⑦⑧⑨⑪⑫⑱、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」